[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]
2009年12月6日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、突然の相談者の話でしたね。
「いつか新築を・・・」と、今まで勉強していても、
いざとなると何から手をつければいいのかチンプンカンプン。
そういう場合、大事なことは大きなことから決める。
まずは、資金計画。
家を建てた後も心配なく暮らせることが重要。
その為には、安全な総予算を組むことです。
自分では、資金計画ができていると思うかもしれません。
しかし、お金の専門家(ファイナンシャルプランナー)に
相談することをおすすめします。
現在だけでなく、将来、いろんな状況で必要となるかもしれないことを
予測計算してくれます。
せっかく夢が叶ってマイホームを手に入れても、
生活が窮屈では楽しくありません。
また、ローンが払えなくなり手放す人もいます。
さらに、住宅ローンが原因で破産ということも。
そうならないために、しっかりとした資金計画を立ててください。
それが出来てはじめて、次のステップです。
でしたね。
あなたも、もし住まいづくりに迷ったら、
まずは、私に相談してください。
今日は、寝室の環境についてです。
よく“人間は人生の3分の1を睡眠に費やしている”って
言いますよね。
1日24時間のうち、約8時間は睡眠に充てていることから、
このように言われているわけです。
睡眠が重要であると認識している人は多いと思います。
でも認識しつつも、寝具に気を遣ったり、寝室の環境にまで
気を遣っている人って、少ないと思いませんか?
あなたは、いかがですか?
住まいづくりの打ち合わせで「寝るだけの部屋だからどこでもいいわ」とか、
「寝室はベッドが置ければいいだけ」など、
適当に寝室を決めてしまう人、実際に多いんです。
寝具は使い心地が悪ければ変えることができますが、
寝室の環境はそう簡単に変えることはできません。
ですが、家を建てるときのちょっとした工夫で、
毎日快適に眠る環境を作ることができるということです。
例えば、幹線道路などに面している部屋は、
やはり車の音が気になりますね。
日中は、あまり気にならない車の音でも、
夜は音が響くため予想以上に気になるものですよ。
「音」といえば、生活音ですね。
家族とはいえ、生活リズムが違う場合もあるでしょう。
今は同じでも、子どもが成長すると違ってくることもある
かもしれませんね。
二世帯住宅なら、なおさら生活リズムの違いによる生活音は
とても気になるものです。
特にお風呂やトイレなどの配水管の音や、日中はあまり気に
ならない冷蔵庫などの音も、夜中には騒音となるのです。
そして忘れてはいけないのが、お隣の家の間取りです。
自分の家の中でいくら気をつけて間取りを考えたとしても、
寝室のすぐ横がお隣のお宅のトイレでは意味がありませんね。
もう1つは「太陽」。
冬の西日はポカポカ温かく、暖房要らずで経済的ですが、
夏の西日は厳しく本当に辛いですね。
エアコンも効きが悪く、エコにも経済的にも良くないですね。
季節によって左右されやすい室温や湿度は難しい問題です。
これまでお話した事は、家を建てる前に周辺を観察したり、
家族の生活を話し合うことで、事前に改良策をみつけることができますね。
「音」の場合は部屋の位置を考えたり、音の質によって
防音方法を考えることができます。
「西日」など、部屋の温度や湿度の場合も、間取りを工夫して、
部屋の位置や風の流れを考えることで、解決することができます。
次回は、快適な睡眠のための環境づくり(その2)です。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]
2009年12月13日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、寝室のお話でした。
睡眠が重要であると認識している人は多いのに、
寝具や寝室の環境にまで気を遣っている人は多くないですね。
寝具のように、簡単に変えることができない寝室の環境は、
家を建てるときに工夫してみてはどうでしょうか。
まず土地の周辺を観察しましょう。
大きな道路や線路などありませんか?
方角と日当たりもチェックしましょう。
季節を考慮することを忘れずに。
小さいけれど気になる生活音はありませんか?
家を建てる前に、間取りをちょっと工夫することで、
快適に眠れる環境を作ることができますよ。
でしたね。
今日は、睡眠の話です。
睡眠の時間とは何ですか?
