長い目で見てください。

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年10月4日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

ライフサイクルコストとは、家の生涯を通じてかかる費用のことで、

・住宅を建てるときにかかる建設費全般(企画、設計、竣工、運用など)

・普段使う電気・水道・ガスなどの光熱費

・交換が必要になる電気機器(電機温水器・空調・冷蔵庫・洗濯機など)

・建物本体の補修にかかる補修費

・耐用年数の経過により解体処分費

など。

例えば、家の外壁の寿命。

知らないからそのままにしている、では家自体にまで悪影響

を及ぼします。

安易に安い住宅に飛びついたりすると、将来修理ばかり…

なんていうことになるかもしれません。

外壁材1つで、耐久性やメンテナンス費用のかかり方など

ライフサイクルコストが大きく変わってくるのです。

でしたね。

 

今日は、コストを抑えることができる話です。

日常生活に最も影響するのが、光熱費。

光熱費というと、電気代。ガス代。水道代。

などでしょうか。

3~4人家族で、月約2万~2万5千円くらいですかね?

毎月のことなので、バカに出来ません。

特に、お風呂の光熱費やエアコンなどの空調関係。

地球温暖化やヒートアイランド現象などによる

気温の上昇は異常なほどです。

こまめに電源を切る、使わない時はコンセントを抜いておく、

もちろんこのような節約も大切ですが、

家づくりの時点で根本的に大切なことがあるんです。

それは、光熱費を大幅に左右する、断熱です。

壁や天井裏に入れる断熱材は、工法や構造と同じように

気候風土によってどれが良いかは違ってきます。

断熱性能がしっかりしていないと家の中で凍死することもあり得る

というお話、以前しましたよね。

安易にデザイン優先の家づくりをしてしまうと、

「こんなはずでは…」ということにもなりかねません。

例えば、断熱を考えずに吹き抜けなどの空間を優先してしまうと、

「冬は寒くて!」とか「光熱費が高すぎる!」など。

これは欠陥住宅の1つとも言われているそうですよ。

 

建築費だけを見ないでください。

ライフサイクルコスト=建物にかかる生涯コスト

でしたね。

寿命がくれば、解体する事になりますよね。

その解体費用もライフサイクルコストに入ります。

家を建てようとしている時に、解体費用なんて考えたく

ないでしょうが、大切なことなんです。

数年前、建設リサイクル法の

「建築物等に係る分別解体等及び再資源化等の義務付け」

の条項が施行されました。

80平方メートル以上の住宅が対象です。

つまり解体費用が高くなるんです。

ということは、

メンテナンスによって建物の寿命を伸ばすことも

ライフサイクルコストを抑えることにつながるわけです。

一番の注目を浴びる建築費は、実は全コストの4分の1程度

にしか過ぎないんです。

建築の初期費用を抑えただけでは、その後に発生する改修・維持

にかかるメンテナンス費用が逆に増える事だってあるんです。

最近では、太陽光発電など環境や体に優しい設備の導入が盛んですね。

これらは最初にかかるコストやメンテナンスにかかるコストを

考えると割高に感じますが、ランニング・ライフサイクルの

コストで考えると「元が取れる」かもしれません。

色々な角度から見てみることが大切ということですね。

 

次回は、

「家づくりで成功する人ってどんな人なのか?」についてです。

では、また。

 

 

 

 

 

 

追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。

ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。

 


家づくりの成功とは?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年10月11日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

ライフサイクルコストの中でも日常生活に最も影響するのが、光熱費。

節約も大切だけど、家づくりの時点で根本的に大切なこともあるんです。

安易にデザイン優先の家づくりをしてしまうと、

「こんなはずでは・・・」ということにもなりかねないのです。

もう1つ大事な事は、メンテナンスによって建物の寿命を伸ばすことも

ライフサイクルコストを抑えることにつながるということ。

一番の注目を浴びる建築費は、実は全コストの4分の1程度にしか過ぎません。

色々な角度から見てみることが大切ということですね。

でしたね。

 

今日は、家づくりの成功についてです。

あなたは“家づくりで成功する人”とはどんな人だと思いますか?

