一生に一度の高価な買い物です。

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年11月1日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

“情報収集屋or勉強熱心なタイプ”の人が注意しなくてはならない事のもう1点。

自分の知識ばかりを信じて、傲慢になってしまうケースが多い事。

情報を一方的に仕入れるだけではダメ。

信頼できる専門家と、その情報をどんな風に活用するのか、

応用するのかを見つけていくことが大切!!

実際に信頼できるパートナーを見つけるときに気をつけることは?

第一印象はどうですか?

一方的に話をせず、あなたの話をきちんと聞いてくれますか?

専門的なアドバイスや理由を分りやすく話してくれますか?

自社の良い所ばかり、他社の悪口ばかり、話していませんか?

釘とか、材料や道具が散らばっていませんか?

道具を大切にしていますか?

廃棄物はきちんと収められていますか?

じっくり観察して下さいね。

でしたね。

 

今日は、“人 対 人”についてです。

以前、ある新聞で目にしましたが、大手ハウスメーカーがホームページで

ネット専用商品を低価格で販売しているという記事です。

販売開始から2年5ヶ月の時点で、販売戸数1,000戸を突破したとか。

また、ホームページで間取りプラン、価格、仕様を公開し、

顧客が自由に商品を選択し、相談窓口係りとのEメール、

電話、FAXでの対応、建築申し込みまでを行うハウスメーカーもあるとか。

どちらも、営業コストの低減が大きなメリットということですが。

これで良いのでしょうか?

インターネット通販というと、雑貨類や書籍、家電品、衣類など、

簡単に購入することができますね。

これらの物をインターネットで購入することは、

今では当たり前になってきています。

24時間、自分の好きなときに、自宅で、誰に会うこともなく、

気軽に購入できるからとても便利です。

ですが、家をインターネットで購入してしまうのは「便利」と

言うのでしょうか?

これから何十年も暮らしていかなければならない家を

「気軽に」「簡単に」購入できますか?  

では、書籍や家電品や衣類などと家とは何が違うのでしょう?

それは大量生産品であるか、大量生産品でないか、ということです。

同じ間取りで同じ家でも、建てる土地、建てる会社、職人の腕、建てる人の気持ち、

が違うと仕上がりと価値は大きく変わってくるはずです。

大切なのは、あなたとあなたの住まいづくりにかかわる人、

なんです。

ホームページの情報だけを鵜呑みにして、

通販感覚でお気軽に「一生に一度」となるであろう買い物を

してしまってもよいのでしょうか?

洋服や電気製品ではありません。

交換も返品もできませんよ。

あなたの「何のために家を建てるのか」、「どんな家にしたいのか」

という想いをわかってくれる人にしか、

あなたの理想の家を建てることはできません。

あなたが真剣に家づくりについて考えること。

そして、アドバイスを素直に聞く気持ちを持つこと。

これを忘れなければ、おのずと良い相手にめぐり合い、

良い人間関係を築く事ができると思います。

そしてあなたにとっての、理想通りのすばらしい住まいを

手に入れる事ができるのです。

では、また。

 

 

 

 

 

 

追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。

ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。

 


身体は正直です。

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年11月8日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

営業コストの低減が大きなメリットという、住宅のネット販売や建築申し込み。

24時間、自分の好きなときに、自宅で、誰に会うこともなく気軽に購入できる。

それが便利だと思いますか?

雑貨類や書籍、家電品のインターネット通販と同じような感覚で

簡単に購入してもよいのでしょうか?

大量生産品ではない住宅は、同じ間取りで同じ家でも

建てる土地、建てる会社、職人の腕、建てる人の気持ち、

が違うと仕上がりと価格は大きく変わってくるはずです。

家は交換も返品もできません。

理想の家を建てるには、あなたの想いを十分に理解してくれる

相手にしかできませんよ。

でしたね。

 

今日は、最近、私が感じた事の話です。

先日、「無垢素材の床」の家にお邪魔しました。

スリッパを履かずに歩くと、我が家のフローリングとは

大きな違いを感じました。

やさしい、温かい、柔らかい、感じがするんですね。

そしてペタペタした感じはなく、サラサラしています。

足の裏の湿気も吸い取ってくれるのでしょうか?

裸足で歩きたい気分になります。

そのお宅は和室も素敵です。

我が家の安っぽい畳とは全く違いました。

畳の上でもやはり裸足になりたくなりましたね。

これが人工のものと、天然・無垢素材との違いだと実感したんです。

 

よくあるのが、無垢素材を使っていても木の表面に膜を作るように

塗装している事があります。

このメリットは、お手入れが簡単になる。

それから、キズがつきにくくなる、ということでしょうか。

でも触れた時、木の素材感は感じられませんね。

せっかく木を使うのなら、やはりしっかりと木の素材感を

感じたいと私は思います。

そして、もっと多くの人に木の素材感を感じて欲しいと思います。

子ども達の成長と共につくキズや汚れやも思い出として

楽しみたいと思いませんか?

