なぜ、子ども部屋が2階の東南の角にあるのか?

[ テーマ: きっと良い子に育つ家づくり ]

2008年12月7日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


将来を考えて家づくり。

新築の家に、一番長く住むのは誰ですか?

それはもちろん夫婦ですよね。

では、子どもがその家で生活する年月ってどれくらいですか?

せいぜい10年から15年。

長くても20年。

そうではありませんか?

それに比べて子どもが巣立った後、一体何年そこで生活するんでしょう?

20年、いや30年。

場合によっては40年生活するかもしれません。

だから、“洗面とトイレとお風呂”ですが、

なるべく“主寝室”に近いところにしてください。

特に年を取ると移動も大変ですから。

ですから、老後を充分考慮したプランを練ってくださいね。

間違っても子ども中心のプランにならないように。


しかし、子ども中心の家づくりになってるんです。

あなたは、なぜだと思います?

それは、

子ども中心の家づくりになる一番の原因は“住宅展示場”なんです。

だれでも、一度は行きますよね。

その“住宅展示場”の間取りはどうなってますか?

子ども部屋はだいたい2階の東南の角にあります。


ですから、

「子ども部屋は、ここになんだ」

と勝手に思い込まされてしまうんです。

子どもの教育方針は考えません。

広告、チラシ、住宅雑誌の間取りプランでもそうです。

そこに、子ども部屋がある。

だから自分たちで間取りを書くと、2階の東南に子ども部屋を作ってしまうんです。


これまで、シリーズでお送りしてきた「きっと良い子に育つ家づくり」。

それらを、まとめてみます。

1.使う建材はよく吟味する。

2.子どもではなく、家族中心の間取りにする。

3.ポリシーを持って子ども部屋を作る。

4.夫婦の寝室を快適な空間にする。

5.バス、洗面、トイレは寝室に隣接させる。

6.父親の権威(書斎と大黒柱)を考える。

他にも、広告、チラシ、住宅雑誌のハウスメーカーの間取りプランでもそうです。

これらが、子どもが正しく育っていくための要素でしたね。


ところで、家づくりの情報ですが、

知りたい情報と、知っておかなければいけない情報があります。

また、あなたにとって知ってはいけない情報もあるんです。

家を建てることを目的にすると、そんな情報が入ってきます。

“こども部屋の間取り”などがそうです。


それに比べ、知らなければいけない情報は、なかなか入ってきません。

前述のまとめのような事です。

家を建てる事を目的にしなければ、正しい情報を知ることができます。

健康で楽しく家族が揃って生活するという目的。

そのために、家を建ててください。

例えば、

いい子に育てるためには、家はどうしたらいいのだろうか?

夫婦が仲良く一生暮らしていくためには、家はどうでないといけないのか?

ご近所と仲良く付き合うにはどういう家にしてないといけないのか?

そのための情報を取り入れてないと、後で後悔する事になります。


最後に、誰に相談するかも重要です。

初めて家を建てるわけですから、誰かに相談しますよね。

あなたは誰に相談しますか?

一番ポピュラーなのが、ハウスメーカーの営業マン。

親切丁寧に相談に応じてくれます。

もちろん目的があるからですが、自社商品をすすめられます。

結論は、そのハウスメーカーの家を選択せざるを得ないということです。

残念ながら他の選択肢がないんですね。

そういう問題があるので、地元の工務店をお勧めします。

なぜなら、本当に注文住宅だからです。

そして、何より親身になって考えてくれるから。


もし、ハウスメーカーの営業マンに聞くとしたら、

「この家の問題点をあげるとしたらどんな点なんでしょうか?」

という質問をしてください。

そこでもし、

「うちの家は問題は全くありません!」

って言う答えなら、付き合わないほうが良いですね。

正直、そんな家はありませんから。

どんなに優れた人が、どんなにいい材料を使って、どのように建てても問題点は必ずあります。

だから、それを正直に言う人にぜひ巡り合ってください。


子どもの話題に興味を示さない親はいません。

あなたは、ぜひ、幸せな家庭生活が送れる家を建ててくださいね。

では、また。

 

 

 

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家族が幸せになる住まいづくり

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2008年12月14日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

突然ですが、

あなたにとって“マイホーム”ってなんですか?

