広告の見方をご存知ですか?

[ テーマ: 失敗しない住まいづくり ]

2009年2月1日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


前回は、

いろんな方法で、どんなに情報収集しても、それは、ほんの一握りの情報に過ぎない。

本当に知りたい情報を手に入れる事は難しい。

地元で昔からコツコツ仕事をしている小さな工務店は、広告を出す必要がない。

お客さまからの信頼と、家づくりに対する情熱。

それを、大切にしている工務店こそが、住まいづくりのパートナーとしてふさわしい。

でしたね。

 
今日は、

“住宅広告の読み方”を勉強しましょう!

ではなくて、

住宅広告を出す、出さなければいけない、ということが、 

問題だと言う話をします。


この1週間、あなたは、

テレビや新聞広告などの住宅情報をどれくらい目にしましたか?

よくみるのが、

「今ならこんな特典があります」

「我が社は、最新の○○工法を取り入れています。」

「月々、○○円(家賃並み)で購入可能です」

と、こんな広告でしょうか。


あなたは、CMや広告以外にも、

メルマガや本を読んだり、色々な方法で勉強しているので、

「良いことばかり言っても、騙されない!」

と思っているかもしれませんね。


一方からは良く見えても、違う方向から見れば、デメリットだったり。

それは、住まいづくり限らずありますよね。

「○○工法は※※※だから一番優れている」

というけれど、デメリットだってあるはずです。

広告やCMの内容に目を向ける前に、今日は視点を変えましょう。


前回、広告やCMで宣伝を行っているのはごく一部なのですと書きました。

TVのCMって何百万円、何千万円ってするんですよね。

新聞広告だって結構な費用は掛かります。

ゴールデンタイムにCMを流したり、某有名芸能人を起用している大手ハウスメーカー。

新聞に大きな広告を載せる工務店。


宣伝文句が「“安い”家づくり」だというのに、  

いったい宣伝費にいくらかかっているのでしょうか?

それだけの経費(宣伝費)は、どこから出てるのだろうか?

皆さんに知って欲しいから利益を削って宣伝している。

そんな訳ないです。

おかしいとは思いませんか?


その経費。

実は、TVCMや新聞広告だけではありません。

住宅展示場に建つ立派なモデルハウスの建築費に、営業マンの人件費。

パンフレット代、これらすべて誰が負担しているのでしょう?

実は、その会社で家を建てた施主が負担しているんです。

 
怖ろしい話ですよね。

「“安い”家づくり」坪単価○○万円、の中に含まれているんです。

大手ならではの大量生産、とはいえ、

実際、家に使われているお金は一体そのうちの何割なんでしょうか。

怖いです。

何千万円という宣伝費をかけても、赤字にならない。

立派なモデルハウスを何軒建てても、赤字にならない。

だから宣伝して、立派なモデルハウスを建ててるんです。

この「からくり」はよくあることなんです。


ハウスメーカーの宣伝費に、

あなたの大切な大切な何百万円を使えますか?

何があっても、絶対に嫌ですよね。

「からくり」に惑わされないように。


次回は、

住まいづくりのパートナーは、CMや広告では選べません。

信頼できる工務店、あなたは知らないだけで、あなたの近くにたくさんあります。

ただ一口に工務店といっても、千差万別。
    
あなたの住まいづくりに最適なパートナーに出会う為には、

あなたの住まいづくりの土台をしっかりと固める必要があります。

次回は、また土台づくりです。

では、また。

 

 

 

 

 

追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。

ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。


あなたにとって家づくりに必要なものは何ですか? 

[ テーマ: 失敗しない住まいづくり ]

2009年2月8日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


前回は、日常的に目にする住宅の広告やTVCM。

これらの経費(宣伝費)は、一体どこから出ているのか?  

