設計の段階から考慮が必要です。

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年12月27日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

眠気に関わっているのが脳内のメラトニンというホルモン。

TVゲームやパソコンや携帯電話などの明るい画面や、明るすぎる照明で

興奮や刺激を目から脳に与えると、メラトニンの分泌を抑制します。

間接照明などを利用して、ゆったりと過ごす時間を持つことが

快眠にとって大切なんです。

それともう1つ、快眠には“快適な目覚め”も大切。

夜明けと共にだんだんと明るくなり、太陽光を少しずつ浴びることで、

体がゆっくり覚醒し、さわやかな目覚めを迎える。

これが理想ですね。

睡眠は「毎日を元気に楽しく過ごす」という活動的な

気持ちにもつながる大事なことなんです。

でしたね。

 

今日は、どんなことに気をつけて快眠のための照明や空調を

考えていけばよいかという話です。

 

前回お話した、睡眠と覚醒の場となる寝室の環境づくりに大切なこと。

それは、音、光、室温、湿度、それから寝具。

それに加え、香りやインテリアなどのカラーでしたね。

空調というとエアコンや加湿器などの空調設備をイメージしませんか? 

空調とは空気調節の略で、室内空気の清浄度・温度・湿度・圧力などを

“指示された範囲内に調節して保つ”ということです。

ですから、エアコンや加湿器、空気清浄機などで快適な状態

にすることもそうですね。

しかし、自然の日照状況や風の流れや調湿性に優れている素材を使う

ということも必要ということです。

これは、住まいづくりのうえで、人工的なエアコンなどの設備よりも、

まず考えなくてはいけないことです。

 

◆人工的な照明や空調は、あくまでも自然の力の補助

自然状況や風の流れは、その土地、そして四季によって全く違いますね。

昼と夜でも違うし、窓を開けるかどうかによっても当然違ってきますね。

素人の私達がこれを計算することは無理です。

ですから、その土地の気候風土を十分に理解している人に

設計の段階から考慮してもらわなければなりません。

敷地の日照時間はどうなのか。

室内の日照状況や、風の流れはどうなるのか。

自然を最大限に生かした寝室づくり、住まいづくりができると良いですね。

昔は自然と共に動いてきたのに、自然を感じにくい環境になった私達の生活。

それが“現代病”と呼ばれるものの一因かもしれませんね。

とはいえ、便利になった現代の生活では、自然の力を最大限に生かすことは

なかなか難しいことです。

例えば、夜間窓の外の光が明るいという所もあるかもしれません。

雨戸や遮光カーテンを利用したり、寝室の主灯は明るく青白い光を

避けて目線に入らない位置に設置すること。

それから朝日をしっかり浴びて目覚めることが無理ならば、

タイマーで起床時間の少し前から段々と明るくなる照明もあります。

自然素材の木は、調湿性能に優れているので、そのような素材を使う

のも良いかもしれませんね。

自然の力を最大限に生かすこと、そして補助である照明や空調、

調湿素材なども上手に取り入れることが、真の快適につながるということです。

では、また。

 

 

 

 

 

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