結露対策と暑さ対策は健康リフォームです。

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2010年11月5日16:46:10

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


少し前の話ですが、2003年の夏、記録的な猛暑により

フランスで約1万5千人の方が亡くなりましたね。

あなたも覚えていらっしゃいますか?

あのとき驚いた事は、

亡くなった人の多くが、家の中に残っていた高齢者や

身体が弱い人、小さな子どもだったということです。

家の中も油断はできない、

ということを思い知らされた出来事でした。


日本でも、室内での脱水症状を防ぐための対策が、

数多く報道されましたね。

3歳頃までに汗を出す機会が少なかった人は、

大人になっても汗が出にくいといわれます。

そんな体内の余分な熱を出す機能が弱い人たちも、

高齢者や子ども同様、夏は怖い季節ですね。


一般的に気温が33度以上になると、

高齢者の死亡率が高くなるといわれています。

その原因として、

高温による免疫力の低下、

発汗と水分の補給不足からくる脱水症状、

血液循環の減少などがあります。

健康な方ならば、

身体は心臓の温度を上げないようにするため

血液を手足に流し放熱します。

しかし、高齢の方はそれがうまく機能せず、

脳卒中や心臓発作を引き起こしてしまうことがあるそうです。

昨年の夏は大丈夫だったから・・・と油断できませんね。


また、数十年間家族を守り続けてくれている家は、

断熱性が低いものが多いですよね。

夏、西日が入る部屋は灼熱地獄。

暑すぎてクラクラします。

夜も壁が熱を持っているので、寝苦しいものです。

室内で冷房をつけても、

足元だけが冷えて冷房症になることもあります。

日中でも、赤ちゃんは寝ていることが多いので、

家事をするお母さんに合わせて冷房をつけていると、

赤ちゃんだけがつらい思いをすることにもなりかねません。


窓リフォーム・断熱リフォームは、

冬の結露対策だけではないんです。

夏の熱さ対策にも有効ですよ。

壁や窓だけではなく、天井の断熱もすることで、

より暑さをやわらげることができます。

「リフォームはお金に余裕がある人が

快適性を求めるためにするものだ。贅沢だ」

と思っている人。

もしかしたら今まで

リフォームには興味が無かったかもしれませんね。

でも、健康を・・・命を守るためだったら?


暑さ対策は、

よしず、遮熱カーテンなど比較的安価なものから、

複層ガラス、壁・小屋裏断熱までいろいろな方法がありますが、

もしも、あなたが毎年、

冬の結露や夏の室内の暑さに苦しんでいるのなら、

家族の健康のために、断熱リフォームを一度検討してみては?


では、また。

 

 

 

 

 

 

 

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“吹き抜け”って素敵ですよね。 

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2010年11月14日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所、若松です。


