好きだから?稼げるから?

[ テーマ: 業者選びの秘訣 ]

2013年6月30日08:00:00

こんにちは、若松です。

 

 ちょっと前の話になりますが、

今年のバレンタインデーに、姪からチョコレートをもらいました。

市販のクッキーの片面にチョコを塗り、カラフルな飾り付けをしたものです。

私の顔を描いたものもありました。

ラッピングにも凝っています。

「作るのは苦手だから、飾り付けを頑張ったの」

という姪の顔は、とても誇らしそうでした。


彼女の学校では、バレンタインデーは友達とのチョコ交換がメインの行事で、

男子への告白は二の次だとか。

今年は、友チョコの独創性や完成度の高さに、大いに刺激を受けた様子。

「来年はもっと頑張るね」

と、今から張り切っています。

彼女にチョコの話題を振ると、とにかく話が止まりません。

「大好きなことを心から楽しんでいるんだな」

ということが、よく伝わってきます。


ところで、業者と話をしていると、

「この人は本当に家づくりが好きなんだなあ」

と感じることがあります。

彼らの共通点は、自分の家づくりに誇りを持っていること。

勉強熱心で、努力を怠りません。

また、他社の家づくりを頭から批判せず、良い部分は素直に認めています。

「あなたには当社の家づくりは合わないと思います。

 A社の方が合っていると思いますよ」

と、自分の損得を抜きにして、お客さんにより良い方法を提案できます。


逆に、儲けるために家づくりをしている人は、話しても楽しくありません。

彼らは、断熱性、気密性、耐震性、金額といった数字の話が多く、

他社の短所を批判して、自社の長所をアピールするのが好きです。

確かに、数字で説明されるとわかりやすいですよね。

でも、そんな業者は、他社と数字で比較されるだけです。

そんな方向性だとストレスが溜まりやすそうで、他人事ながら心配です。

住宅会社の営業マンの離職率が高いのは有名な話ですが、

そんなことも理由の一つかもしれませんね。


といっても、自分の家づくりに、こだわりや誇りを持っていない業者は、

数字しかアピールポイントがありません。

しばらく会話すると分かるので、そんなことを意識しながら話してみてください。


話は変わりますが、多くの業者はOBを招待したイベントを開きます。

OBとのつながりを維持し、

リフォームや友人紹介の受注を受けることも目的の一つです。

この時、たくさんの人が集まり、とても盛り上がる業者もいれば、

閑古鳥が鳴いて気の毒になる業者もいます。


私の知人は、OBを招待したイモ掘りイベントに出掛けたことがあります。

掘ったイモを焼いて食べるだけなのですが、子どもたちは大喜びです。

大人も、他のOBとのつながりができるのが楽しいとか。

彼は、他のOBを通して業者の人間性を確認し、

自分の業者選びに間違いはなかったと感じています。


一方、別の知人は、数人しか集まっていないOB会に不安を感じ、

「この業者、大丈夫なのかしら」

と不安になったそうです。


OBさんは、打ち合わせから引き渡しを経て、

アフターサービスの様子まで、全てを知っています。

もしあなたが、OBさんを介してそういった場に招待されたら、

じっくり観察してみてください。

1対1で事務所で話すのとは違う面を発見できるだけでなく、

複数のOBさんと直接話ができる数少ないチャンスです。


「どうせなら、家づくりが大好きで、

 お客さんと信頼関係を築ける業者にお願いしたい」

と思うのは、きっと私だけではないでしょうね。

 

 

では、また。

 

 

 

 


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