ハウスメーカーに向いている人とは?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2010年3月7日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

“家”も“場所”と同じように、ライフスタイルの変化によって

不満も変化していきますね。

マンションを購入しようか、戸建てを購入しようか、

それともまだまだ借家住まいなのか。

建てるとしたら、どんな間取りが良いのか、   

色々と悩むでしょう。

住居費が高い日本では、家族の変化や子どもの成長に合わせ

賃貸住宅を何度も住み替えているという人もいますよね。

今現在感じている住まいへの不満や希望にばかりに目を

向けていては、これから長い間家族が本当に楽しく過ごせる

住まいを手に入れることは難しいです。

家族のライフスタイルの変化を考え、今住み替えが必要なのかどうか、

ということからもう一度家族で話し合うことが大切ですね。

でしたね。

 

今日から、家づくりの最大のポイントとも言える

『業者選び』についてです。

 

テレビCMなどでよく見かける大手ハウスメーカー。

派手な宣伝はしていないけど、代々続いている地元の工務店。

何が違うんでしょう?

どちらが良い、悪い、と一概には言えませんね。

それぞれにリットとデメリットがあり、

あなたにとってはメリットでも他の人に

とってはデメリットであることもあります。

つまり自分に合った業者を選ぶことが大切なんです。

 

◆あなたは、ハウスメーカー向き?

それでは、ハウスメーカーに向いている人って、

どんな人なんでしょう。

ハウスメーカーの最大の特徴は“わかりやすいこと”と

言えるでしょう。

宣伝広告のプロが作ったコマーシャルや綺麗なカタログ。

各地にある大きな住宅展示場。

実際に目で見ることができるので、これから建てる家を

イメージしやすいでしょうね。

 

しかし、

各ハウスメーカーの規格の中での家づくりになります。

品質の安定やコストダウンのため、工場で部材を

大量生産していますから、もし、規格外の寸法や使用に

変更したいと言ってもほとんど聞いてもらえません。

だから、一目見ればどこのメーカーの住宅か

わかるものが多いですね。

それをブランドだと思うのか、個性が無いと思うのかは

あなた次第です。

 

費用については以前もお話しましたが、宣伝広告費や住宅

展示場などの経費・人件費が必ず上乗せされているので、

一般的に価格が高いです。

以上の事をまとめると、

 ・忙しくて家づくりにあまり時間をかけることができない。

 ・素材や工法などにこだわり、一つ一つじっくり話し合って
  決める、というような面倒なことは嫌い。

 ・資金に余裕がある。

 ・企業規模が大きく社会的な信用度が高いというところに
  魅力を感じる。

というような人はハウスメーカー向きですね。

 

どうですか?

あなたはハウスメーカーに向いてますか?

自分のタイプを客観的に分析するのは案外難しいものです。

住宅展示場へ行くときには、頭の隅っこで構わないので

今日お話した事を思い出しながら見学してください。

冷静に見極めることができるといいですね。

 

次回は、

工務店との家づくりが向いている人とは?

についてです。

では、また。

 

 

 

 

 

追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。

ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。

 


工務店での家づくりとは?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2010年3月14日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

『自分に合った業者を選ぶこと』についてでしたね。

まず、ハウスメーカーに向いている人とはどんな人?

ハウスメーカーの最大の特徴は“わかりやすいこと”。

なぜわかりやすいかというと、1つはカタログや展示場に

お金をかけていて実際の家やインテリアをイメージしやすい

ということ。

もう1つは、品質の安定やコストダウンのために工場で

部材を大量生産しています。

そのため、素材や工法がある程度決められていて

その中から選べばよいからですね。

そこに魅力を感じる人は、ハウスメーカー向きの人。

素材や工法などにこだわり、一つ一つじっくり話し合って

決めたい人は、ハウスメーカーに向いていないと言えます。

でしたね。

 

今日は、工務店での家づくりについてです。

ハウスメーカーの最大の特徴は“わかりやすいこと”でしたが

地域密着型の工務店最大の特徴は“施主のライフスタイルを

第一に考えた、大量生産ではない家づくり”です。

工務店によって、工法や素材などにそれぞれこだわりを持って

いることも多いんです。

またハウスメーカーとは違い、標準設計とかオプションという

考え方がないので、見積もりの価格と最終の価格に大きな差は

ないですね。

 

◆地元の小さい工務店

自分だけの家づくりができるという所には魅力を感じるけれども

会社組織が小さい工務店。

もし倒産したらどうするの?