プロ顔負けの建築知識を備えた人?

それとも、資金が十分にあって、トップクラスのハウスメーカーに依頼した人?

本やインターネットで、みっちりと家づくりについて勉強をした人でしょうか?

会社の規模・知名度・コスト・デザイン・・・

何を重要と思うかは人それぞれですね。

もちろんどれも重要かもしれませんが、もっとも重要なのは

信頼関係ではないでしょうか?

 

住宅を購入する時、何社かある候補の中から決めますよね。

その決め手として、担当の営業マンの人柄が大きく関係している

と言うのをよく耳にします。

営業マンとの信頼関係は『良好』と。

しかし、それは勘違いではありませんか?

家づくりに関わる、設計士、現場監督、社長、との信頼関係は?

あまり気にしないかもしれませんが、そこが一番大事なんですよね。

 

営業という職種は、繰り返し繰り返しさまざまな場面を想定し、

社員訓練としてロールプレーイングを行います。

基本の営業トークから、表情作り、好印象の与え方応酬・確認の方法、、

それから契約を取るための少々のウソや言い訳?などもみっちりと。

つまり、ハウスメーカーなどの営業マンは訓練されている、

ということですね。

もちろん中には、営業トークも人間性も優れていて、

本当にお客様第一に考えてくれる人だっているでしょう。

しかし、住宅購入を決めた後、信頼していた担当者が

転勤してしまうのはよくある話です。

信頼関係は、会社が大きければ大きいほど、家づくりに関わる人が多くなり、

ぼんやりしてしまうものです。

小さな会社の方が関わる人は少なく、はっきり見えてきます。

昔の大工さんは、今の営業・設計・現場監督・施工を一人で

こなしていました。

つまり、責任を持った仕事をしてきたんですね。

だから信頼できる大工さんにお願いすれば、結果、

満足できる家づくりとなっていたんですよね。

 

あなたの家づくりに関わるすべての人と信頼関係が築ければ、

きっと満足できる家づくりができると思いませんか?

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

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間違った情報収集をしていませんか?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年10月18日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

家づくりで“成功する”には何が大切でしょうか?

何を重要とするかは人それぞれかもしれません。

しかし、もっとも重要なのは、信頼関係ではありませんか?

営業マンとの信頼関係。

家づくりに関わる、設計士、現場監督、社長、との信頼関係。

全ての人と信頼関係を築く事ができれば、

きっと満足できる家づくりになるでしょう。

でしたね。

 

今日は、情報収集の落とし穴の話です。

インターネットが浸透したことで、メールマガジンやホームページ、

ブログなど、ネットからの情報発信が増えましたよね。

昔に比べ情報収集が簡単にでき、とても便利になりました。

便利なんですが、その情報は“すべて正しい”わけではないんです。

たぶんあなたも、そんな事はわかっていると

思いながら情報収集していませんか?

その中で、見極める事って本当に難しいですよね。

私もいろんなメルマガを読んだり、家づくりの専門家に話を聞いたり、

本を読んだり、インターネットで検索したり、あらゆる方法で情報収集をします。

ハウスメーカーや工務店などのホームページを見ると、

自社の製品や工法ばかり薦めて、他社の製品や工法の悪い所を並べ立てます。

書籍にしても、一般論を述べているようでいて、

暗に特定の製品や工法を薦めているようなものもあります。

今まで一緒に勉強してきたあなたならわかると思いますが、

すべての事にメリットとデメリットがありますよね。

一方からしか見ないというということは、よく見ているようで

実は目隠しをしているようなもの。

とても怖いことなんです。

 

◆仕入れた情報がツギハギ状態?!