そもそも、昼間に使った脳と体をしっかり休ませてあげる時間です。
もし寝なければどうなってしまうのでしょうか。
仕事が忙しかったり、考え事や悩み事があったりして眠れない日が続くと、
ボーッとして集中力がなくなったりしたことはありませんか?
目の下にクマができたり、肌が荒れたりしたことはありませんか?
それは、脳の機能が低下して運動能力や免疫力が落ちてしまうからです。
眠っている間に血液が再生されたり、細胞が修復されるそうです。
・・・とここまで聞くと、本当に睡眠って毎日を元気に、
楽しく過ごすためにとっても重要なものなんだなと思いますね。
◆不眠の人が増えているのはなぜなのでしょうか?
不眠の原因は前回お話した騒音などの住環境よりも、
現在の便利な生活環境が大きな原因の1つかもしれません。
残業など仕事による体や心の疲労(ストレス)に加えて、
インターネットやゲームで夜更かししやすい環境。
街は24時間営業のお店が増えて、夜中でもとても明るいです。
朝日を浴びると体内時計がリセットされて快適に目覚めることができる、
という話を聞いたことはありませんか?
太陽の光を意識しない毎日を送ることで体内時計が狂い、
眠れなくなるんだとか。
つまり、眠りには自然を感じる生活を送ることが、
とても重要ということでしょうね。
朝は朝日を浴び、日中は明るく、夜になるにつれ暗くなる。
人工的なものばかりに頼らず、自然の光と風を最大限に生かした
住まいづくりが大切なんです。
◆自然の補助として人工的なものを取り入れよう
敷地や室内の日当たりを確認し、風の流れはどうなるのかを考えた上で
窓や扉の配置を決めましょう。
人工的な管理によって作られる環境ではなく、
自然の光や風で作られる環境の方がより重要です。
とはいえ、すべてを自然に頼ることは難しいし不可能です。
人工的な照明や空調はあくまでも補助と考えて、
上手に取り入れてくださいね。
次回は、
どんな事に気をつけて自然の光や風を取り入れるのか。
快眠につながる照明や空調とはどんなものなのか。
についてです。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]
2009年12月20日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、
毎日を、元気に楽しく過ごすために重要な睡眠の時間。
もし寝なければ、脳と体をしっかり休めることができず、
脳の機能が低下し運動能力や免疫力が落ちてしまいます。
睡眠不足は、現在の便利な生活環境が大きな原因の1つとも言えます。
朝は朝日を浴び、日中は明るく、夜になるにつれ暗くなる。
そんな当たり前の事が、睡眠不足の解消に繋がるんです。
人工的な照明や空調はあくまでも補助と考え、
自然の光や風を最大限に生かした住まいづくりが大切。
でしたね。
今日は、快眠についてです。
◆快眠のためには?
眠気に関わっている、脳内のメラトニンというホルモンは、
日中に光(太陽光)を浴びることで増加します。
このメラトニンが夜になって暗くなると分泌されて、
眠気を感じるようになるんです。
ところが、夜になっても明るい照明の中で過ごすと、
メラトニンの分泌が抑制されてしまいます。
このことが、先ほど睡眠不足の大きな原因の1つとして挙げた
「現在の便利な生活環境」なんです。
遅くまで営業しているお店や24時間営業のお店も増えました。
そういうお店は、夜中でも照明が眩しいほどです。
もちろん部屋の中でも、TVゲームやパソコンや携帯電話など、
明るい画面などで興奮や刺激を目から脳に与えています。
そして、皆さんあまり気にしていないのが部屋の照明です。
あなたは、どうですか?
明るすぎる照明も、やはりメラトニンの分泌を抑制するんです。
就寝前のTV、ゲーム、パソコン、携帯電話などを止めて、
間接照明などを利用した、明るすぎない部屋でゆったりと過ごす
時間を持つことで、自然と快眠につながっていくんです。
◆快適な目覚めのためには?
自然の光を取り入れましょう!
では、どの部屋にも大きな窓をつけて、目一杯日光と風を
取り込めばよいのでしょうか?