と思いますよね。その気持ちはよくわかります。

ですが“住宅完成保証制度”というものがあります。

これは住宅の建設中に、業者が倒産するなどして工事が中断

してしまった場合に、(財)住宅保証機構が前払い金の損失や

追加の工事に必要な費用を保証するというもの。

希望すれば、工事を引継ぎ完成させる業者をあっせんして

もらえます。

この制度を利用するためには、住宅工事を発注する際に

住宅保証機構による住宅完成保証制度の保証を受けることが

必要なので、前払い金を支払う前にこの保証書が発行されて

いることを確認してくださいね。

多くの工務店は登録しているようですが、もし、発注予定の

住宅建設業者が未登録業者の場合は、工事契約までに登録を

完了するように請求しましょう。

 

◆会社組織が小さいということは長所でもあります。

最初の窓口から引渡しまで担当者が同じということも多く、

コミュニケーションが取りやすいという点。

それから地域密着型工務店は、その地域で昔から家を建てて

きたわけですね。

地域での評判をとても気にするでしょう。

自分達が造った家をいつまでも守ろうとしてくれると思います。

 

一口に工務店と言っても、さまざまなタイプがあります。

次回は、工務店をタイプ別にわけて、

あなたにあった工務店を考えてみましょう。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

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あなたはどのタイプですか?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2010年3月21日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

工務店での家づくりとは?

ハウスメーカーとの最大の違いは会社組織の大きさですね。

地域密着型の工務店最大の特徴は、“大量生産ではない家づくり”。

ハウスメーカーとは違い、標準設計とかオプションという

考え方はなく、見積もりの価格と最終の価格に大きな差はありません。

しかし、会社組織が小さい工務店、もし倒産したら?

と不安に感じるかもしれません。

でも、もしもの為の“住宅完成保証制度”というものがあります。

会社組織が小さいということは長所でもあります。

コミュニケーションが取りやすく、地域密着型工務店であり、

自分達が造った家をいつまでも守ろうという思いも強く、

建築主とは一生の付き合いで取り組んでいます。

でしたね。

 

今日は、工務店をタイプ別にわけてみましょう。

一見、どれも同じように見える工務店ですが、

その実態はあまり知られていませんし誤解している点も

あるようです。

自分に合った工務店を選んで家づくりをより楽しく、

より良いものにしましょう。

あなたに合った工務店のタイプはどれですか?

 

◆まず『地域密着型工務店』

・長所

最初の打ち合わせ→引渡し・アフターまでの担当者が

変わらないのでコミュニケーションが取りやすい。

構造・工法・仕様などにこだわりを持っている工務店も

多いのですが、そのこだわりが建て主と合えば、建て主の

要望を第一に努力してくれるでしょう。

見積もりの内容もわかりやすく、標準とオプションという

概念が無いので、見積もりがほぼ最終価格。

広告宣伝にお金をかけないので、その分、経費は家づくりに

費やされます。

・短所

会社規模が小さいので不安。

展示場やモデルハウスを持たないので、具体的に家のイメージ

がつかみにくい。

・一見時間も労力もかかりそうな『地域密着型工務店』ですが、

家づくりに参加していきたい方にはお勧めかもしれませんね。

 

◆『不動産業者下請け工務店』

不動産業者の下請けをメインにしている工務店。

不動産業者の仕入れた土地の建売住宅専門の施工か、

土地購入後の建築条件付きという形でうまく利用

されている工務店です。

このタイプの長所を見つけ出すことは難しいでしょう。

不動産業者の利益優先主義から工事原価を落とさなければ

ならないので、人件費を削るなどでして施工費を安く

上げているんです。

欠陥住宅になるケースはこのタイプが多いといえますね。

 

◆『ハウスメーカー型工務店』

地域密着型工務店と一見同じかもしれませんが

“資本金が2000万円以上”という工務店のことです。

最近では「ビルダー」と呼ばれていますね。

事務所の隣にショールームがあるような大きな工務店から、

いくつも展示場を持っている工務店もあります。

 

◆『ハウメーカー下請け工務店』

ハウスメーカーの下請けがメインの工務店です。

・長所

ハウスメーカーの下請けと認定されるのですから、

それなりの技術力はそこそこのものを期待できるでしょう。

 

◆『フランチャイズ加盟の工務店』

ハウスメーカー型工務店と体質は似ているといえますが、

資本形態が違います。

本部にフランチャイズ料を納め、本部が広告宣伝などを行い、

集客したものを各フランチャイズに加盟している工務店に

振り分けるという方法をとっています。

・長所

規格型住宅を全国展開で一括して仕入れているため、

一定の品質が確保され、材料の単価がとても安くなります。

ローコスト住宅などと呼ばれる工務店はこのタイプが多いです。

・短所

同じ工法、仕様設備のものしか作らないので、工務店独自の

技術力やこだわりを見ることはできないでしょう。

プランは一見自由設計に見えますが、基本は規格型。

なので、設備を変更したりすると価格が高くなる場合もあります。

工務店自体の家へのこだわりは無いので“家を買う”という

イメージが強く、家づくりにこだわりたい人には物足りないと思います。

 

