[ テーマ: 住まいづくり情報 ]
2013年4月7日08:00:00
こんにちは、若松です。
今日は燃えるごみの日。
わが家の近くのゴミステーションを観察していると、
ゴミ出しを担当するご主人が多いことに気付きました。
早朝から深夜まで仕事に追われ、
家事や育児を奥さんに任せっきりのご主人にとっては、
貴重な『家事参加』なのだろうと微笑ましく思います。
ところで、
そんご主人の家事参加について、興味深い調査があります。
日清ホールディングスが『お父さんの料理の実態』について調べたものです。
それによると
・ お父さんの4人に1人は、家族のために週1回以上料理をする。
・ 約3割ものお父さんが、家事・育児の一環として料理に取り組んでいる。
・ その理由の1位は「妻の家事・育児を助けるため」。
・ 子どもと出掛ける頻度とお父さんが料理をする頻度は比例する。
・ お父さんが作るメニューは、簡単で早い『麺類』がダントツの1位。
ということがわかりました。
ちなみに、お父さんが料理をすることが多いのは土曜日か日曜日。
中でも、土曜日の夕食を作る人が多いようです。
また、料理や育児に積極的に参加しているお父さんは、
「自分は子どもに尊敬されている」
と感じている人が多く、その度合いは料理の頻度と比例するとか。
料理が苦手なお父さんにとっては、家族に知られたくない調査結果かもしれませんね。
といっても、彼らが作るメニューは、
1位・・・パスタ(38%)
2位・・・ラーメン・チャーハン(35%)
3位・・・カレー(33%)
と、それほど難しいものではありません。
また、これらは子どもが好きなメニューなので、
子どもからの好感度アップを狙えるお得なメニューです。
これなら気軽に挑戦できそうですね。
両親が料理する姿は、子育てにもいい影響を与えます。
それに、家族が家事に協力的だと奥さんも助かりますよね。
あなたの新居のプランを練る時、
大柄な方でも快適に動けるようなキッチンづくりを考えておくと
ご主人も楽しく挑戦できることでしょう。
実際に、広めの作業台を設けたことがきっかけで、
ソバ打ちに目覚めた男性もいますからね。
ご主人の定年後も、奥さんが一人で料理を作り続けるのは大きな負担です。
ですから、新居づくりや子どもの成長をきっかけに、
ご主人の家事参加を増やす工夫をしてみましょう。
ただ、慣れない間は、床を濡らしたり片づけが不十分で、
奥さんをイライラさせるかもしれません。
文句を言いたくなることもあるでしょうが、長い目で見てあげてくださいね。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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[ テーマ: 住まいづくり情報 ]
2013年4月14日08:00:00
こんにちは、若松です。
このところ、二世帯住宅に関心を持つ人が増えているようですね。
その理由は
「長男だから」
「親が年老いたので、面倒を見ないといけなくなったから」
という、親のための同居だけではなく、
不景気による収入減少や、女性の社会進出により、
出費削減や子育ての不安解消を狙う子世帯のためのものが増えてきました。
でも、二世帯住宅といえば『嫁姑』のトラブルをよく耳にしますよね。
別居中は良好な関係でも、
毎日一緒に過ごしたら、トラブルが起きない方が不思議です。
そこで、入居後の様子を調査したデータを探してみました。
すると、入居後に何らかの不満を持っている人が約3割いることがわかりました。
親世帯よりも、子世帯(嫁)の方に不満を持つ人が目立ちます。
特に、完全同居の場合は、お互いのプライバシーがないことや、
家事が増えることに対しての嫁の不満が多く、同居を後悔している様子が伺えます。
このように、親世帯と子世帯という1対1の関係でさえ難しいのですが、
ここに未婚や離婚した兄弟が関わると、さらに問題は難しくなります。
ニート状態の兄弟に親世帯が経済的支援をする傍らで、
子世帯が水道光熱費を全部負担していたり、
頻繁に帰省する兄弟家族のために、嫁の家事負担が増えたりと、
調べれば調べるほど憂鬱な気分になってきました。
二世帯同居のお嫁さんは、本当に頑張っているんですね。
しかし一方で、二世帯住宅で快適に過ごしている人もいます。
彼らは、あらかじめ
・キッチン・浴室・トイレ・洗濯スペースなどの水周りを完全に分ける
・水道や電気のメーターを別々にする
などの対策をとることで、トラブルが起きないように配慮しています。
あなたにも経験があるでしょうが、年齢とともに食事の好みは変わりますよね。
入浴する時間や就寝時間も変わります。
それを何年も他者に合わせ続けるのはつらいことです。
メーターを別々にすれば、
相手の暮らし方への不満を減らすことができます。
これなら、親世帯のもとに兄弟が家族連れで帰省しても、
金銭的な負担を気にする必要もありません。
ただ、多少の騒音は我慢しないといけないでしょうが。(^_^;)
もし
・きれい好きな人と掃除嫌いの人
・モノを捨てられない人と、必要以外のモノを持ちたくない人
など、性格の違いが目立つのなら、
