[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]
2010年4月4日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、家づくりの最大のポイント、業者選び。
自分がどんな業者に向いているのかをよく分析する事が、
最適なパートナーに出会うための近道です。
「時間」「資金」「こだわり」がキーワード。
一番大切なのは「こだわり」です。
あなたが「どのような家でどのような生活を送りたいのか」
という想いをもう一度整理してくださいね。
そして、最後は「人」対「人」。
家は「建ててもらう」「買う」というものではありません。
家づくりは、車や家電製品のように出来上がった物
(見た目も性能もそう違いの無いもの)を買う事とは違います。
何もないところから、造り上げていく物だということを
再認識し、建築業者との相性だけではなく、担当の営業マン
に工務店の社長まで、人との相性を大切にしてくださいね。
でしたね。
今日のテーマは「土地探し」です。
家づくりの第一歩ですが、一般的に利便性や価格などを考慮し、
決める事が多いようですね。
しかし、土地の持つ“特性”が、その後の家づくりに大きく
左右します。
後で後悔することのないよう、大事な決断をする前には、
あなたの目と足で確かめましょう。
他人任せは禁物ですよ。
◆家づくり同様「何から始めていいのか・・・」と
戸惑う人が多いのではないでしょうか?
実際に動き出す前にしなければいけない事は、
“なぜ家を建てようと思ったのか”を整理し、
家族で再確認することです。
永住する予定なのか、それとも住み替える予定なのか。
その家でしたいのは、例えば、子育てなのか仕事なのか、
それとも趣味なのか。
ライフプランをもう一度チェックしてください。
「家づくり、業者選び、でライフプランはもうしっかり
話し合ったから大丈夫です!!」
という声が聞こえてきそうですね。
確かに『ライフプランを・・・』と何度も繰り返していますが、
これは企業にとっては経営戦略を立てるようなものなんです。
家づくりは長い長い道のりです。
色々な難しい決断を下す場面に遭遇するでしょうから、
迷う事もあるかもしれません。
迷ったときに『なぜ家を建てようと思ったのか』『その家で
どんな生活を送りたいのか』というところに立ち戻る事で、
堂々巡りを避けられるのです。
だから、面倒がらずに是非もう一度家族で話し合って
くださいね。
◆それでは次に、
土地に求める希望条件を絞り込みます。
環境や展望、通勤時間に土地の広さ、などなど。
あなたにとって大事だと思う条件に順位を付けるんです。
◆では情報収集を始めましょう
土地の相場を調べましょう。
土地の価格が適正なのかどうかを判断することは、
とても難しいですよね。
相場の目安を知っていればある程度は判断することが
できるでしょう。
参考にするものはいくつかありますが、1つは路線価です。
“路線価”は相続税や贈与税を算定するため、課税の対象と
なる財産の評価方法として国税庁が定めた価格です。
税金を算定するための基準であるため、実勢価格より低く
設定されているのが普通です。
その土地を管轄する税務署で閲覧できますし、国税庁の
サイトでも調べる事ができます。
もう1つは基準地価です。
“基準地価”は都道府県が判定するその年7月1日時点の
土地価格です。
基準地価では都市計画区域外の住宅地、商業地、工業地や
宅地ではない林地も含んでいます。
広報される土地価格情報では最も正常な価格で、一般の
土地取引の指標となるものです。
市町村役場でいつでも閲覧できます。
◆ここまで準備ができれば、次は実際に気になる土地に足を
運びましょう。
次回は、実際に足を運ぶ際にチェックすべきポイントです。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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2010年4月11日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、
土地の持つ“特性”はその後の家づくりに大きく左右します。
後で後悔することのないよう、大事な決断をする前には、
あなたの目と足で確かめましょう。
住まいづくりの長い道のりの中で迷ったときに
