2010年4月11日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、
土地の持つ“特性”はその後の家づくりに大きく左右します。
後で後悔することのないよう、大事な決断をする前には、
あなたの目と足で確かめましょう。
住まいづくりの長い道のりの中で迷ったときに
『なぜ家を建てようと思ったのか』『その家でどんな
生活を送りたいのか』というところに立ち戻る事で、
堂々巡りを避ける事ができます。
ここでもやはり家族との話し合いが大切なんです。
話し合いの次に、土地に求める希望条件を絞り込み、
情報収集を行います。
下準備が終われば、実際に気になる土地に足を運びましょう。
でしたね。
今日は「土地選びで確認すること」についてです。
これ!と思う土地が見つかったら、まず適正価格かどうかを
調べて判断してください。
土地に関する法律や土地税制、住宅税制などの情報も
勉強できればしておきたいですね。
そして必ず現地に足を運ぶ事です。
日当たりはもちろん、接している道路幅、匂いや音まで
確認してください。
安いからといって飛びつくのは考え物ですよ。
安い土地には必ず理由があるんです。
例えば、崖地や斜面を含む土地。
変形敷地や狭小地。
道路に接していない。接する道路の幅が狭い。など。
設計や建築技術などによって克服できる条件かどうか、
専門家に相談しましょう。
その理由が設計や建築技術によって克服できる、もしくは
他の人にとっては条件が悪くても自分にとってはメリットと
思える場合は本当にお買い得といえますね。
克服できないのは、周辺の環境です。
・近くに産業廃棄物処分場がある。
・近くに化学工場がある。
・近くに火葬場や養豚場や養鶏場がある。
というような環境は変えることは困難ですね。
それから些細な事のように感じるかもしれませんが、
隣家と密接していて土地との境界線ギリギリにエアコンの
室外機があったとします。
エアコンの室外機は、人の耳には聞こえないけれども、
震動として伝わる低周波を発していますから、敏感な人は
低周波を浴び続けると具合が悪くなったり眠れなく
なったりすることがあるので気をつけましょう。
大切な事は、実際に足を運び目で見て肌で感じることなんです。
◆第六感も大切に
五感にプラス第六感も大切にしてください。
何だか非科学的な話ですが、そこにいるとなんとなく気持ちが悪い。
という土地は避けたほうが良いかもしれません。
特に子どもは敏感です。
その土地に行くと眠いわけでもお腹が空いたわけでもないのに、
必ず赤ちゃんがぐずり出す。
という時は注意した方がよさそうですね。
◆土地選びのパートナー
というと、不動産業者を誰もが思い浮かべると思います。
しかし、建築をよくわかっている業者は意外と少ないものです。
土地を売る事が仕事ですから「できるだけ早く売りたい」と
いう思いが優先し、不都合な情報を隠している事だってある
かもしれません。
アドバイスは『専門的な知識を持つ第三者』にお願いした方
がいいです。
例えば、工務店・設計事務所・住宅メーカーと一切資本関係
をもたず、完全独立の立場から最適な依頼先を見つける仲人役
である私達のような所。
不動産コンサルタントや不動産鑑定士、土地家屋調査士など。
また、設計者や工務店が決まっているのなら、一緒に土地を
見てもらうというのも良いでしょう。
どれも多少のお金はかかりますが、大きな買い物なのですから
後悔することのないようにしましょう。
次回は「家と家族、そしてライフスタイル」です。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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