今日から

「生活を楽しむ家」にするには?

「家族の絆を強め、ともに成長していく家」にするには?

という視点で“住まいづくり”について考えましょう。


家を建てるって、本当に大変ですよね。

それは、たくさんの選択肢の中から自分達家族にとって“一番!”

なものを選ばなければいけないからです。

私もそうですが、多くの人は、家づくりは一生に一度の事。

だから、絶対失敗は許されないわけです。


マンション、それとも一戸建て?

建売、それとも注文住宅?

有名ハウスメーカーと地元の工務店、どちらで建てる?


他にも、

「資金計画」

頭金は?

住宅ローンも種類がいっぱいで迷ってしまう・・・


「工法」

外断熱が良いっていうけど本当?

など まだまだたくさんありますよね。


今は、テレビやインターネットで簡単に多くの情報を手に入れることができます。

しかし、なかには間違った情報もあるはずです。

だから、あなたにとって必要な情報を、正確に知ることはとても難しいことなんです。


わたしは13年前、家を建てました。

「生活を楽しむ家」

「家族の絆を強め、ともに成長していく家」

と言う考えは、残念ながらありませんでした。

「頭金が貯まったからそろそろ購入しようかな?」

からはじまり、

住宅展示場へ行けば営業マンの言葉に惑わされ、

「有名なハウスメーカーなら間違いない!」

「新しい家で楽しい生活が待ってる~」

って思ってました。

その結果。

欠陥住宅だった!

住宅ローンが払えない!

ということはありませんが、

なんとなく物足りなくて、思っていた新しい生活とは違う気がします。

今わたしは“住まいづくり”をお手伝いする仕事をしていますが、

勉強していくにつれ、

 “頭金、資金計画より前にもっと考えることがあったのに”

と後悔しています。

認めたくないけど、私の住まいづくり。多分失敗ですね。

では、頭金、資金計画より前に考えることって何なのでしょう?

それは・・・

『あなたは なぜ“家を建てたい”と思ったのですか?』

『その家でどんな住まい方をしたいですか?』

ということ。

これは“住まいづくり”の土台となるべき所だと思うのです。

わたしのように、頭金が貯まった、とか

友達も購入したからそろそろ私も欲しいな、とか

子どもが小学校に上がる前には欲しいな、

というところから始まるから後悔することになるのではないでしょうか?

あなたとあなたの家族にとって、どんな住まいが必要なのか?

から始まらなくてはいけないんですね。

家族でなんども納得がいくまで話し合えば、

生活を楽しめる家がどんな家かがはっきりと見えてきて、

あなたが本当に必要とする住まいを

確実に手に入れることができるはずです。

それでは次回までに、

↑の質問の答えを考えてみましょう。

あなたと家族の生活パターンや趣味、休日の過ごし方、

なんかを考えてみると見えてくるかもしれませんよ。

まず、あなたの“住まいづくり”の土台を見つけましょう!

では また。

 

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住まいづくりの第一歩は、家族の話し合いから。

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2008年12月21日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

今日は、どんな情報よりも大切な住まいづくりの土台についてです。

前回の質問

1『あなたは なぜ“家を建てたい”と思ったのですか?』

2『その家でどんな住まい方をしたいですか?』

考えてみましたか?


「こどもが小学校に入学するまでには・・・」

「頭金が貯まったから」

「周りに“家を買った”という人が多くなったので私も」

「今の家賃が高いから それならローンを払っても同じ」
  
「新しい家、新しい家具、新しいインテリアで、きっと楽しい生活になるんだろうなぁ」

そうそう、私もそんな風に思っていました。

“家を建てる”= 幸せ 楽しい


でも、

そんな答えを頭に思い浮かべたのなら・・・

「生活を楽しむ家」

「家族の絆を育み、ともに成長していく家」

を手に入れることは難しいのかもしれません。


たとえば、

ローン破産、離婚率の増加、少年犯罪、ひきこもり

どれも起こって欲しくないことですよね。

でもこれって、もしかすると、

原因が“住まい”にあるのかもしれません。

「え~っ!?ローン破産はわかるけで、それ以外も住まいに関係あるの?」

あなたはそう思いました?