『なぜ家を建てようと思ったのか』『その家でどんな
生活を送りたいのか』というところに立ち戻る事で、
堂々巡りを避ける事ができます。
ここでもやはり家族との話し合いが大切なんです。
話し合いの次に、土地に求める希望条件を絞り込み、
情報収集を行います。
下準備が終われば、実際に気になる土地に足を運びましょう。
でしたね。
今日は「土地選びで確認すること」についてです。
これ!と思う土地が見つかったら、まず適正価格かどうかを
調べて判断してください。
土地に関する法律や土地税制、住宅税制などの情報も
勉強できればしておきたいですね。
そして必ず現地に足を運ぶ事です。
日当たりはもちろん、接している道路幅、匂いや音まで
確認してください。
安いからといって飛びつくのは考え物ですよ。
安い土地には必ず理由があるんです。
例えば、崖地や斜面を含む土地。
変形敷地や狭小地。
道路に接していない。接する道路の幅が狭い。など。
設計や建築技術などによって克服できる条件かどうか、
専門家に相談しましょう。
その理由が設計や建築技術によって克服できる、もしくは
他の人にとっては条件が悪くても自分にとってはメリットと
思える場合は本当にお買い得といえますね。
克服できないのは、周辺の環境です。
・近くに産業廃棄物処分場がある。
・近くに化学工場がある。
・近くに火葬場や養豚場や養鶏場がある。
というような環境は変えることは困難ですね。
それから些細な事のように感じるかもしれませんが、
隣家と密接していて土地との境界線ギリギリにエアコンの
室外機があったとします。
エアコンの室外機は、人の耳には聞こえないけれども、
震動として伝わる低周波を発していますから、敏感な人は
低周波を浴び続けると具合が悪くなったり眠れなく
なったりすることがあるので気をつけましょう。
大切な事は、実際に足を運び目で見て肌で感じることなんです。
◆第六感も大切に
五感にプラス第六感も大切にしてください。
何だか非科学的な話ですが、そこにいるとなんとなく気持ちが悪い。
という土地は避けたほうが良いかもしれません。
特に子どもは敏感です。
その土地に行くと眠いわけでもお腹が空いたわけでもないのに、
必ず赤ちゃんがぐずり出す。
という時は注意した方がよさそうですね。
◆土地選びのパートナー
というと、不動産業者を誰もが思い浮かべると思います。
しかし、建築をよくわかっている業者は意外と少ないものです。
土地を売る事が仕事ですから「できるだけ早く売りたい」と
いう思いが優先し、不都合な情報を隠している事だってある
かもしれません。
アドバイスは『専門的な知識を持つ第三者』にお願いした方
がいいです。
例えば、工務店・設計事務所・住宅メーカーと一切資本関係
をもたず、完全独立の立場から最適な依頼先を見つける仲人役
である私達のような所。
不動産コンサルタントや不動産鑑定士、土地家屋調査士など。
また、設計者や工務店が決まっているのなら、一緒に土地を
見てもらうというのも良いでしょう。
どれも多少のお金はかかりますが、大きな買い物なのですから
後悔することのないようにしましょう。
次回は「家と家族、そしてライフスタイル」です。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]
2010年4月18日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、
土地を見る際に注意すべきこととは?でしたね。
まずは、土地の適正価格を知る事、そして土地に関する法律
や税制などの情報も少しは知っておきたいものです。
そして必ず現地に足を運ぶ事。
このとき五感はもちろん、プラス第六感も働かせてください。
それから住まいづくりのパートナー選び同様、
土地探しのパートナー選びも重要です。
『専門的な知識を持つ第三者』を探しましょう。
意外でしょうが、建築をよくわかっている業者は少ないもの
なんです。
でしたね。
今日は「家と家族、そしてライフスタイル」についてです。
家って何でしょう。
素敵なリビング、対面式のキッチン、綺麗な花が咲く庭・・・。
そんな家には、家族の団らんと、たくさんのお客様との
にぎやかな生活が待っていると思いますか?
なぜかライフスタイルは家族それぞれ違うのに、ほとんどの方が
こんなイメージで家づくりをしているように思います。
イメージ通りの生活を送っている人はどれくらいいるでしょうか?
