あなたにとっての「家族」って誰ですか?

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2012年4月15日08:00:00

こんにちは、若松です。


私は、よく

「家づくりの目的は、『あなたと家族』が今以上に

幸せにくらすこと」

とお話しています。

そのために、資金計画のことなど、

家づくりに役立つ情報をお届けしています。


ただ、「家族」というものの捉え方は、

「両家の親兄弟も家族」

「自分の親と配偶者と子どもが家族」

「配偶者と子どもだけが家族」

と、人それぞれです。


あなたは、どう考えていますか?


実は、これを考えることは、とっても大切なことなんです。

ご主人が長男なら、特にしっかりと話し合ってください。

なぜならば、長男には

「将来的には、親に代わって、帰省した兄弟の面倒を

見ないといけない」

とか

「いずれ親と同居するから、それに合う家づくりを

しないといけない」

という責任感のような思い込みを持つ人が多いからです。


「〇〇したい」

ではなく

「〇〇しないといけない」

という考え方です。


親兄弟も全部家族と考えると、

自分がそうするのが当然だと思うんですね。

その場合、奥さんも同じ考え方なら、

何の問題もありません。

大勢で楽しく過ごせる家を、

予算の範囲内で考えればいいんです。


しかし、違う考えを持つ奥さんもいます。


帰省客の食事や宿泊の世話をする奥さんは、

金銭的・精神的・体力的に大変です。

頑張ってもてなしても、

大事な我が家にお酒をこぼされたり、

タバコで焦げ目を作られることもあります。

子どもがいたら、障子やふすまを破るかもしれません。

それに、共働きなら、

貴重な休日を、夫婦と子どもでゆっくりしたいと考える人も

いるでしょう。

そんな人は、

夫婦と子どもを優先した家づくりをしたいのです。


あなた方ご夫婦は、

『家族』についての考え方は同じですか?

親兄弟と、どんな距離で付き合っていこうと

考えていますか?

もし考えが一致しない場合、

どちらかが我慢をしたまま家づくりをすることになります。

それでは、

「家族が、より幸せに暮らすための家」なんてできません。


実際、考え方の違いが原因で、

新築後に離婚した人がいます。

新築せずに離婚した人もいます。

新築せず、生涯賃貸で暮らすことを選んだ人もいます。


話し合いが平行線になる場合、

どちらかが自分本位な考え方をしています。

「私たちにとって、家族って誰だろう」

「家族が今以上に幸せに暮らすには、

どんな住まいがいいんだろう」

という視点で考えると、一歩近づけるかもしれませんよ。

 

では、また。
 

 

 

 


追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。