ご自分で『完成検査』ができますか?

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2013年2月24日08:00:00

こんにちは、若松です。


新居が完成すると、引き渡しの前に『完成検査』を行います。

検査を行うのは施主・・・つまり、あなたです。


以前、新築経験がある人たちに尋ねたところ、

「表面的な部分しか見なかった」

という人が多かったのが印象的でした。

でも、専門知識が無い場合は当然のことですよね。

業者によってはチェックシートを渡してくれるところもあるんですが、

何のアドバイスもないまま施主が検査をすることもあるんですよ。

それも、後ろに無口な業者を従えて。

こんな緊張する状態で、何をどう検査しろというのか・・・。


さて、完成検査では、床下から天井までをチェックするのが理想です。

ちなみに、『完成検査 チェックシート』などのキーワードで検索すると、

具体的な検査項目を見ることができますので、よろしかったらどうぞ。


もしあなたが、ある程度の知識がある方なら、

チェックシートを印刷して臨めば大丈夫でしょう。

しかし、知識不足で不安な場合は、同じ地域の別の業者に同行してもらい、

一緒に検査することをお勧めします。

その場合、施工業者に紹介依頼するのではなく、

自分で探して依頼するのが賢明です。

なぜなら、あなたが欲しいのは『第三者の専門的な目』ですから。


ところで、完成検査から引き渡しまでの期間は、業者によってさまざまです。

2~3日で引き渡す業者もいれば、1~2週間確保している業者もいます。

何も問題のない家ならば2~3日で引き渡してもらって大丈夫でしょうが、

・指示した壁紙と違う

・溜めた水を一気に流したら、床下からチョロチョロ音がする

・床がきしむ

・床にビー玉を置いたら転がってしまった

など、多くの家では大小の問題が発見されます。

これらの問題を、引き渡しまでの期間に対処できればいいのですが、

間に合わない場合もあります。

その場合、引き渡しが遅れたり、引き渡後に対処したりと、

施主に大きな負担がかかります。

これは、できるだけ避けたいことですよね。


ですから、

完成検査から引き渡しまでの期間には注意してください。

最低でも1週間は確保しましょう。

完成検査の時に第三者を同行させたいなら、早めに依頼して、

施工業者にもその旨を伝えておきましょう。

最近は、第三者機関の活用が増えています。

それは、ほとんどの方が一生に一回の家づくりだからです。

こんな方法を活用できる時代に家づくりができるなんて、心強いですね。

 

では、また。
 

 

 

 


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