立派なモデルハウスを何軒建てても、赤字にならない。

あなたの大切なお金を、会社の経費に使いたくない。

そんな「からくり」に惑わされないように。

と言う話でしたね。

 
今日は、

住まいづくりのパートナーは、CMや広告では選べない。

あなたが住まいづくりの最適なパートナーに出会う為には、土台を固める必要ある。

という話をします。


一口に工務店と言っても、色々な工務店があります。

1年間に100棟以上建てる工務店もあれば、1~2棟しか建てない工務店だってあります。

新築工事よりもリフォームを多く手がけている工務店だってあります。

それに、工務店によって得意としている工法が違っていたり、

昔ながらの木造住宅が得意とか、

デザインを重視した工務店、コストを重視した工務店、

材料にこだわっている工務店、技術力にこだわった工務店、

最近では、自然素材を売りにしている工務店も多いですね。

何が良い悪いではなくて、あなたにピッタリな工務店を探さなくてはいけません。  


しかし、今の家づくりは施主の視点ではなく、業者側の視点で行われています。

知識のある業者と、知識も経験もなく建築関係に無縁の施主。

どちらが有利かは当然わかりますよね。


例えば、

自社の売りや魅力ばかりを語り、他社の悪口を言う。

こんな話もよく聞きます。

でも、

建築の知識を持たないあなたには何が本当なのか見抜けませんよね。

では、工務店選びを失敗しないためにはどうすればよいのでしょう。


知識を持たない人にとって、

客観的に中立の立場でお手伝いしてくれるところ、

相談に乗ってくれる専門家がいれば安心ですよね。


そして、もう1つ大切なことは、

あなたが“どんな住まいにしたいのか”という

“住まいづくりの土台”をしっかり作ることです。

あなたにとって何が必要で、何が必要でないのか。

これだけでもわかっていれば、

業者の言葉に惑わされることが、少なくなります。


ただ、あなたとあなたの家族にとって、

何が必要で、何が不必要なのか、わかっているようで、わかっていない。

なんていうことはありませんか?


以前、このメールで、

『家族関係がしっくりしないまま家を建てるということは、

“しっくりこない住環境”を作り上げてしまう事になる』

と、書いたことを覚えていますか?

家族間の問題。

波風立てたくないからと見てみぬふりをしていませんか?

もし心配なら、

次の質問に“YES”か“NO”で答えてみてくださいね。

 1.あなた一人だけが家づくりに躍起になっている。

 2.家族と家づくりの話をすると、「あなたに任せるわ」と言われる。

 3.親からの資金援助がある為、間取りや業者について親の言いなりになっている。

 4.子どもの学校の転校時期や、家賃の支払いがもったいないから、

   いつまでに引越したいか期限を決めている。

1~3は、家族が生活を楽しむための住まいづくりなのに、

これでよいのでしょうか?

4は、もちろん大事なことですが、そればかりにとらわれて焦っていませんか?

“焦り”はよくありませんね。

判断を誤ってしまいがちです。
 

では、次回までに、

上記の1~4について、もう一度よく考えてみてくださいね。


次回は、

あなたにとっての、『生活を楽しみ、快適に過ごせる住まい』と、

あなたの家族にとっての、『生活を楽しみ、快適に過ごせる住まい』は、同じですか?

についてです。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。

 


生活を楽しみ、快適に過ごせる住まいとは・・・

[ テーマ: 失敗しない住まいづくり ]

2009年2月15日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


前回は、今の家づくりは、業者側の視点で行われている。

建築の知識を持たないあなたが、業者の言葉に惑わされることなく、

自分にとって最適な住まいづくりのパートナーを見つけるためには、

客観的に中立の立場でアドバイスをしてもらえる専門家と、

“どんな住まいにしたいのか”という

“住まいづくりの土台”をしっかり作ること。

と言う話でしたね。


今日は、

あなたにとっての、『生活を楽しみ、快適に過ごせる住まい』と、

あなたの家族にとっての、『生活を楽しみ、快適に過ごせる住まい』は、同じですか?

と言う話をします。


住まいづくりを始めたあなたは、家族で住まいについていろんな話し合いをしていると思います。

パーソナルデータもまとめているかもしれませんね。

住まいづくりというと、どうしても資金・土地・工務店。

と話を進めてしまいそうですが、

どれだけ(最初に出てきた)家族との関係と、話し合いが大切なものなのか、

このメールで知っていただけたと思います。


それでは、前回最後に出した質問、考えてみましたか?

YESがあった人。

住まいづくりに対して、家族全員が1つになれていないのかもしれません。

「なぜ住まいが欲しいのか?」から

もう一度じっくり話し合った方がいいですね。

では、YESが1つもなかった人。

“住まいづくりの土台”は完璧?

