子ども部屋は必要ですか?

[ テーマ: 失敗しない住まいづくり ]

2009年3月1日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


前回は、ゴロ寝好きな人、片付けが得意な人、片付けが苦手な人、

それぞれに適したリビングやキッチンがある。

と言う話でしたね。


今日は、子ども部屋の話をします。

昔と違って今は、子ども一人一人に独立した部屋が必要。

と、考えている方が多いようです。

しかし、反対派の意見もあります。

最初から独立した子ども部屋が必要か必要でないかは別として、

夫婦の意見が一致しているなら、子ども部屋については問題なし。


でも、夫婦の意見が一致しない場合もありますよね。

例えば、

・居心地の良い子ども部屋で、しっかり勉強をして欲しい。

・子ども部屋はいらない。ダイニングテーブルで勉強してもいい。
 学習机をリビングに置いてもいい。
 子ども部屋にこもらず、家中、好きな所で遊べばよい。

色々な考え方があるでしょう。


あなたは、どちらのタイプですか?

何が“正しい”とか“間違っている”とかが問題ではなく、

夫婦それぞれが、どの様に考えているのかを話し合い、理解し、

子ども部屋についての意見を合わせなくてはいけません。


そして、子ども部屋について話し合ううちに、

教育費についても意見が違っていることがわるかもしれません。

住宅ローンを組むための資金計画を考えるときに、

教育費がとても大事になってきます。

お子さんが、小さいとまだピンとこないかもしれませんが、大切なことです。

自分にとっては、当たり前と思っていることが、

育った環境の違う人にとっては当たり前ではない、

と言う事はよくあります。

他の事なら我慢できても、大切なわが子の事になると、

自分が良いと思うことが“正しい”となり、

譲れなくなってくるのでしょうね。


分かり合うには、時間がかかり大変だと思いますが、

より良い方法や、進むべき道を見つけるまで、

じっくり話し合ってくださいね。 


先日、『頭のよくなる家』というテーマで造られたマンションを

TVで宣伝していました。

どんな快適な子ども部屋なんだろう?

と、見ていましたが、想像していたものと全く違っていました。

“子ども部屋”について考えが大きく変わってしまったのです。

どんな風に変わったのか?


次回は、“子ども部屋”その2 の話です。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

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子ども部屋の続きです。 

[ テーマ: 失敗しない住まいづくり ]

2009年3月8日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


前回は、子ども部屋のお話でしたね。

他の事では意見が一致した仲良し夫婦でも、子どものことでは意見が違っていた。

なんてこともあります。

子ども部屋だけでなく、子どもの教育方針も違っているかもしれません。

教育費は、住宅ローンを組むための資金計画でとても大事な話です。

じっくり話し合いましょう。


今日は、子ども部屋 その2 です。

先日、『頭の良くなる家』がテーマのマンションが・・・

とTVから聞こえてきました。

どんな家なのかと、見入ってしまいました。

“子どもの頭が良くなる家”というと、

天井まで届くような本棚に本がビッシリ入っていて、

最新のパソコンがあって、

外の騒音が全く聞こえないような静かさで、

勉強に没頭できるような部屋。

そんなのだろうと私は想像していました。

ところが、私の想像とは180度違っていたので、とても驚きました。


どんな家を想像しますか?

一番驚いたのが、キッチンのすぐ後ろが子ども部屋。

しかも、部屋とキッチンの仕切りがガラス張りであったということです。

もしかして、子どもが勉強をしているかどうか、

四六時中、母親が見張れるためにガラス張りなのか?

いえいえ、そうじゃないんですね。

学校から帰って、自分の部屋に直行せず、

キッチンやリビングを通ることで、家族に会うことができる。

母親(家族)がいるという気配を感じて安心する。

という事でした。


部屋には家族の大きな本棚があり、

その横に親子で座って本が読めるようなテーブルとイスがあります。

親も子どもと同じ本棚を利用することで、

お互いに今どんな本を読んでいて、

何に興味を持っているのか知ることができるそうです。

これって、家族のコミュニケーションに繋がるわけですよね。


それから印象的だったのは、

壁がホワイトボード?のようになっていて、

マジックで自由に落書きやメモができるのです。

これも家族のコミュニケーションに繋がるし、

子どもの想像力や創造力にも繋がりそうですね。


『頭の良くなる家』とは、

自然に家族とコミュニケーションがとれる家

だったのでした。
  

最近問題になっている引きこもり、とか異常な犯罪。

この根本的原因はコミュニケーション不足にあると思います。

人間関係の基本は家族とのコミュニケーション。


住宅展示場などでよく見かける4LDK。

当たり前のように2階には子ども部屋と夫婦の寝室。

当たり前だと思っていた間取りが、

社会問題と関係しているかもしれないなんて、怖いです。

もちろんすべてが間取りのせいではありませんけどね。

核家族、夫婦共働き、というのが当たり前になった今、

家族団らんのある家、コミュニケーションがとれる家、

という、工夫が必要なのかもしれません。


家を家族のコミュニケーションツールにするために、

楽しい工夫を考えてみてくださいね。

では、また。

 

 

 

 

 

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あなたにとって【必要なもの】・【必要でないもの】とは?

