[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]
2009年8月9日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、
日本の一戸建ての建て替えサイクルは平均26年。
アメリカやイギリスなどに比べると、
日本の住宅平均寿命は異常なほど短い。
地域密着産業であった住宅業が、戦後、質よりも量という時代になり、
プレハブメーカーの出現によって工業化されてしまいました。
また、住宅業界は熾烈な競争の時代となり、安さを争うようなことにも・・・。
リフォームで資産価値を上げるアメリカの住宅を見習って、
質の良い住まい、家族と住まいの将来について考えてみましょう。
でしたね。
今日は、資産価値についてです。
◆資産価値
リフォームで資産価値を上げるアメリカの住宅と、
日本の住宅との違いは何なのか?
「私は家を売るつもりも、貸すつもりもないから、資産価値なんて関係ない」
確かに、そう思う方は多いでしょうね。
でも、“資産価値の高い家”ということは、他人から見て「買いたい」
「借りたい」と思える家、と言うことですよね。
つまり、魅力的だということ。
高い資産価値を維持する事とは、いつまでも魅力的な家である、
と言うことなんです。
年月が経つにつれて、ボロボロになって「買いたい」とか「借りたい」
と思われないような家に住みたくないですよね。
それに、人生何があるかわかりません。
想定外の事が起こり、いつ「売る」とか「貸す」ことになるかもわかりません。
売るつもりはなくても、資産価値について少し考えてみませんか?
◆年月が経っても魅力的な家にするには?
前回も少しお話しましたが、アメリカで資産価値を上げるためのリフォームとは、
決して大掛かりなものではなく、住み手によるDIYのレベルで、
プチ・リフォームとかメンテナンスのようなものです。
映画とかで見かけたことはありませんか?
お父さんが庭のフェンスにペンキを塗っていたり、広いガレージに
作業スペースがあり大工道具がいろいろと置かれているようなワンシーンを。
日本では壁紙を張り替えたり、外壁の塗装をするとなると、
業者に頼むことがほとんどだと思います。
そこを自分ですることによって、費用を押さえ、
しかも新築時の状態をできるだけ維持することができるわけです。
でも、日本で壁紙を張り替えたり、外壁の塗装をするなんて、
考えただけでも大変そうですよね?
では、なぜアメリカでは素人が簡単に模様替え感覚で
リフォームすることができるのでしょう?
それは、リフォームやメンテナンスをしやすい家だからなのです。
つまり、素人が扱いやすい素材を多く取り入れていると言うことです。
これが年月が経っても魅力的な家にする秘訣でしょうか。
そして、大事なことは、家は消耗品ではなく、
我が家にもっと愛着を持とうと言うことですね。
次回は、資産価値に関係するもう1点で、
流行のある日本の住宅と、街並みの雰囲気を大切にしている
古さを感じさせないアメリカの住宅です。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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