いえいえ、そうではないかもしれません。

もう一度パーソナルデータを見直してみましょう。

例えば、部屋に対するイメージや希望です。

あなたとあなたの家族の意見は一致していますか?

そして、今の生活とフィットしていますか?


“新しい住まい”と思うと

モデルルームのような住まいを思い描いてしま人が多いのでは?

リビングで例えると、

大画面の薄型テレビにお洒落なソファー、飾り戸棚、・・・。

でも、実際に生活するとなると、生活感のある物がリビングにあふれてくるはずです。

私は片付けが好きで、“リビングに余計な物は置かない主義”の生活をしているつもり。

でも、雑誌や新聞紙、子どもの学校のお手紙、赤ちゃん用品など気がつくとゴチャゴチャ。

素敵な飾り戸棚。

しかし、子ども達が走り回ってぶつかったら、と思うと怖くてずっと見張っていなくてはいけません。

こんな気を遣った生活、疲れそうです。

長くは続きません。


理想じゃなくて、今の生活にフィットするような部屋づくりが大切なんですね。

以前、雑誌に載っている素敵な部屋、参考にしたいインテリアなどの

切抜きを取っておくとイメージを人に伝えやすい。

と書きましたが、ただ、切り取っておくだけではなく、

どこが気に入ったのか?

何をマネしたいのか?

それを日付と共に書いておくと良いですね。

どんな部屋をイメージしているのか?

そしてその部屋で生活を楽しめるのか?

とてもわかりやすくなると思います。


今の生活をじっくり観察することが、とても大切なんです。

例えば、リビングでの夫、妻、子どもの過ごし方。

今日から1週間、家族で観察し合って見てください。

自分でも気がつかない、なんていうことも案外あるかもしれませんよ。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。

 


ライフスタイルからプランを考えてください。 

[ テーマ: 失敗しない住まいづくり ]

2009年2月22日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


前回は、理想じゃなく、今の生活にフィットするような部屋づくりが大切。

そのためには、今の生活をじっくりと観察すること。

それが、家族みんなが快適に過ごせる住まいづくりにつながるのです。

と言う話でしたね。


家族それぞれの過ごし方、観察してみましたか?

部屋でどんな風に過ごすのか、人それぞれ。

なんですよね。

例えば、

ゴロ寝でTVを見るのが好きな夫と、いつもお洒落に過ごしたい妻。

こんな2人がイメージするリビングって違っていて当然ですよね。

どちらかの意見で造ってしまうと、

どちらかは居心地が悪くなりますよね。


私の場合、リビングでゴロ寝ですが。

妻にしてみれば、夫がいつもゴロゴロだと、ちょっとイライラかも。

大きな体でゴロゴロされると狭く感じますよね。


このように、

・ゴロ寝はして欲しくない

・たまにはゴロゴロ過ごしたい

という夫婦には、

“すっきりきちんと派のリビング”と

“狭くても良いからゴロ寝専用の部屋”

この2つがあれば、どちらも快適に過ごせますよね。

もちろん、

夫婦揃ってゴロ寝大好き! 

なら、

“ゴロ寝が存分に楽しめるリビング”

を造れば良いのです。


これはリビングだけではありません。

例えば、綺麗好きな人のキッチンと片付けが苦手な人のキッチン。

それぞれに適したキッチンがあるのです。

最近人気のアイランドキッチン。

アイランドキッチンとは、その名の通り。

リビングやダイニングを海に見立てると、

その中に島のように配置されるキッチンのことです。

従来の台所とは違ってLDKを一体的な1つの空間としているので、

当然キッチンがゴチャゴチャしていると、

LDK全部が散らかっている印象になりますよね。

片付けが苦手な人のキッチンではなさそうです。

ドアを閉めれば見えない、独立型のキッチンにしておけば

快適な生活が送れるのに。  

ただ、人気があるから、モデルルームで見て素敵だったから。

という理由だけで、アイランドキッチンを選んでしまうと、

散らかった印象の落ち着かないLDKで過ごすか、

「見えるから」と苦手な片付けをしなくてはいけない

苦痛の毎日を送らなくてはいけないのです。

ストレスですよね。


リビングとキッチンの話でしたが、

夫婦の意見の違いがもっとはっきり出てくるのが

“子ども部屋”でしょう。

子ども部屋は、子どもの教育方針と関係してきます。


次回は、子ども部屋の話です。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。