その費用を負担するのは誰?

2014年5月25日08:00:00

こんにちは、若松です。


前回、良い家づくりをする工務店は

紹介だけで経営が成り立つので情報を発信しないことが多い、

という話をしました。

また、そういった業者との出会いの場を私が設けていることも話しました。


インターネット上には、たくさんの紹介サイトがあり、

それぞれの視点で、オススメの工務店やハウスメーカーを紹介しています。

(この『オススメ』というのが曲者なのですが。^^;)


ところで、紹介サイトには、いくつかの種類があります。

簡単に分類すると、

・登録料や年会費などの費用負担ができ、簡単な審査をクリアした業者を紹介するサイト

・ハウスメーカーだけを紹介するサイト

・地域の工務店だけを紹介するサイト

・特定の工法で施工している業者だけを紹介するサイト

などです。

そして、多くの紹介サイトに共通するのが、

・登録を依頼してきた業者だけが紹介対象になっている

・サイト運営者が定めた費用を負担しなければならない

ということです。


あなたもご存知の通り、業者が契約を得るためには、それなりに費用がかかります。

唯一費用がかからないものは紹介だけです。

しかし、業者によっては紹介者にお礼を支払う場合もあります。

ある業者の場合、紹介者が個人なら数万円、

業者(不動産業者など)なら、数万円から契約額の○%といった額。

そして、最終的にその費用は契約者から回収することになります。

契約書には『諸経費』として計上されるのが一般的です。

契約者の心理を考えたら、

『広告宣伝費』とか『紹介料』なんて書けるわけがありませんからね。

ただ、契約者には正しいことを知りたいという願望もあります。

ですから、諸経費の内訳を尋ねたり、曖昧な表現に不信感を感じる人もいるわけです。


世の中には、

「自分に合った業者は足で探せ」

という人がいます。

「1日に何件も調べて疲れ果て、情報を整理できなくなるくらいなら、

 ネットを上手に活用して効率よく探せ」

という人もいます。

しかし、初めて家を建てる人の多くは、そもそも正しい判断基準を持っていません。

そんな中、紹介サイトに出会ったら、

渡りに船とばかりに活用したくなるかもしれません。


その時は、まずサイトの経営方針や費用負担についてしっかり調べましょう。

いずれ自分が負担することになるかもしれない費用ですから、

納得できるまで調べておきたいものですね。

 

 

では、また。

 

 

 

 


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