[ テーマ: きっと良い子に育つ家づくり ]
2008年11月30日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
子ども部屋をつくる基準はありますか?
あまり考えてつくる人は多くないと思います。
子供を早く自立させたい。
芯の強い子になってほしい。
心のやさしい子になって欲しい。
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それぞれ考え方は違うと思います。
あなたはいかがですか?
しかし、何も考えずに子ども部屋をつくる人が多いんです。
“2階の東南の角でベランダ付き”
っていうのが非常に多いですね。
特に分譲住宅は、ほとんどそうです。
別に子ども部屋でなくてもいいと思うんですが・・・。
結果、これが成績などに関係してきます。
普通、親は子どもに勉強して欲しいので、快適な環境を与えたいのだと思います。
しかし、人間って怠惰ですから、楽な方を選択しますよね。
実際、勉強は親が見ているとしますが、見てないとやっぱりしないですよね。
特に小さいうちはそうです。
あなたは、お母さんが食事の支度をしてる時に、食卓で宿題をしてませんでしたか?
また、子ども部屋をどこに取るかによって性格も変わってきます。
芯の強い子に育てたいなら南向きより北向きの部屋の方が良いです。
南向きの部屋は、陽気で暖かく温室のようです。
それに比べ北向きの部屋は涼しいので、何事にも集中できますね。
ですから子ども部屋は、
子どもに対する教育方針をどうするか?
将来どんな大人になって欲しいか?
っていう事を考えてつくってください。
ところで、
父親の権威も子どもの成長に影響します。
昔は、親父は恐い存在でした。
「地震・雷・火事・親父」って・・・。
しかし、それが今は全くないですね。
父親は家族の中心でなければならないのに、それが弱っているんです。
だから当然、家族の絆やつながりも弱い。
じゃあ、この父親の権威をどうやって取り戻せばいいのか?
物理的な方法が二つあります。
一つは、書斎をつくることです。
例えば、6畳の子ども部屋を、半分の3畳にするとします。
3畳だと、狭そうに思いますが、机とベッドが置けます。
残った半分を書斎に使えばいいんです。
そこには、机と本棚、そしてリラックスできる椅子もを置けます。
この書斎があるだけでも、父親の権威が子どもに伝わります。
家を建てる時には、当然、子どもの意見も取り入れますが、
「子ども部屋はつくるが3畳だよ」
「もっと広い部屋が欲しいなら自分で稼いでつくりなさい」
これもしつけだと思います。
夫婦でよく話し合って決めてくださいね。
あなたが家を建てるときは、父権のために書斎を確保してください。
優先順位は一位です。
そして、二つ目が大黒柱。
この大黒柱というのは、父親の権威の象徴なんです。
「ただいま」って帰ると、家の中心に大黒柱が「ど~ん!」とある。
それだけで、
この家はお父さんが建てた家なんだ。
お父さんが僕たちを養ってくれ、僕たちを育ててくれている。
と、無意識に感じてるんです。
それだけでも、子どもは父親を頼るようになります。
当然、母親も協力をしないといけません。
せっかく、書斎や大黒柱があっても、父権は喪失しますよね。
夫婦の寝室は?
これは結構、日本ではないがしろにされています。
どうせ寝るだけだから、っていうのが多いです。
子ども部屋に比べて夫婦の寝室が貧弱。
プラン集では、主寝室とよばれてますね。
夫婦の部屋ですが、主じゃなくて、従寝室みたいな感じになっていませんか?
子どもは、夫婦が仲良く朗らかだと、いつも安心感をおぼえます。
だから、この主寝室はリラックスできる快適な空間にしないといけない。
高級ホテルの部屋は、本当にこの主寝室って呼べるようなつくりになっています。
素材も、雰囲気も、広さも・・・。
では、また。
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