子ども部屋の続きです。 

[ テーマ: 失敗しない住まいづくり ]

2009年3月8日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


前回は、子ども部屋のお話でしたね。

他の事では意見が一致した仲良し夫婦でも、子どものことでは意見が違っていた。

なんてこともあります。

子ども部屋だけでなく、子どもの教育方針も違っているかもしれません。

教育費は、住宅ローンを組むための資金計画でとても大事な話です。

じっくり話し合いましょう。


今日は、子ども部屋 その2 です。

先日、『頭の良くなる家』がテーマのマンションが・・・

とTVから聞こえてきました。

どんな家なのかと、見入ってしまいました。

“子どもの頭が良くなる家”というと、

天井まで届くような本棚に本がビッシリ入っていて、

最新のパソコンがあって、

外の騒音が全く聞こえないような静かさで、

勉強に没頭できるような部屋。

そんなのだろうと私は想像していました。

ところが、私の想像とは180度違っていたので、とても驚きました。


どんな家を想像しますか?

一番驚いたのが、キッチンのすぐ後ろが子ども部屋。

しかも、部屋とキッチンの仕切りがガラス張りであったということです。

もしかして、子どもが勉強をしているかどうか、

四六時中、母親が見張れるためにガラス張りなのか?

いえいえ、そうじゃないんですね。

学校から帰って、自分の部屋に直行せず、

キッチンやリビングを通ることで、家族に会うことができる。

母親(家族)がいるという気配を感じて安心する。

という事でした。


部屋には家族の大きな本棚があり、

その横に親子で座って本が読めるようなテーブルとイスがあります。

親も子どもと同じ本棚を利用することで、

お互いに今どんな本を読んでいて、

何に興味を持っているのか知ることができるそうです。

これって、家族のコミュニケーションに繋がるわけですよね。


それから印象的だったのは、

壁がホワイトボード?のようになっていて、

マジックで自由に落書きやメモができるのです。

これも家族のコミュニケーションに繋がるし、

子どもの想像力や創造力にも繋がりそうですね。


『頭の良くなる家』とは、

自然に家族とコミュニケーションがとれる家

だったのでした。
  

最近問題になっている引きこもり、とか異常な犯罪。

この根本的原因はコミュニケーション不足にあると思います。

人間関係の基本は家族とのコミュニケーション。


住宅展示場などでよく見かける4LDK。

当たり前のように2階には子ども部屋と夫婦の寝室。

当たり前だと思っていた間取りが、

社会問題と関係しているかもしれないなんて、怖いです。

もちろんすべてが間取りのせいではありませんけどね。

核家族、夫婦共働き、というのが当たり前になった今、

家族団らんのある家、コミュニケーションがとれる家、

という、工夫が必要なのかもしれません。


家を家族のコミュニケーションツールにするために、

楽しい工夫を考えてみてくださいね。

では、また。

 

 

 

 

 

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