確かに、ローン破産は、無理なローンを組んで家を買ったことによる結果でしょう。

でも、離婚やひきこもりは違うんじゃないの。

しかし、

毎月のローンで仕事優先の生活になり、いつの間にか家族の気持ちがバラバラになっていた。

また、間取りが原因で、家族皆が顔を合わせる機会がなくなってしまった。

そんなことは考えられませんか?


せっかく夢のある「マイホーム」の話をしているのに、少し怖い話になってしまいましたね。

でも、

“○○までには家が欲しい”

“家賃がもったいない”

これだけの理由では、無意識に焦って住まい選びや計画を誤ってしまうかもしれません。


“新しい家”に住むだけで“幸せ”にはならないんです。

これから何十年と家族と暮らしていく家を、焦って建てて失敗したくないですよね。

失敗しないためには、あなたとあなたの家族にとって、

どんな生活が“幸せ”なのか。

それを考えることからはじめてください。


まずは、あなたとあなたの家族の“人生のプラン”を考えてみましょう。

“人生のプラン”

う~ん・・・ちょっと堅苦しくて難しそう。

でも大丈夫、簡単なんです。

今現在の好きなことや、こだわっていること。

休日の過ごし方とか、必要な物。

そして、将来の希望など、欲しいもの。

何歳頃には、こんなことをしていたい。

家族でとことん話し合ってみるのです。


どんな“住まい”で、どんな“住まい方”をしたいと願っているのか。

それが見えてくるはずです。

是非、めんどうがらずにじっくり話し合ってください。

これは、“あなた一人”では意味がありません。

“家族みんなで”がとても重要なんです。

では、また。

 

 

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○○家 住まいづくりプロジェクト

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2008年12月28日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


さて、

“あなたとあなた家族の人生のプラン”

について、話し合ってみましたか?


えっ、まだ?


“住まい方”

を話し合うことも、もちろん大切ですが、

“何でも話し合える家族”

は、もっと大切なんですよ。


家づくりに悩む影に、家族の悩み。

夫婦関係、両親との関係など実は色々な悩みの種がかくれている、

ということもあるんです。


たとえば、

・あなた一人だけが家づくりに躍起になっている。

・家族と家づくりの話をすると、「それは任せるわ」と言われる。

・親からの資金援助があるため、間取りや業者について、親の意見を取り入れる。

など、結構よく聞く話ですね。


しかし、

たった一人の意見だけで、これから何十年も生活する家を建ててしまっていいのでしょうか?


たとえば、

「任せる」って、一見“信頼している”=“任せる”と思えます。

しかし、大変な家づくりを「面倒だから」と、放棄しているとも取れますよね。

出来上がってから文句を言っても遅いし、

もっと、家族の関係が悪くなるんじゃないですか?


そして、両親の援助。

よく聞く話です。

「お金は出しても口は出すな」

なんてひどいことは言えませんが、誰が住む家なのかを考えて欲しいものです。


このまま家づくりをしていざ、家が出来上がり、生活が始まってから、

家族間のトラブルが発生したり、家族バラバラになってしまったり。

悩みの種や不満が、次々と芽を出すことになるかもしれません。


「生活を楽しむ家」

「家族の絆を育み、ともに成長していく家」

それが、

「ストレスの溜まる家」

「家族の溝を深め、バラバラになってしまう家」

となってしまいます。


何の為の住まいづくりなのでしょう?


つまり、

家族関係がしっくりしないまま家を建てるという事は、

“しっくりこない住環境”

を作り上げてしまう事になるんです。


「忙しくて時間がない」

なんて言わずに、少しずつでいいんです。

家族全員で話し合ってください。

家族が何を考えているのかを知り、家族の絆を深める、大事な時間になるはずです。

(意外と知らないこともあるかも・・・)

 

あなたとあなたの家族にとって、何が必要で、何が不必要か、見えてきますよ。


話し合った

“人生のプラン”を現実にする“住まい”が、あなたとあなたの家族にとって

「生活を楽しむ家」

「家族の絆を育み、ともに成長していく家」

になるわけです。


【○○家 住まいづくりプロジェクト】

と題して、まずは記念すべき第1回目の家族会議の結果を

ノートに書きとめてみてはどうでしょう。

今後、きっと役に立つと思いますよ。

では、また。

 

 

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