[ テーマ: お家と病気の不思議な関係 ]
2008年10月12日08:21:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
今回からシリーズで、「家と病気の関係」について話します。
あなたが、自然素材の家を望んでいるなら、ぜひじっくり読んでください。
じつは、命を守るはずの家が、命を縮める原因になってます。
それは身体的な病気だけでなく、精神的な病気も引き起こしてるんです。
さて、戦後最大の欠陥商品をご存知ですか?
それは、実は「住宅」です。
表にはでてきませんが、この「住宅」が、いろんな問題を引き起こしてるんです。
そういう点も交えながら、話します。
「家と病気の関係」というテーマは、日本ではあまり取り上げられません。
それは、大手ハウスメーカーにとってまずい話だからです。
しかし、欧米では当たり前の話なんです。
ちなみに、スウェーデンでは初めての病院へ行くと、
「あなたはどんな所に住んでいますか?」
と、まず最初に聞かれます。
あなたは、それはどうしてだと思いますか?
それは、住環境が病気の原因になってるからです。
人間、誰しも健康に関心があります。
特に高齢になるほど、この健康を真剣に考えます。
じつは、家が病気の大きな根本原因で、健康に害を及ぼしてるんです。
私が、2回目の家を建てたときのことです。
新築の家は、独特の匂いがありますよね。
しかしそれとは別に私の場合は、
“目がチカチカする”
“鼻をつくような臭気がする”
という事を家に入った瞬間に感じました。
楽しいはずの新居生活が、知らない間に、いろんな所に問題が出てきたんです。
私には3人の子供がいます。
この子ども達に、
「吐き気がする」
「目まいがする」
「下痢をする」
「食欲がない」
といった症状が出たんです。
こういう事は、前の家では全然ありませんでした。
しかし、家が原因だとはその時は気付かなかったんです。
私の家内も、
「イライラする」
「落ち着きがない」
「妙に怒りっぽい」
「疲れやすい」
そんなようになったんです。
私も、今までと同じ生活なのに、
「集中力がない」
「記憶が鈍くなった」
「物事に対する関心が、以前ほどなくなった」
というふうになったんです。
これらの原因が家にあるなんてことは、これっぽっちも思ってませんでした。
今でこそ当たり前ですが、10年以上前の事ですから、
“シックハウス”という事は、世間では知られてませんでした。
と、こんな事があったんです。
それで、いろいろ調べたことをこれから詳しく話しますね。
まず、その原因についてですが、三つあります。
一つ目が建材。
二つ目は間取り。
三つ目は住環境。
住環境というのは、騒音、日照条件、悪臭など。
うるさい、日が当たらない、風通しが悪い、空気が汚れている、暗い、狭いなどです。
台所、トイレ、洗面所、お風呂などの衛生状態のことです。
実はこれらって、あまり普段気にしてないですよね。
気になるけど気にしてないという項目なんです。
厚生労働省が調べた結果ですが、住環境を上・中・下とした場合、
環境がいい場合と、悪い場合の病気の統計があるんです。
神経痛は、環境が悪い場合が72%、環境のいい場合は6%の発病。
高血圧は、環境が悪い場合が52%、環境のいい場合は5.2%の発病。
頭痛・痔・心臓病も、10倍前後の発病率です。
いかに住環境をよくしないといけないかが、数字にはっきり出てます。
逆に言えば、住環境を整えておけば、発病率が極端に低くなるんですね。
その他、ホコリ、ハウスダストなどは、アトピー性皮膚炎や喘息の原因になります。
悲しい出来事でしたが、「阪神・淡路大震災」がありました。
この時、6千人余りの方が亡くなりました。
その後、被災した約30万人の方達が、テント生活や、小学校の体育館で生活されました。
しかし、7カ月の間に千人の人が亡くなってるという事は、あまり知られてません。
これらの原因は様々ですが、ほとんどが住環境に原因があったのではないかと言われています。
このように住環境は、病気と密接な関係があるんです。
ぜひ、健康で楽しい生活が送れる家を建ててくださいね。
続きは次回。
では、また。
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