[ テーマ: 業者選びの秘訣 ]
2014年2月2日08:00:00
こんにちは、若松です。
新築をする時、あなたは
「減税」「補助金」「優遇措置」といった恩恵を受けることができます。
ただ、やっかいなことに、それらの恩恵を受けるには、
提示された条件を満たした家づくりをするだけでなく、
定められた方法で申請をしなければなりません。
といっても、施主が自分で全部の申請を行うことは少ないでしょう。
ほとんどの場合、施工業者が代理申請をしていることと思います。
そのために欠かせないのが、業者の行動力です。
まず、それぞれの条件や申請方法について、
お客さんにきちんと説明できるレベルまで理解しないといけません。
そして、提示された条件をクリアできる家づくりを学び、
実践しなければなりません。
しっかり理解しておかないと、
申請しても審査に落ちるかもしれませんからね。
そして、申請できるレベルの家づくりをしたあと、
必要書類を揃えて、定められた期日までに申請をしなければいけません。
補助金の予算が限られている場合、
早く申請しないと、補助金が降りなくなるかもしれません。
どうやら、
業者の中には、さまざまな優遇措置を活用しきれないところがあるようです。
それが原因で、施主とトラブルになることもあるとか。
逆に、補助金を活用することで、
よりよい家づくりを提案して喜ばれている業者もいます。
業者と話をする時、
「自分が望む家づくりに対して、どんな補助金を受けられるんですか?」
「その手続きは、全部そちらにお任せするのでしょうか?」
といったことを尋ねてみましょう。
勉強が足りない業者なら、口を濁すかもしれませんよ。
生ごみ処理機や雨水タンクなど、
自治体にあなたが申請するタイプの助成金もあります。
そういった申請は、書類や領収書などを揃えればいいだけなので簡単です。
しかし、家づくりに関わる申請は、何かと複雑です。
しっかりと勉強した業者にお任せしたいものですね。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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[ テーマ: 業者選びの秘訣 ]
2014年2月9日08:00:00
こんにちは、若松です。
今日は『商圏』についてお話します
その場所に店舗を構える時、業者は商圏について考えます。
これは職種を問いません。
販売業の場合、遠方から来るお客さんを想定して駐車場を多めにするなど、
「どのように工夫したら客数を増やせるか」
を考えます。
ところが、建設業の場合はちょっと違います。
来客の利便性も大切ですが、自分たちの利便性も重視します。
だから、
「当社から半径10キロメートル以内の新築・リフォームだけを承ります」
「当社の商圏は、車で30分以内の地域に限らせていただきます」
というふうに、それぞれが独自に設定しています。
じつは、これにはちゃんとした理由があります。
それは、
・移動時間が長いと職人が疲れるだけでなく、
作業時間が短くなる分だけ工期が長くなり、あなたに請求する人件費を増やしてしまう
・水漏れなど、緊急の不具合に対して素早く対応できない
・必要最小限の接触しか持てなくなると、家の傷みに気付けなくなるかもしれない
などというものです。
つまり、施工中も完成後も、その家や家族に責任を持って接したいということです。
今は、地域のつながりが希薄になっている時代です。
それを快いと思う人もいます。
しかし、地域密着型の業者は、それではダメだと感じています。
「自分たちが建てた家で、末永く幸せに暮らしてもらいたい。
万が一の時、素早く手助けをしたい。
そのためには、完成後の付き合いも大切にしたい」
と思っているんです。
あちこちの工務店が、
木工教室やいも掘りなどのイベントを定期的に開くのはそのためです。
これから新築を考える人に来てほしいのはもちろんですが、
自分が建てた家に住んでいる人とのつながりを大切にしたいんです。
それは、お互いに力を合わせて家を守っていきたいからです。
ですから、あなたが気に入った業者が、
「すみませんが、あなたの希望する土地は当社の商圏外ですから
お断りさせていただきます」
といっても、どうか腹を立てないでください。
無理を通してお願いしても、あなたには
先ほどお話しした『損なこと』が待っているだけです。
そんなリスクを引き受けるよりも、
もっと近くにある業者の中からより良い業者を探した方が賢明です。
そういえば、たまに