[ テーマ: 失敗しない住まいづくり ]

2009年3月15日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


前回のキーワードは、家族のコミュニケーション。

当たり前の間取りではなく、家は家族のコミュニケーションツールとして、

家族に合った楽しい間取りを考えましょう。

という話でした。


今日は、【必要なもの】・【必要でないもの】の話をします。


ところで、

“お客様用の和室”って、必要ですか?

私の「これって必要?」と思っているものが、客間・吹き抜け・リビングイン階段です。

○客間・・・お友達はダイニングで、お客様はリビングで十分。
      誰かが泊まることも年1回あるかないか、です。
  
○吹き抜け&リビングイン階段・・・まずスペースがもったいない!
      外国のように広い土地を持っているなら良いのですが、
      大体が、面積や予算的に、空間を演出する程の余裕はありません。
      それに、メンテナンスやお掃除、冷暖房費が大変です。
      吹き抜けの電球が切れたら、天窓が汚れたら、
      毎回業者さんに来てもらうのでしょうか?

こんな理由で、私にとっては必要ないんです。

「うちはよく来客があり、泊まる事もあるから」

「家で仕事をする時間が多いから」

「土地も資金も十分あるし、採光を考えると必要」

なんていう考えの人もいらっしゃると思います。

つまり、必要、不必要、は人それぞれなんですよね。


ですから、

必要か不必要を冷静に考えてください。

モデルハウスなどを見に行くと、最新の設備や広い部屋、間取りに目を奪われます。

『こんな家にしたい!』と思ってしまうでしょう。

特にモデルハウスは、プロのインテリアコーディネーターがいて、飾り立てています。

営業マンはその設備がどんなに便利なのか、一生懸命説明します。

「せっかく家を建てるんだから、この機会に」

なんていう気持ちもわかります。  

でも、あれもこれもとすべての希望を叶えようとすると、

どうしても予算オーバーになってしまうのではないでしょうか?

予算オーバーしても、

「少し予算を超えるけど、せっかく建てるんだから頑張ろう!」

と、無理な資金計画をしがちです。


では、本当に必要なものを知るにはどうすればよいのでしょう?

必要なものを考えると、誰もが欲張りになってしまいますね。

それなら【必要でないもの】から考えてみてはどうでしょう?


数年前になりますが“捨てる”がキーワードの、

掃除や収納、人生論のような本が話題になりましたね。

昔と違って今は物があふれている時代。

便利な時代ですね。

しかし、何でも欲しい物が簡単に手に入るため、

 ・本当に必要なものを見極めること。

 ・上手に捨てること。

が、重要になる訳です。


マイホームに【必要でないもの】は何か?

ちょっと夢のない現実的な話と思いますが、

意外とシンプルな住まい方が見えてくるかもしれませんね。


この機会に【必要でないもの】を見直してみてくださいね。

では、また。

 

 

 

 

 

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あなたは、上手に捨てることができますか?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年3月22日08:21:00


こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、あれもこれもと欲張らずに、

・本当に必要なものを見極めること。

・上手に捨てること。

この機会に【必要でないもの】を見直しましょう。

と言う話でしたね。

あなたは、【必要でないもの】がわかりました?


今日は、前回の続きです。

前回のキーワードの1つ“(上手に)捨てる”についてです。


今から家を建てる人に、

「どんな家を建てたいですか?」

と聞くと、たくさんの要望の中で、

「収納スペースをできるだけ広く」

「今よりもっと収納スペースが欲しい」

これが大抵出てきます。


確かに、物は日々増えてきます。

増え続ける物をどうするのか。

多くの人が頭を悩ませていますね。

TVの情報番組では、

収納の達人が収納下手の奥様の代わりに色々なワザを使って収納する。

というコーナーが人気ですね。

主婦向け雑誌にも収納裏ワザが特集されたりしています。

確かに、ためになる収納ワザもたくさんあって参考になりますが、

収納の前に重要な事があると思うんです。


収納ワザを磨く前に、上手に捨てよう!


物が捨てられない人、周りにいませんか?

何でも“とりあえず”“一応”置いておく。

その結果、収納スペースはパンクしてまい、

家はガラクタであふれかえってしまうんですよね。

これって実は物を粗末にしているように私は思います。

それに、精神的に不健康な気もしませんか?

