[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]
2009年6月28日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、
理想の家とは、なんでしょう?
デザインが素敵であることでしょうか?
いいえ、やはり生命と財産を守れる強い家が基本ですよね。
木造住宅は『火災』には強い?弱い?とちらでしょう。
処理をきちんと行えば、どの工法でも耐火性を強めることは簡単。
4階建ての木造共同住宅だって可能なのです。
つまり、
世界最古の木造建築物である法隆寺を建てた大工さんのような、
木の特徴をあますことなく発揮させる職人の技を持っている
良い大工さん、良い棟梁に建ててもらうことが大切なのです。
でしたね。
今日の話は、木造住宅は『地震』に強い?弱い?です。
地震のように水平力が働く場合、頭が重いのは良くありません。
ですから昔の木造住宅のような、
“軽い柱に重たい瓦屋根”は弱かったんです。
そしてもう1つ。
建物にはバランスが大切です。
壁の配置などがアンバランスだと、
地震の時、建物にねじれる力が働くので危険です。
いくら強い材料を使ったとしても、壁の配置、
バランス、材料の組み方が悪いと弱い家になるんですね。
阪神・淡路大震災での建築物の被害調査結果で、
新耐震基準に適合し適切な施工が行われた木造住宅では、
無害か軽微な損傷を受けただけのものがほとんどでした。
倒壊など大きな被害を受けた木造住宅は、
昭和56年以前の旧耐震基準で建てられた建物が
多かったことがわかっています。
各階の剛性が低かったり、平面的に壁が偏っていたりと、
アンバランスな構造であったためだと言われています。
地盤調査に基づいた基礎をつくり、頑丈な土台や柱、
剛性の高い床や壁をバランスよく組み合わせることで、
木の家は大地震にも耐えることができるんですね。
安心にかけるコストも大切です。
“食”に“防犯対策”・・・などなど、
安心や安全を買う時代になってきました。
でも、地震の国にすんでいながら、
地震に対する私達の考え方はまだまだのような気がします。
「地震保険を掛けているから大丈夫。」なんて・・・。
保険が下りるということは → 家が被害にあうということです。
つまり、受取人であるあなたが生きている保障も無いという事です。
まずは、丈夫な家づくりを考えましょう。
耐震や免震にかかるコストは、通常坪単価の一割増し位。
でも、その一割を「高い!!」という人が多いらしいのです。
「命あってのもの」ですよ。
システムキッチンや外観などにお金をかける前に、
耐震・免震を考えましょう。
見えるものについつい目が行ってしまう気持ちもわかりますが、
消耗する豪華設備じゃなく、安心にお金をかけることを忘れずに。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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