「見学会に使わせて」と言われたら

[ テーマ: 業者選びの秘訣 ]

2014年2月16日08:00:00

こんにちは、若松です。

 

あなたが新築をする時、業者に

「あなたのお宅で見学会をさせてください」

と言われることがあるかもしれません。

心やさしいあなたなら、

「ええ、構いませんよ」

と、すぐにOKするかもしれませんから、

今のうちに注意点をお話ししておきます。


ところで、見学会には、いくつかの種類がありますね。

よく開催されているのが、

・骨組みが見えている状態での『構造見学会』。

・住める状態までつくり上げた状態での『完成見学会』

です。


これらの見学会は、作業の進捗に合わせて開催されるわけではありません。

作業計画の進捗に合わせて計画を立てます。

そうしないと、集客に必要な時間を確保できませんから、

当然と言えば当然のことです。

チラシで集客する場合、印刷会社と打ち合わせをしたり、

刷りあがったチラシの配達を新聞社に依頼したりと、結構な日数が必要ですからね。


ただ、新築工事の場合、計画より遅れることがあります。

これが1日2日の遅れなら、まだマシです。

資材の発注ミスや計画の変更などで、もっと遅れることもあります。

しかし、遅れを取り戻し、見学会に間に合わせるために急いで作業をして、

その結果、施工不良になってしまったら・・・。


到底納得できませんよね。


ですから、もし見学会の依頼を引き受けるのなら、

業者には余裕を持ったスケジュールを組んでもらいましょう。

それはつまり、引き渡しまでの時間が長くなるということでもあります。

そこは理解しておいてください。


また、家づくりをする人の中には

「新年は新居で迎えたい」

「子どもの入学前に入居したい」

と、引き渡し時期を譲らない場合があります。

そんなときは、余裕を持ってしっかり作業してもらうために

早めに施工を依頼しましょう。


これから何十年も住むことを考えたら、

余裕のある工期で、丁寧な作業をしてもらうことを優先した方が安心です。

 



 

では、また。

 

 

 

 


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