◆その他

数は少ないのですが、自然素材に徹底的にこだわる工務店。

それから建て主が家づくりに参加することでコスト削減を目指す、

セルフビルドが行える工務店などもあります。

 

◆次回は、

ハウスメーカーからさまざまなタイプの工務店。

自分に合った業者を見つけたいですね。

しかし、自分にベストマッチのパートナーを探すことは

意外と難しいものです。

自分のタイプを知ることの難しさについてお話します。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

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客観的に分析してみてください。

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2010年3月28日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

一見するとどれも同じように見える工務店。

まずは工務店の特徴を良く知る事から始めましょう。

『地域密着型工務店』

『不動産業者下請け工務店』

『ハウスメーカー型工務店』

『ハウメーカー下請け工務店』

『フランチャイズ加盟の工務店』

これ以外にも色々あります。

自分に合った工務店を選んで家づくりをより楽しく、

より良いものにしましょう。

でしたね。

  

今日は、家づくりの最大のポイントである“業者選び”についてです。

最適なパートナーに出会うために大切な事は、自分が工務店向きなのか、

ハウスメーカー向きなのか、よく分析する事ですね。

 

◆まずは「時間」

家づくりには時間がかかります。

しかし、ハウスメーカーでの家づくりは比較的時間が

かかりません。

営業や設計、インテリアコーディネーターなど、さまざまな

提案をしてくれるでしょう。

ただし、これはそのハウスメーカーの規格の中だけの話です。

自分のライフスタイル、素材や工法などにこだわりのある人

には向きません。

こだわりのある人は、建築主の要望にじっくりと耳を傾け、

それを形にしてくれる地域密着型工務店に向いているでしょう。

 

◆「資金」

金額だけで言えば、ご存知の通りハウスメーカーの方が高いですね。

ハウスメーカーの見積もりには「一式」という内容が多く

詳細は不明瞭です。

オプションも多く、追加の金額が出やすいのが特徴です。

工務店はその反対で、見積書の内容は詳細で明瞭。

原価や経費などを公開している工務店も多いです。

 

◆『こだわり』

「時間」「資金」では、大まかにハウスメーカーか工務店か

という選択しかできない人も多いかもしれませんが、この

「こだわり」によって、自分に合った業者を見つける事が

できると思います。

あなたが「どのような家で、どのような生活を送りたいのか」

という想いをもう一度はっきりと知る事です。

自然素材、耐震性、木造住宅、二世帯住宅、輸入住宅・・・。

もう一度、自分が求めるものを整理しましょう。

そして、あなたの想いにじっくりと耳を傾けてくれる業者

はどこなのかを考えましょう。

ハウスメーカーは大勢の建築主に受け入れられるような情報

発信を行います。

工務店は数ある他社との個別化をはかるため、自社だけの個性

を打ち出しているので、関心を持ってくれるのは数人でもいい

というような情報発信をするそうです。

ですから、インターネットでホームページやブログを見たり、

住宅誌を見たりして、情報収集をしましょう。

また、実際に街で見かけて気になった家があれば、

その家の住民に建てた工務店を聞いてみるのもいいですね。

ただ、勇気がいりますが・・・。

 

◆やはり「人」対「人」

家を「建ててもらう」「買う」と思っている人は多いようですが、

そうではありません。

家づくりは、車や家電製品のように出来上がった物

(見た目も性能もそう違いの無いもの)を買うのとは違います。

何もないところから、造り上げていく物なんです。

だから、建築業者との相性だけではなく担当の営業マンや

工務店の社長まで、人との相性はとても大切です。

情報収集の段階では、この「人との相性」がどうなのかは

まだわかりませんね。

「この人と家づくりをしたい」と思える人に出会うまでは

焦ってはいけないのです。

 

◆とはいっても・・・

自分のタイプを客観的に分析するのは、意外と難しい

ことかもしれません。

それから、「自然素材を得意とする工務店も気になるし、

ハウスメーカーのブランド力も欲しい」
  
というように優先順位が付けられない人もいるでしょう。

そういう人は、私達のような 「中立の立場で答えを出せる

専門家」を活用するのも一つの手かもしれませんね。

 

◆次回は、

土地探しから始めなければならない人も多いでしょう。

その土地探しの前にしなければいけない事を話します。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

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このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。

ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。