「本当に大丈夫だろうか?」
と心配になるほど広い商圏を設定している業者を見かけます。
限界まで触手を伸ばさないと受注できないのか(きつい表現でスミマセン)、
施工だけが目的で、完成後の家を守ることに関心がないのか・・・。
その業者の本音を聞き出してみたいものです。^^;
では、また。
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[ テーマ: 業者選びの秘訣 ]
2014年2月16日08:00:00
こんにちは、若松です。
あなたが新築をする時、業者に
「あなたのお宅で見学会をさせてください」
と言われることがあるかもしれません。
心やさしいあなたなら、
「ええ、構いませんよ」
と、すぐにOKするかもしれませんから、
今のうちに注意点をお話ししておきます。
ところで、見学会には、いくつかの種類がありますね。
よく開催されているのが、
・骨組みが見えている状態での『構造見学会』。
・住める状態までつくり上げた状態での『完成見学会』
です。
これらの見学会は、作業の進捗に合わせて開催されるわけではありません。
作業計画の進捗に合わせて計画を立てます。
そうしないと、集客に必要な時間を確保できませんから、
当然と言えば当然のことです。
チラシで集客する場合、印刷会社と打ち合わせをしたり、
刷りあがったチラシの配達を新聞社に依頼したりと、結構な日数が必要ですからね。
ただ、新築工事の場合、計画より遅れることがあります。
これが1日2日の遅れなら、まだマシです。
資材の発注ミスや計画の変更などで、もっと遅れることもあります。
しかし、遅れを取り戻し、見学会に間に合わせるために急いで作業をして、
その結果、施工不良になってしまったら・・・。
到底納得できませんよね。
ですから、もし見学会の依頼を引き受けるのなら、
業者には余裕を持ったスケジュールを組んでもらいましょう。
それはつまり、引き渡しまでの時間が長くなるということでもあります。
そこは理解しておいてください。
また、家づくりをする人の中には
「新年は新居で迎えたい」
「子どもの入学前に入居したい」
と、引き渡し時期を譲らない場合があります。
そんなときは、余裕を持ってしっかり作業してもらうために
早めに施工を依頼しましょう。
これから何十年も住むことを考えたら、
余裕のある工期で、丁寧な作業をしてもらうことを優先した方が安心です。
では、また。
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[ テーマ: 業者選びの秘訣 ]
2014年2月23日08:00:00
こんにちは、若松です。
新築した家を業者が施主に引き渡す前や
リフォームの作業が終了した時、
業者はあなたに最終チェックを依頼します。
・・・といっても、専門業者を前にして
素人の施主がチェックするなんて緊張しますよね。
何をどうチェックすればいいのか分からなくなりそうです。
この時、自分だけでチェックするのが不安なら、
専門業者などの第三者を同行させてもかまいません。
今は、そんな検査を専門にしている業者もいますから、
気になる場合は依頼してください。
ところで、施工中にどんなに注意していても、
作業者が周囲に傷をつけることがあります。
これらの傷は、引き渡し後に指摘しても信じてもらえないことがあるんです。
「引っ越し業者がつけた傷じゃありませんか?」
「リフォーム前からあった傷じゃありませんか?」
といった具合に。
ですから、傷の有無については、特に入念に確かめましょう。
また、ドアや窓は端から端まで動かして動作を確かめてください。
電気設備は正常に動くか、
水を一気に流した時、しっかり排水されるか
1つ1つ操作して確かめましょう。
家の外にも出て、壁などにキズやすき間がないか確かめるのも大切です。
ただ、床下や天井裏等は、狭い点検口から頭だけ出して点検するしかありません。
だから、不具合があっても発見できないこともあります。
それはそれで仕方のないことです。
あとは、定期点検にゆだねるしかないこともあるでしょう。
また、場合によっては引き渡し後に修繕することがあるかもしれません。
その時は、『いつまでにどこをどう直す』といった内容を
必ず書面に残してください。
それがないと、悪い業者ならシラを切ることがあるかもしれません。
ちょっと面倒な作業ですが、目を凝らして確認してくださいね。
では、また。
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