共用部分はできるだけ減らした方がいいですよね。
また、子世帯が暑いと感じる室温でも、親世帯は寒く感じることもあります。
そういった場合、完全別居にした方が、お互いのストレスを減らせそうですね。
二世帯住宅を建てる話が進むと、
「これを言ったら相手が傷つくかも」
と、なかなか本音を言えない部分が出てきます。
しかし、お互いの利益を守るためにも、
言うべきことは言っておいた方がいいものです。
ところで、リクルート住まいカンパニーが昨年11月16日に発表した
「2012年注文住宅動向・トレンド調査」によると
全国4,021人のうち、多世帯住宅を検討している人は22.9%です。
その理由のトップは親の老後(51.5%)ですが、
子供の面倒を見てもらえる(20%)、
生活費などの経済的なメリット(15.2%)、
自分単独で家を購入するのが困難(11.3%)など、
子世帯の生活援助につながる項目が上位10位に並んでいます。
家づくりに限らず、自分のメリットばかりを優先させていると、
相手につらい思いをさせることになりかねません。
先々のことを想像しながら、お互いを思いやって、
自分たちの暮らしに合った二世帯住宅を考えたいものですね。
では、また。
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[ テーマ: 住まいづくり情報 ]
2013年4月21日08:00:00
こんにちは、若松です。
先週、二世帯住宅についてお話ししました。
親からの金銭的な援助や子育て応援など、同居のメリットだけを期待していた方には、
ちょっと耳の痛い話だったかもしれませんね。
ところで、親との同居のきっかけとして、どの時代でも上位にあるのが『介護』です。
私もそうですが、あなたも
「いずれ親を介護しないといけない時期がやってくるだろう」
と漠然と感じているものの、その日がやってくるまでは、
どこか他人ごとのように感じていませんか?
もし、事故や病気をきっかけに、ある日突然、親を介護するようになったら、
何も分からずにパニックになるかもしれませんね。
そこで、今日は
朝日生命の『介護をしている家族に関する調査』を紹介します。
これは、自分が主体となって介護をしている男女500名を対象とした調査です。
1.介護は突然。介護開始時の知識準備度は35%。
要介護5の家族がいる人の48%が「介護は想定外」。
2.家族の介護にあたり、75%が「働き方」や「住まい方」を変更。
約6割の方は、生活が落ち着くまでの期間を
「公的介護保険申請から半年以内」と回答。
3.家族の介護にあたり感じたことは、
「自分の時間のやりくり」
「公的介護保険の手続きへの戸惑い」
「ケアマネジャーのプランがベストプランかわからなかった」
「事前に介護に関する情報収集をしておけばよかった」など。
4.介護にかかる費用は、1カ月平均78,548円。
介護度が上がるほど負担額は上昇。
5.家族を介護することに93%が精神的負担を実感。
ただし、介護している人の「笑顔」や「会話・アイコンタクト」が毎日の励みに。
6.家族の介護に対する満足度を自己採点すると、平均60点。
100点に満たないのは、主として「自分の介護経験が不十分だから」。
ポジティブ介護の秘訣は「気分転換」「専門家にまかせる」
「分担」「普通の暮らしができるような配慮」など。
7.自分の将来に備え、取り組んだ方が良いと思いつつも取り組んでいないことは、
「財産管理の検討」「情報収集」「民間介護保険への加入」など。
となっています。
家族の介護のため、75%もの方が「働き方」や「住まい方」を迫られる中、
住宅ローンや教育費を支払い続けるのは大変なことです。
それに、公的介護保険が利用できるようになるまでの費用負担に対応するには、
ある程度の蓄えも必要です。
そんな金銭面の負担も大変ですが、家族全員で介護を分担することで、
互いの精神的・肉体的負担を減らす工夫も欠かせません。
介護経験者の中には、次の介護に備えてヘルパーの勉強をする方もいます。
その経験を生かして、介護施設で働く人もいます。
私たちも、突然やってくる「その日」に慌てることのないよう、
今から備えておきたいものですね。
では、また。
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[ テーマ: 失敗しない住まいづくりの秘訣 ]
2013年4月26日08:00:00
こんにちは、若松です。
先日、近所に移転して間もない携帯電話ショップに行ってきました。
築1か月弱ということで、とてもきれいな外観です。
ところが・・・
中に入ると強烈なニオイ。
契約変更手続きのために30分ほど過ごしたのですが、
帰る頃には軽い頭痛や吐き気がして、
駐車場から車を出すことができず、しばらく休んでいました。
他のお客さんやスタッフにはそんな様子は見受けられなかったので、
化学物質に敏感な人でないと分からない程度なのかもしれません。
ですが、
「シックハウスは怖い・・・」
と改めて痛感した出来事でした。
それよりもっとひどかったのが、あるショッピングモールです。
