自然素材でアレルギー?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2009年6月14日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

身の回りから、知らず知らずのうちに

じわじわと健康被害を受けているのです。

シックハウスの有力な原因物質であるホルムアルデヒド。

法律で規制されているものはほんの一部で、

衣類ならベビー服と下着だけ。

しかし、規制の無いタンスに入れることで、

ホルムアルデヒドを吸収してしまうのです。

「低ホルマリン」などと書かれた

ホルムアルデヒドの放出量が少ない製品で良しとするか、

全く排除するのかは、あなたが決めることです。

でしたね。

 

今日は、

自然素材のメリット・デメリットについて話します。

自然素材と聞くと安全性が高い。

というイメージを持っていませんか?

むしろ、素朴な風合いが素敵、環境にやさしい・・・。

など、メリットしか浮かばない人が多いのではないでしょうか?

 

しかし、デメリットもあるんです。

『アレルギーを起こした』

『製品にバラつきがあった』

『メンテナンスが難しい』など、

後悔しないためにも、きちんと特徴を知って選ぶことが大切ですよ。

 

自然素材で『アレルギー』?

ちょっと想像できませんよね。

あなたは匂いに敏感ですか?

もし敏感なら、注意した方がいいですね。

木の匂いでアレルギー反応を起こす人もいるそうです。

匂いだけではなく、有害性がある自然素材もあるのだとか。

いくら工務店や建築家が大丈夫だと言っても、人それぞれですから、

実物の木材のサンプルなどに触れて慎重に選んでくださいね。

 

精度の高い工業製品に慣れている私たちには

気になる点かもしれない『製品のバラつき』。

例えば、色合いや木目、ツヤ、節・・・など。

しかし、これは自然素材には付き物です。

“自然素材ならではの味わい”と思って、許容する気持ちが必要ですね。

 

『メンテナンスが難しい』って、想像していましたか?

その素材それぞれに特徴があります。

素材自体が呼吸するため、ひび割れや、木の反り返りなど、

起こってくることが考えられます。

まずは特徴をよく知ること。

そして、劣化したり傷んだりする部分を早く見つけて処理することが大切です。

 

自然塗料は人や環境への安全性は高い反面、

化学塗料に比べて耐久性や防汚性に劣ります。

そのため、数年に一度は塗り直すといった

定期的なメンテナンスが必要な場合もあります。

防虫・防カビ剤などを含まない自然素材は、虫やカビが発生することもあるんです。

素材の性質を良く知り、どのような場所に使うべきなのかを見極めることと、

やはり、こまめなメンテナンスを心がけなくてはいけませんよね。

 

たくさんある自然素材の特性や扱いを知ることは、

素人の私達にはとても難しいことです。

プロ!自然素材を熟知した職人さんを頼るべきです。

工業製品に慣れてしまった私たちに、その材料の特性や付き合い方、

対処法をしっかり説明してくれる職人さんがいれば、

自然素材の住まいとうまく付き合っていけそうですね。

 

住まいも私たちと同じです。

傷んだ場所を早く見つけ、特徴に合ったメンテナンスをしながら生きていくのです。

早期発見、早期治療、ですね。

 

次回は、

自然素材の家、昔ながらの日本の風土に合う家。

といえば木造住宅ですが…

火事や地震に弱い。そんなイメージがあります。

『災害に強い』というのは、

住まいに求める大きな条件だと思うのですが?

実際はどうなんでしょうね?

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

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