一戸建てを新築するとき、

吹き抜けを採用する割合は約3割です。

あの開放感は気持ちいいですよね。

採用した中の8割の方は満足しています。

・2階の子どもの気配が分かる。

・1階のリビングの日当たりがよく、明るくて気持ちいい。

など。


では、満足していない2割の方は・・・

・見た目は良いが、冷暖房の効率が悪い。

・高いところにある窓の掃除ができない。

・確かに気持ちいいのだが、来客時、2階の声が気になる。

・照明の電球交換が自分でできない。

・1階の匂いが2階に広がる。

などなど。


『冷暖房費の嘆き』はよく耳にしますが、

断熱構造や、床暖房+天井扇など、いろんな方法で対策はできます。

でも、あなたがそれを知らずに、対策の確認を怠ると

暑さと寒さに悩み続ける吹き抜けになるかもしれません。

ガラス一つ違うだけでも室温が違ってきますから

業者さんと、とことん話し合ってくださいね。


地震の時は、吹き抜けが無い家に比べると不利です。

床がない分だけ、どうしても建物が軟らかくなり、

変形しやすくなるので、きちんと構造計算をしてくれる

業者さんでないと危険で不安です。


また、荷物が多いのに収納スペースを削ってまで吹き抜けをつくり、

後悔した方もいます。

家族が暮らすのに必要な床面積・間取りを確保して、

余るようなら吹き抜けを検討するようにした方がいいですね。


天窓を設置する場合、西や南ならば夏の灼熱地獄を覚悟しておきましょう。

ヘタをすれば、ガラスが割れる危険もあります。

快適さを追求する業者さんなら、そこは避けるそうです。

北側が無難です。

もし西か南を勧める業者さんなら、知識が無いか、

お客様の快適な生活より儲けのことを考えているところかもしれません。

でも、どうしてもそこを勧めるようなら、理由を聞いておくべきでしょう。

あとはあなたの判断次第です。

照明は昇降機能付きのものがありますが、

高い位置にある窓の掃除だけは、専門業者さんに

お願いするようになりそうですね。

高齢になってからは特に危険ですから。


業者さんにお願いして、

その業者さんが実際に吹き抜けのある家を建てたOBさんの家を

見せてもらうこともできるでしょう。

実生活での感覚をつかんだり、OBさんの感想を聞くのは大事ですね。

特にデメリットは。

生活スタイルによっても、採用する広さ・方角によっても違ってくるので

しっかり考えましょう。

「あなたに快適に暮らしてもらいたい」

と思っている業者さんなら、

親身になってあなたの相談に乗ってくれます。

遠慮しなくていいんですよ。


では、また。

 

 

 

 

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あなたにとって必要なもの、いらないものを見極めて。

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2010年11月21日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


アパートなどの狭いお風呂が嫌で、

「新築したら、絶対に広い浴槽にして足を伸ばして入るんだ」

と思った事がある方は多いでしょう。

特に、小さい子どもをお風呂に入れているお母さん達は

「広い浴室があれば・・・」

と、何度も思ったことでしょう。

一日の疲れを取ってくれる貴重な場所ですからね。

足を曲げて入る窮屈なお風呂より、

のびのびとリラックスできる方がいいでしょう。


浴室の不満として多いのは

「床が冷たい・汚い」、「洗い場が狭い」、「すぐカビが生える」

など。

毎日使う場所ですし、リラックスしたい空間だからこそ、

不満は大きく強く、主婦にとっては本当に悩みの多い場所でした。

冬になると、極端な温度変化のためヒートショックで亡くなる方も多く、

脱衣所や浴室をファンヒーターやストーブなどで暖めたり、

それぞれの家庭で、さまざまな対策が考えられてきました。

冬の寒い日に爪先立ちで床を歩いても

頭の先まで「キーン」と来るあの冷たさは、

言葉で表現できませんよね。


子どもの頃、冬の一番風呂に入るのは好きでしたか?


1970年代にユニットバスが登場してから、

浴室はどんどん進化しました。

そして今、浴室は驚くほど進化しています。

乾燥しやすい床は、もはや標準装備。

冷たくない、転んでもケガをしにくい、

足の裏の熱が逃げるのを防ぐ、という床もあります。

小さい子は簡単に転んでしまうので、ありがたいですね。

手すりも付いていますから、高齢者の方も安心です。

他にも、浴室自体の断熱性を上げたり、

湯温が下がりにくい浴槽も登場し、

寒いお風呂は過去のものとなりました。

さらに、浴室換気暖房乾燥機の登場で、

入浴前に室内を充分に暖めることができるため、

ヒートショックの危険性も少なくなりました。

年間1万4千件も発生していたヒートショックのほとんどが

脱衣所や浴室で起きていたことなので、

今後、浴室換気暖房乾燥機の普及によりどんどん減少することでしょう。


掃除もしやすくなり、タイルの目地の汚れやカビから解放されました。

雨の日には浴室で洗濯物が乾かせたり、主婦には良いことづくめです。


お風呂に限らず、快適で便利なものは、あれもこれも欲しくなりますね。

でも、だからこそしっかりチェックして自分達に合ったものを選ぶ冷静さも必要です。


ある人の話ですが、

アパートの狭いお風呂に幼児二人と入るのが窮屈でうんざりしていました。

新築するときには、一番大きい規格の浴室にしました。

引っ越した二日後、子どもの一人が転んで口にケガをしました。

お母さんが一人を洗っている間に、

もう一人がはしゃいで動き回っていたのです。

子どもなりに、とっても嬉しかったんでしょうね。

いくら滑りにくいといっても、動きによっては当然危険です。


浴槽が大きくなったので、その分光熱費や水道代も増えます。

「いつまでも一緒に入るわけじゃないし、標準でも十分だったかも・・・」

と後悔しています。

打ち合わせの時はそれしか見えなかったそうです。

ご主人はヒノキのお風呂に憧れがあったそうですが、

「掃除もラクだし洗濯物も乾かせるし、ここだけは絶対に譲れない」

と奥様に押し切られたそうで、いまだにブツブツ言っています。

男性には一日の疲れを取る空間。

もちろん女性にとっても疲れを取る空間ですが、

掃除・洗濯・育児などの仕事が関係してきます。

ですから便利さを追求するのもやむを得ません。

どちらを取るかは、ご夫妻の話し合い次第です。

子どもはいずれ家を離れますから、

子どもより親の意見を優先させるべきでしょうね。


多くの業者が多くの機能を付けた浴室を提供しています。

どれも本当に魅力的です。

でも、だからこそ、

本当に必要なものは何か?