先ほどもお話した、眠気に関わっている、脳内のメラトニン
というホルモン。
これは日中に光(太陽光)を浴びると増加し、夜になって
暗くなると分泌して、眠気を感じるようになるんでしたね。
そして、朝はこの反対で、太陽光を浴びることで、スッキリ
と目覚めることができるわけです。
防犯対策や間取りの関係などで、小さい窓1つとか、
窓がまったく無い寝室では、自然に太陽光を浴びることは
難しいと思います。
理想は、夜明けと共にだんだんと明るくなり、太陽光を少し
ずつ浴びることで、体がゆっくり覚醒し、さわやかな目覚め
を迎えるということ。
朝日が入る寝室が一番ですが、太陽光は鏡を利用して取り込
むことでも効果は得られるので、工夫してみましょう。
睡眠と覚醒の場となる寝室の環境づくりに大切なのが、
音、光、室温、湿度、それから寝具。
それに加え、香りやインテリアのカラーなどが寝室環境で
整えるべき要素だと言います。
健康でいるために環境を見直してみましょうね。
次回は、具体的に快眠につながる照明や空調についてです。
では、また。
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[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]
2009年12月27日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、
眠気に関わっているのが脳内のメラトニンというホルモン。
TVゲームやパソコンや携帯電話などの明るい画面や、明るすぎる照明で
興奮や刺激を目から脳に与えると、メラトニンの分泌を抑制します。
間接照明などを利用して、ゆったりと過ごす時間を持つことが
快眠にとって大切なんです。
それともう1つ、快眠には“快適な目覚め”も大切。
夜明けと共にだんだんと明るくなり、太陽光を少しずつ浴びることで、
体がゆっくり覚醒し、さわやかな目覚めを迎える。
これが理想ですね。
睡眠は「毎日を元気に楽しく過ごす」という活動的な
気持ちにもつながる大事なことなんです。
でしたね。
今日は、どんなことに気をつけて快眠のための照明や空調を
考えていけばよいかという話です。
前回お話した、睡眠と覚醒の場となる寝室の環境づくりに大切なこと。
それは、音、光、室温、湿度、それから寝具。
それに加え、香りやインテリアなどのカラーでしたね。
空調というとエアコンや加湿器などの空調設備をイメージしませんか?
空調とは空気調節の略で、室内空気の清浄度・温度・湿度・圧力などを
“指示された範囲内に調節して保つ”ということです。
ですから、エアコンや加湿器、空気清浄機などで快適な状態
にすることもそうですね。
しかし、自然の日照状況や風の流れや調湿性に優れている素材を使う
ということも必要ということです。
これは、住まいづくりのうえで、人工的なエアコンなどの設備よりも、
まず考えなくてはいけないことです。
◆人工的な照明や空調は、あくまでも自然の力の補助
自然状況や風の流れは、その土地、そして四季によって全く違いますね。
昼と夜でも違うし、窓を開けるかどうかによっても当然違ってきますね。
素人の私達がこれを計算することは無理です。
ですから、その土地の気候風土を十分に理解している人に
設計の段階から考慮してもらわなければなりません。
敷地の日照時間はどうなのか。
室内の日照状況や、風の流れはどうなるのか。
自然を最大限に生かした寝室づくり、住まいづくりができると良いですね。
昔は自然と共に動いてきたのに、自然を感じにくい環境になった私達の生活。
それが“現代病”と呼ばれるものの一因かもしれませんね。
とはいえ、便利になった現代の生活では、自然の力を最大限に生かすことは
なかなか難しいことです。
例えば、夜間窓の外の光が明るいという所もあるかもしれません。
雨戸や遮光カーテンを利用したり、寝室の主灯は明るく青白い光を
避けて目線に入らない位置に設置すること。
それから朝日をしっかり浴びて目覚めることが無理ならば、
タイマーで起床時間の少し前から段々と明るくなる照明もあります。
自然素材の木は、調湿性能に優れているので、そのような素材を使う
のも良いかもしれませんね。
自然の力を最大限に生かすこと、そして補助である照明や空調、
調湿素材なども上手に取り入れることが、真の快適につながるということです。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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