年に一度は、家族みんなでペーパーをかけてキズを取り、

(このキズは、あの時、こんなことをしてつけたキズだ、

とか思い出話をしながら)、乾拭きをして、オイルを塗って、

ワックスを掛け、ふき取る。

そういう家族行事も楽しそうですよね。

 

「無垢素材が良い」と良く言われますが・・・。

何が良いのかと言うと、もちろん色々あります。

でも難しいことをごちゃごちゃ言わずとも、

ただ単純に「触れた感じが良い」ということだって重要です。

それは、無意識でも人間の五感に響くものだと思います。

天然の木の香りも脳が心地よく感じているんですよ。

長く快適に付き合うためには、自然に身体が感じる心地よさ。

それって大切だと思いませんか?

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 


追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。

ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。

 


歳をとるんです。

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年11月15日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

人工のものと、天然・無垢素材との違いとは?でしたね。

無垢素材のフローリング→やさしい、温かい、柔らかい、サラサラ。

結果、気持ち良いのでずっと裸足でいたい。

せっかく無垢の素材を使っているのに、お手入れを簡単にするために

木の表面に膜を作るように塗装してしまうと、大事な木の素材感が

失われてしまいます。

無垢素材の何が良いのか?と、難しいことを考えず、

ただ単純に「触れた感じが良い」ということだって重要。

それは、無意識でも人間の五感に響くもので、

天然の木の香りも脳が心地よく感じ、長く快適に付き合うためには、

自然に身体が感じる心地よさ、それが大切だと思いませんか?

でしたね。

 

今日は、歳をとる話です。

普段、なかなかじっくり見ることがないと思いますが、

家の中をよく観察してみてください。

床や畳や壁など、日に焼けていたり、手あかがついていたり。

素材は、時間とともに色や質感も変化していくものですね。

「これを経年変化」と呼ぶそうです。

素材も歳をとっていくんですね。

表面の質感がザラザラしてきたり、プリントがはげてきたり。

経年変化にもいろいろあるようです。

新しい住まいづくりを考える時、素材が時間と共に変化していくことなど、

ほとんど人が考えないのでしょう。

しかし、この経年変化を考えた上で素材を選ぶというのは

良いことだと私は思います。

例えば、

経年変化してもよいのか、して欲しくないのか。

変化したら取り替えるのか、変化しないように毎日手入れをするのか。

こんなことを考えた上で選ぶべきではないでしょうか?

 

◆味が増すか色あせるか

「経年変化」を知った上で周りを見まわして見ると、

無垢の木の床や手すりは、日に焼けて手垢もついてきますが

その家に馴染んでいる感じがします。

味が出てくるというのでしょうか。

それに対して、人工の木目調やレンガ風の印刷がされたものが

色あせてくると、なんだか悲しい感じがしますね。

この木目やレンガの印刷がされたものって、

よく見ると同じ模様なんですよ。

これでは天然素材の味を感じることができなくて当たり前ですよね。

最近は技術も進んで、天然素材よりもずっと耐久性が優れた

人工の素材があるかもしれません。

でも、周りが経年変化をして味が増していく中で、ある部分だけが

いつまでも新品同様って、違和感ありませんか?

人間も歳を重ねるごとに日焼けをしたり、

シミやシワも増えますよね。

それが魅力的に見える人もいれば、くたびれて悲しく見える人もいます。

どのように見えるかは、きっとその人の生き方や人間性に

大きく影響するように思います。

家の経年変化も、素材や環境、手入れの仕方や暮らし方、

使い方によって大きく変わるんです。

そこに住む人間と同様、いい歳のとり方をしたいものですね。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。

ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。


毎日楽しく過ごしたいですね。

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年11月22日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

「経年変化」(素材が時間と共に変化していくこと)の話でしたね。

天然素材の経年変化は、その場所に馴染み味わいが増してきますが、

人工素材の場合は、色あせて悲しい感じがしますね。

人間も歳を重ねるごとに日焼けをしたり、シミやシワが増えます。

それが魅力的に見える人もいれば、くたびれて悲しく見える人もいます。

どのように見えるかは、きっとその人の生き方や人間性に

大きく影響するんですね。

同じように家の経年変化も、素材や環境、手入れの仕方や暮らし方、

使い方によって大きく変わるものではないでしょうか?

家を建てるとき「経年変化」のことを考えたうえで素材選びを

してみてはいかがでしょうか。

でしたね。

 

今日は、家族がくつろぐ空間の話です。

今まで「家族が毎日楽しく過ごせる家を建てよう」と、

話してきましたが、やはり気になるのは間取りですよね。

確かに間取りは重要な問題です。

では、家族が毎日楽しく過ごせる家の間取りって、

どんな間取りなんでしょう?

逆に家族がいつもバラバラで各自の部屋にひきこもるような、

楽しく過ごすことができない間取りってどんなんでしょうか?

 

間取りをどうするのか?

そのポイントは、潜在意識。

人間は、普通にものを考えている顕在意識は5%くらいで、

あとの95%は潜在意識によって活動しているんだそうです。

つまり日々の生活も95%が無意識によるもの。

という事ですよね。

家族の誰かの体調が悪かったり、精神的に不安定だったり、

というような不調を口にしなくても感じることありませんか?