無くてもいいものは何か?

これから何十年も使う事を考えて、しっかりチェックしましょうね。


では、また。

 

 

 

 

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家族で楽しく資金計画を!

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2010年11月28日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


アパート・借家・社宅などなど・・・。

狭くて持ち家ではない住まいで暮らす子ども達は、

親が思っている以上に『家』に憧れています。

広い家の中に自分だけの部屋があって、

好みのインテリアに囲まれて、

自分でキレイにしたお部屋に友達を招いて、

「わーっ、かわいい部屋ね」

なんて言われたら、

ちょっと照れるけど嬉しくて・・・。

夢は膨らみます。


お友達の家に遊びに行って、その子の部屋で遊ぶのは楽しいけど、

自分は狭い家に住んで、自分の部屋もなくて、

友達を呼ぶのも気が引ける・・・

心のどこかに劣等感を感じています。

子ども達は時として、残酷な素直さを発揮しますから、

「○○ちゃんのおうちは古くて狭いから、行きたくない。

私の家でだったら遊んでもいいよ」

と普通に言って、無意識のうちに○○ちゃんを傷つけています。

あなたの子どもさんは、そんな経験をして泣いた事はありませんか?

男の子よりも女の子の方が、そんなことを言いがちです。


だから、

「どうしてウチは家を建てないの?

お友達は、み~んな自分の部屋があるんだよ。

私だけなくて恥ずかしい。私も自分の部屋が欲しいよ~」

と、あなたを困らせてしまいます。

あなただってそんな夢を叶えてあげたい。

でも、

「もし無理をして建てて、ローンが払えなくなったら?

これから教育費もかかるし、頭金だってなかなか貯められないのに・・・」

と、欲しい気持ちに蓋をして、子ども達をなだめて家計簿を見ては溜め息。

・・・つらいですよね。


そんなに欲しいのなら、いっそのこと子ども達を引きずり込みましょうよ。

「○○ちゃん、お父さんもお母さんも

新しいお家が欲しくてたまらないんだけど、

家族が生活するのには、とってもお金がかかるの。

それぞれが1ヶ月にどれくらい使っているのか、

お母さんが『個人別家計簿』をつけるから、

○○ちゃんもお小遣い帳をつけてみて。

1円まできちんと合わせるのよ」

と、管理させます。

1円までって、結構大変です。

『使途不明金』が出ないようにあなたも頑張って!


食費以外は、できるだけ個人別に分けます。

お菓子・ノート・服・ビール・コスメ・・・慣れるまで大変。

そして1ヶ月経ったら、家族みんなで見てみます。

子どもは学年によって出費も異なりますから

「お兄ちゃんが一番多いじゃない。ズルイ」

なんてのはナシ。責めてはいけません。

責めた本人も、成長したらそれだけお金がかかるのですから。

「私にこんなにお金がかかってるんだ」

ということに子ども達が気付く事。

そして、『欲しくて』買ったはずのものが、

『必要』なものではなかったことに気付く事。


家を建てるためのお金を貯めたいと思ったら、

1円を大事にして必要なことにだけお金を使う、

ということを子ども達に気付かせます。

「頑張っている習い事ならお金を出せるし、応援するけど、

やる気もなくだらだらとしているなら、それは無駄遣いだよ」

と、限りある収入を、みんなが大事に使う事を教えます。

無駄遣いするのなら資金は貯められません。

家なんか建てられません。


自分なりに気付いたら、3回買っていたお菓子を2回にしたり、

水や電気の無駄遣いにちょっと敏感になったり、

その年齢なりに考えます。

「ケータイ買ってよ」

と言っていた子も、本当に家が欲しければ

「バイトできるようになったら、自分で買おう」

と、納得して我慢できることでしょう。

小さい子でも、何となく分かります。

今まではあなた一人で悩んでいた資金計画。

みんながそんな意識を持ってくれたら、悩みを分け合えます。

お金の教育はとっても大事です。

親だから教えられる事もたくさんあります。

「親が働かないとお金はもらえない」

「使ったら減る」

「1円足りないだけでモノが買えない」

と、親が当たり前だと思っていることでも子どもに再確認させて

一緒に頑張ってください。

一人で抱え込んでいるのは本当に大変ですよ。


では、また。

 

 

 

 

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