住宅ローンはボーナス併用ですか?

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2011年10月23日08:00:00

こんにちは、若松です。


住宅ローンを選ぶ時、

「固定金利にするか変動金利にするか」

ということで悩む人は多いですね。


最近の実態を見ると、変動金利を選ぶ人は全体の約半分です。

住宅金融支援機構のホームページに統計が記載されています。

( http://www.jhf.go.jp/about/research/loan_user.html )

利用者の動向を知りたい時には、こちらをどうぞ。


さて、「固定か変動か」ということの他に悩むのが、

「ボーナス払いをするか、しないか」

ということです。


これについては、

「ボーナスを当てにすると危険だから、繰り上げ返済に当てた方がいい」

「子どもが小さいなら、教育費がかからないうちに

 ボーナス払いを併用して、返済期間を短縮したほうがいい」

と、専門家の間でも意見が分かれています。

あなたはどう考えますか?


もし、ボーナス払いをする目的が

「借入金額を増やすために」

ということなら、それは危険な考え方です。

なぜなら、ボーナスが支給されなくなった時に対応できなくなるからです。

「万が一の時は、全部を月払いにしても払える」

という金額をまず考えて、月々の負担を少し軽くするという視点で

ボーナス払いを利用したほうが賢明だと思いませんか?


また、実際に住宅ローンの支払いがスタートすると、

「老後の資金や教育費を貯蓄できない」

というケースもあります。

収入に対しての返済負担率が高い人は、毎月貯蓄する余裕が無いかもしれません。

それに、広い家に住むことで光熱費が増えたり、

新しい趣味を見つけたりと、暮し方が変わる事で、

支出も変わってくるんですね。


ならば、

「ボーナスは、あえて住宅ローン以外の資金として貯める」

という方法はいかがでしょう。


これから先、住宅ローンの他にも、「老後の資金」「教育費」

「車の買い替え」など、まとまったお金が必要になるシーンがあります。

子どもの結婚資金を援助することになるかもしれません。

それに、新築して10~15年後には、

壁や屋根のメンテナンスには、100万円前後の費用が必要になるかもしれません。

毎月の支払いをしながら、項目別の貯蓄ができる家庭なら大丈夫でしょうが、

もし心細いなら、ボーナスをそちらの資金に当てた方が、

いざという時慌てませんよね。


あなたが住宅ローンの返済方法を決める時には、

住宅ローン以外の資金の必要額や貯蓄の方法を、

事前に家族と話し合っておくといいですね。


では、また。

 

 

 

 

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