心配かけまいと普段通りに振舞っていても、95%の潜在意識

による行動から察することができるということです。

 

私の知人宅の話ですが、

家の主(父)が帰ると、それまでリビングで奥さんと娘2人は

楽しそうに会話をしていたのに、2人の娘はすぐに自分達の部屋に

入ってしまうそうです。

「私がいると居辛いのかな・・・」と話していましたが、

これはすごく寂しい話ですよね。

多分無意識のうちに、父親が口うるさいとか何の話をすればいいかわからない

という気持ちがあり、部屋にこもってしまうのではないでしょうか。
 
つまり無意識の中に、家族の間の、特に父親と娘達の間に信頼関係とか

共感とかが形成されていなかったことが大きな原因だと思います。

 

住宅を考える上での大切なポイントは、

家族の間に信頼関係や共感などを得ることのできる空間づくり

ではないですか?

考えなくても自然にそちらに足が向かうような、

ホッとする空間をつくるということですね。

それは、それぞれの家族によって違うとは思いますが、

できれば家族全員がくつろげる空間です。

やさしい明かりが照らしてくれるリビングでしょうか?

家族で手作りしたウッドデッキでしょうか?

暖炉があるリビングでしょうか?

ポカポカひなたぼっこできる縁側でしょうか?

気付けば、家族が集まっている。

そして、うとうと昼寝をしながら、TVを見ながら、星を見ながら、

きれいな花を見ながら、他愛もない会話をする。

こんな日々の会話の積み重ねが、家族の間の信頼関係や共感を感じ、

潜在意識化のつながりを少しずつ作り出してくれるのではないで

しょうか?

 

家づくりを考えるときには、このホッとする場所をどう作るか。

これが大事なんですね。

お父さんのこだわりだけ、お母さんのこだわりだけ、ではダメです。

家族全員にとって本当にくつろげる空間とはどういう空間なのか、

ということがこれから先、長い年月の中で家族が幸せに暮らす上で、

重要なポイントになると思います。

では、また。

 

 

 

 

 

 

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突然の相談者です。

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年11月29日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

家族が毎日楽しく過ごせる家の間取りとはどんな間取り?

逆に家族がいつもバラバラで各自の部屋にひきこもるような

間取りとはどんな間取り?

人間は、95%潜在意識によって活動していて、

日々の生活も95%が無意識によるものなんです。

住宅を考える上で大切なポイントは、家族の間に信頼関係や

共感などを得ることのできる空間づくり。

家族全員がホッとでき、くつろげる空間でなければいけません。

日々の会話の積み重ねが、家族の間の信頼関係や共感を感じ、

潜在意識化のつながりを少しずつ作り出してくれるのではない

でしょうか?

でしたね。

 

今日は、最近あった話です。

先日、突然、相談に来た方がいました。

私が開催している『住まいづくり勉強会』によく参加されてる方です。

以前から「いつか新築を…」と、漠然と考えていたようです。

古いけど今住んでいる家があるからと、とりあえず勉強をしていたんです。

土地のこと、間取りのこと、業者選びのこと。

そしてその方にとって一番気になっているのが

家相、風水、六星占術、暦、六曜、方角、運気、など。

いろいろ勉強して、何が何だかわからないと言っていました。

 

ところが、最近、状況が変わりました。

県外に住んでいる息子さんに彼女ができたんです。

彼女いない歴何十年らしく、

親としては「これはもしかして・・・」と、“結婚”を意識してました。

その息子さんが、彼女を連れて帰省することになりました。

さぁ、たいへん!!

でも、今の家は狭くて夏は暑く、余分な部屋もなくエアコンも1台。

そんな家に泊まってもらうわけにいきません。

とりあえずは、ビジネスホテルに泊まってもらうしかありません。

しかし、今後も、毎回ビジネスホテルと言うわけには・・・。

ところが、今まで勉強していた時は緊急性を感じなかったため、

さあ、何から手をつければいいのかチンプンカンプン。

それで、本気になり、私のところに相談に来た次第です!

 

実際の相談は、ほとんど人生相談でした。

こういう場合、まず大事なことは大きなことから決める。

まずは、資金計画。

家を建てた後も心配なく暮らせることが重要。

ですから、安全な総予算を組むことです。

自分では、資金計画ができていると思うかもしれません。

しかし、お金の専門家(ファイナンシャルプランナー)に

相談することをおすすめします。

現在だけでなく、将来、いろんな状況で必要となるかもしれないことを

予測計算してくれます。

せっかく夢が叶ってマイホームを手に入れても、

生活が窮屈では楽しくありません。

また、ローンが払えなくなり手放す人もいます。

さらに、住宅ローンが原因で破産ということも。

そうならないために、しっかりとした資金計画を立ててください。

それが出来てはじめて、次のステップです。

 

あなたが、もし住まいづくりに迷ったら、まずは、私に相談してください。

このメールに返信すれば、私に直接届きます。

あなたとあなたの家族が幸せに暮らすための住まいづくりです。

本気で頑張るなら、本気でお手伝いします。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

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ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。