ですから、仕入れた情報を色々な角度から見て判断することが大切です。

ですが、もし、あなたが

「断熱と工法に関してはかなり勉強したから、大抵のことなら知っている。

だから騙されたり失敗したりは、絶対にありません!!」

というような、“情報収集屋or勉強熱心なタイプ”だとすれば

注意して欲しいことが2つあります。

 

まず1つ目。

そういうタイプの人は、たぶん直接工務店に依頼して家を建てる

場合が多いでしょうが、トラブルになるケースも多いそうです。

情報収集し勉強してきたのに、なぜでしょう?

簡単に言うと仕入れた情報が“ツギハギ状態”だからなんだそうです。

単なる情報が『種』とすると、この種にあなたとあなたの家族が

エッセンス『水』をまくのです。

そうすると、あなただけの家づくりの『花』が咲くんです。

でも、“情報収集屋or勉強熱心なタイプ”の人は、たくさんの種を

集められるだけ集めます。

育て方なんかわからないままに・・・。

そして、とにかくエッセンスをふりまいてしまいます。

すると、どうなるでしょうか?

上手く芽がでなかったり、育たなかったり、花は咲いても

思い描いていた花ではなかったり。

「こんなはずじゃなかったのに・・・」となってしまうんです。

一生懸命勉強してこの結果じゃあ、悲しいですね。

 

次回は、“情報収集屋or勉強熱心なタイプ”が、

注意しなければならない事のもう1点を話します。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

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ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。

 


勉強熱心があだになる!?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年10月25日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

簡単にさまざまな情報収集ができる今、その情報を見極めるためには

物事を一方からしか見ないのではなく、多方面から見る事が大切だということです。

しかし、もしあなたが“情報収集屋or勉強熱心なタイプ”だとしたら

注意して欲しいことが2つあります。

その1つ目。

情報『種』に、あなたやあなたの家族がエッセンス『水』をまいて、

あなただけの住まいづくり『花』を咲かせます。

何の種ですか?

育て方は知っていますか?

思い描いていた花ですか?

「こんなはずじゃなかったのに…」とならないように注意してください。

でしたね。

 

今日は、勉強熱心があだになる!? です。

“情報収集屋or勉強熱心なタイプ”の人が注意しなくてはならない事のもう1点。

自分の知識ばかりを信じて、傲慢になってしまうケースが多い事です。

施主と工務店や設計士などとの信頼関係が一番大切だ!

と前々回書きましたが、“情報収集屋or勉強熱心なタイプ”は、

知識があるばっかりに、プロとして仕事をしている工務店をないがしろにし

傲慢になってしまい、それが原因でトラブルになってしまうこともあるんです。

情報を一方的に仕入れるだけではダメ。

信頼できる専門家と、その情報をどのように活用するのか、

応用するのかを見つけていくことが大切なんですね。

これは、家づくりだけのことではないですよね。

どんな事にも当てはまるのではないでしょうか?

本当に信頼できる人、真剣に相談できる人。

あなたには何人いますか?

 

ここ数回に渡って信頼関係の大切さを書いてきましたが、

では実際にどうやって信頼できるパートナーを見つければいいのでしょう?

何社か気になる業者が見つかったら、現場見学会に出かけてみましょう。

まずは、やはり顔を合わせなくては始まりませんよね。

第一印象はどうですか?

外見では判断できませんが、フィーリングも大切なんです。

そして、とにかく会話をしましょう。

一方的に話をせず、あなたの話をきちんと聞いてくれますか?

専門的なアドバイスや理由を分りやすく話してくれますか?

自社の良い所ばかり話したり、他社の悪口を言っていませんか?

次に、現場をよく見てみましょう。

釘とか、材料や道具が散らばっていませんか?

道具を大切にしない人を職人と呼べませんよね。

廃棄物はきちんと収められていますか?

整理整頓ができていないところで効率的な良い仕事はできません。

よく観察して下さいね。

では、また。

 

 

 

 

 

 

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ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。