家族が集う明るいリビングを作ったのに、家族がバラバラに
なってしまったり。
住宅ローンの返済のために以前より忙しく働き、
家でゆっくり過ごせる時間が減ってしまったり。
快適な子ども部屋を作ったのに、子どもが非行に走ったり、
ひきこもりになってしまったり。
これでは何のために家づくりをしたのかわかりませんね。
◆今の自分、今の家族に必要な家を作ろう。
あなたにとって“帰りたい家”ってどんな家でしょうか?
私にとっての帰りたい家、それはお洒落なモデルハウスの
ような家ではなく、なぜか子どもの頃住んでいた家のイメージ
が浮かんできます。
きっと私は建物のことだけの“家”ではなく、記憶とか思い出
と共に“家”をイメージしているんだと思います。
“家”とは“そこに住む人の暮らし”なんですよね。
明るいリビング、素敵な庭、対面式のキッチン、子ども部屋
は1人一部屋、そんな世間一般の理想像に縛られずに、
あなただけの家づくりをするべきです。
“家を建てたら生涯すみ続けるもの”なんていう考えも
今までは当たり前だったかもしれませんが、社会と共に
家族もライフスタイルも変化するもの。
そして住む家も変化に合わせて変わっても良いはずです。
増築や減築などのリフォームをしてもよいですし、住み替えて
いくという方法もありますよね。
家に合わせた窮屈な暮らしではなく、あなたの暮らしを
活き活きさせてくれるような家づくりをしてください。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
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ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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[ テーマ: 失敗しない住まいづくりの秘訣 ]
2010年4月25日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
今日から、「失敗しない住まいづくりの秘訣 総集編」
と言うテーマでお送りします。
・前置き
・正しい住まいづくりの手順
・失敗しない資金計画
・失敗しない住まいづくり
・病気とお家の不思議な関係
・良い子に育つ住まいづくり
・土地選びの秘訣
・業者選びの秘訣
・まとめ
で、構成されています。
では、「失敗しない住まいづくり 総集編」の始まりです。
今日は、前置きです。
私の意見ですが、全てには正しい手順があります。
その手順を無視すると、失敗します。
同じことが、住まいづくりにも言えます。
その順番を守らないと、後で後悔することになります。
最たる間違いは、いきなり展示場や見学会に行くことです。
何も準備もせず、結論を求めようとしている。
それが最も大きな問題です。
なぜ私がそのように思うようになったか?
それは、私自身が経験したからです。
今から14年前、私が2度目の家を建てた時のことです。
あなたと同様、総合展示場に行き、
出店しているメーカーを見て回りました。
また、見学会にも出かけて行きました。
もちろん、住宅雑誌も読みました。
しかし、それが間違いだったんです。
私としては、30社ぐらいから話を聞いたので、
十分調べたつもりでした。
しかし、それでも満足のいく家づくりはできなかった。
その経験から、住まいづくりの手順が
間違っていたことに気づいたんです。
では、何が問題だったのか?
比較検討した数が30社と言えば、かなり多いほうだと思います。
しかし、私の住んでいる香川県でも、家を建てられる
業者さんが約1000社あります。
ですから1000分の30、たったの3%です。
その3%中から自分でふさわしいと思う住宅会社を選んだわけです。
問題は選択肢が少なかったと言うことです。
そして、情報を発信しているところの情報しか
入ってこないことが問題でした。
展示場がある、見学会をする、広告宣伝をする。
また、営業マンがいる。
そういう業者さんしか知りえる機会がなかったというわけですね。
その当時、情報発信している会社は50社ぐらいしか
なかったかと思います。
今はもう少しあると思いますが、それでも100社ぐらいでしょう。
ですから、残りの900社は、展示場はおろか
見学会もやったことがない。
また、営業マンもいないと言う業者さんです。
住まいの結婚相談所を始めて11年になりますが、
情報発信してないところに、優秀で信頼のおける
業者がいるんですね。
今日は住まいづくりには正しい手順があると言う話でした。
そして、多くの人が間違った行動をとっています。
次回は、正しい手順についての話です。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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