その中の一つのショップが改装オープンということで訪れたのですが、
私だけでなく、子どもまで気分が悪くなりました。
近くを歩いていたお客さんも
「あのショップ、ニオイが凄いよね」
と話していたほどです。
他人ごとながら、そこで長時間働くスタッフさんの健康が気になりました。
振り返ってみると、
1997年、ホルムアルデヒドの室内濃度指針値が設定されたのを皮切りに、
他の12の化学物質の指針値も設定され、
住宅によるシックハウスの被害を抑える対策がなされてきました。
その後、対象となる化学物質以外のものを使い始めた中での健康被害など、
新たな問題が出てきたこともあり、
室内濃度指針値の見直しや、新たな物質の指針値が検討されることになりました。
今年の4月から、個々の化学物質について検討される予定です。
あなたが新築やリフォームをする前には、施工業者と十分に話し合い、
シックハウス対策が施された安全な材料を選んでください。
建材だけではありませんよ。
接着剤など、家づくりに関わるもの全てです。
完成後は、居住前に十分に換気しましょう。
また、体に異常があったらすぐに受診し、施工業者に報告してください。
ところで、暑さや寒さの厳しい時期は、
窓を閉め切って換気が不十分になりがちですよね。
でも、シックハウスを避けるためには、換気を十分にし、
小まめに掃除をして、カビやダニを増やさないなど、
その家での暮らし方も大切なポイントになります。
それから、室内の空気を汚すのは、家や建材から出る化学物質だけではありません。
煙草の煙や、石油ストーブなどの暖房器具から出る一酸化炭素もそうです。
家族の健康を守るためには、正しい知識が必要です。
これから検討されるシックハウス対策については、目が離せませんね。
そうそう、ホルムアルデヒドの検査キットは、ネットでも販売されています。
あなたが、今の住まいで気になっているのなら、
一度試してみるといいですね。
では、また。
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[ テーマ: 楽しい住まいづくり ]
2013年4月28日08:00:00
こんにちは、若松です。
あなたは、消費税が増税することが決まってから家づくりを焦っていませんか?
消費税は、平成26年4月から8%に、27年10月から10%になります。
新築希望者には、なかなか厳しい数字ですね。
ただ、家づくりに関しては、
『増税される日の6ヶ月前までに契約すれば、それまでの税率が適用される』
という特例措置はあります。
といっても、慎重に計画を練りたい方にとっては、
期限が決められているのはつらいことでしょう。
資金を貯蓄中の方は
「目標額まで貯蓄するより、増税に間に合うように契約した方が得なのでは?」
と悩んでいるかもしれませんね。
実際、ハウスメーカーや工務店でも、そんな相談の件数が増えたそうです。
いきなりですが、結論から言います。
増税に合わせて家づくりをする必要はありません。
その理由は、
・増税後の需要減少対策に、業者がお得なプランを用意することが予想されること。
・住宅ローンの金利が下がり続けていること。
といったことなどです。
以前、エコポイントが終了する頃にも、大型家電が高性能・低価格になったり、
エコポイント分の特典がついたりと、各業者が様々な対策を講じていましたよね。
エコカー補助金の場合にも、同じような動きが見られました。
住宅ローンについても、今は過去最低の水準です。
仮に、これ以上下がることはなくても、契約獲得のために、
増税の負担を減らせるような商品を、金融機関が提案する可能性もあります。
といっても、消費税が3%増えた場合、
1000万円につき30万円多く支払うことになります。
金額だけを見ると、確かに高いですよね。
ただ、新築を1年早めると、固定資産税を納める回数が1回増えます。
また、家のメンテナンス時期も1年早まります。
それに、バタバタと計画を進めたことが原因で、
業者選びや土地探しなどを失敗するかもしれません。
子どもの入学時期にに合わせる予定だったのに、
計画を早めたために、卒園・卒業前の時期に転校をさせることになり、
子供や友達に悲しい思いをさせるかもしれません。
それに、増税分の負担を和らげるような政策も予想されています。
そんなことを考えていると、増税に合わせて急いで家づくりをすることに、
それほどのメリットがあるとは考えられません。
それより、計画通りに頭金をしっかり貯蓄して、
その間にじっくり勉強や業者選びをして、
家族のタイミングに合わせた家づくりをした方が、
不安やストレスが少ないのではないでしょうか。
あなたの新しい住まいには『建てどき』があります。
その時期を、増税などのお金の問題だけで決めていいのでしょうか。
計画を早めた結果、お金で得をして、他の部分で損をするかもしれません。
増税に慌てず、家族にとって一番いい時期を見極めたいものですね。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
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