自分に自信と余裕があり、

今、自分に何が必要なのかをきちんとわかっている人は、

不必要な物を大切な住まいに溜め込むようなことはしないでしょう。

家族団らんのスペースが、

不必要なガラクタのために収納スペースとなってしまうなんて、

“もったいない”という訳です。


まずは自分自身をきちんと見つめることで、必要な物を知り、

ガラクタを溜め込む毎日を終わりにしましょう。

その後で、

収納ワザや収納スペースについて考えても遅くありませんよね。

もちろん“捨てる”と言っても、
  
何もかも、ゴミ箱にきれいさっぱり捨てるのではありません。

リサイクルできるものはリサイクルし、

必要としている人に使ってもらえれば、もったいなくないですよね。


次回は、住まいに対する“こだわり”についてです。

あなたは、何にこだわって家を建てますか?

では、また。

 


あなたの“こだわり”は何ですか?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年3月29日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


前回は、

もっと収納スペースを・・・という前に、

不必要な物を溜め込んでいないか?を考えて。

大切な家族団らんのスペースを削ってまで、

不必要なガラクタを溜め込む為の収納スペースを造るなんて、

もったいないですよ~。

でしたね。


あなたの“こだわり”は何ですか?

TVや雑誌で紹介されるおしゃれな新築住宅は、

趣味のためにわざわざ造られた設備や、

生活スタイルに合わせるための間取り、

健康のための素材選び、

などなど、

施主がしっかりと“こだわり”を持っていることがほとんどです。

“こだわり”が形になった住まいだからこそ、

施主は自信たっぷりに紹介するのでしょう。

夢を現実にされた姿は本当に羨ましいものです。

あなたも多分・・・

「私もキッチンはアイランド型でタイルはヨーロッパ製に・・・」

「素敵なウッドデッキが絶対ほしいわぁ」

などと、夢が膨らむのではないでしょうか?

ですが・・・

 
それは本当にあなたの“こだわり”ですか?

私も経験がありますが、

他人の“こだわり”の詰まった素敵な住まいを見て、

私も・・・と。

これでは本当にこだわった住まいを手に入れることはできません。

そもそも“こだわり”って何でしょう。

国語辞典で“こだわり”をひいてみました。

(1)こだわること。

なるほど。。。では“こだわる”をひいてみましょう。

(1)心が何かにとらわれて、自由に考えることができなくなる。
  気にしなくてもいいようなことを気にする。

(2)普通は軽視されがちなことにまで好みを主張する。・・・
・・・・なんだかあんまり良い意味ではないようです。


住まいに対して使う場合は・・・

自分自身のライフスタイルを考え抜いて形にすること。

ということでしょうか?

ですから他人の“こだわり”を安易にマネしても、

それはあなたにとって、

実はどうでも良いことなのかもしれないのです。
 

中途半端な“こだわり”

住まいというのはあなたと共に長い年月を共にしていく物です。

出来上がった時だけの見た目の美しさなんて重要じゃない訳です。

本当に重要なのは、

使い勝手が良いのかとか、丈夫であるのか、

安全なのか、メンテナンスしやすいのか、

ということなんですよ。

私の家の近所に大きなウッドデッキが目立つ家があります。

新築時は手入れの行き届いたお庭とウッドデッキがとても素敵でした。

「いいなぁ~」

と、見るたびに羨ましがっていたものです。

ですが、あれから3年。

もともと庭のお手入れは好きではなかったのでしょうか?

花であふれていたお庭は荒れ果て、

サンサンとお日様を浴びて輝いていたウッドデッキは

色あせてきて隅の方がもしかして腐っているのでは・・・?

と思うようなひどい状態に。

ちょっと気になったので調べてみると、

ホームセンターなんかでも

素人が簡単に取り付けられるウッドデッキが売られていますが

やはり木材選びがとても重要なようです。

数年で腐ってくる場合もあるようですし、

長持ちさせる為に、強い防腐剤を撒布されているものもあるんだとか。

つまり、本当の“こだわり”ではなかったから、

よく考えずに工務店にお願いした。

お店で買ってきた。

ということでしょうね。


それでは、あなたが今考えている“住まいへのこだわり”

それは、本当のこだわりですか?

家族のライフスタイルをもう一度考えてみましょう。

本当にこだわるべき所が見えてきたのなら

どうぞとことんこだわって下さい。

 

・・・よく考えてみたら“こだわり”が特になかった・・・

というあなた。

別に落ち込むことも、困ることもありませんよ。

“こだわり”がない、それでも良いのです。

続きは次回に。

では、また。

 

 

 

 

 

 

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