新居での生活をイメージできますか?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2010年2月28日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

今現在を見つめましょう。

“住んでいる場所”“住んでいる家”“住まい方”・・・。

そして今現在から少しずつ先に目を向けていきましょう。

今の不満や良いと思っていることは、これからのライフスタイルの

変化で大きく変わってきます。

『今』から『近い将来』まで、家族の時間を進めてください。

もちろんライフスタイルが予定通り変化していくとは限りません。

でも、漠然とどこに住みたいか・・・などと考えるよりは

ずっと現実的ではないでしょうか。

でしたね。

 

今日は、“住んでいる家”についてです。

◆住まいづくりを考えているあなた

マンションが良いのか、戸建てが良いのか、

それともまだまだ借家住まいが良いのか、

と考えたと思います。   

それぞれにメリット・デメリットがありますね。

今の住まいに不満はあって引越しはしたいけれども、

次の住まいを決めかねている・・・というのが本音ですかね?

ここでも家族のライフスタイルの変化を考えていきましょう。

例えば、乳児を抱えての生活は大人だけの生活では

考えられないような些細な事が、大変だったり危険だったり

するものです。

建て売りの戸建て住宅の見学に行ったことがありますか?

急な階段があった記憶はありませんか?

キッチンやリビングは1階にあるので日常生活は1階で行い、

寝室や家具を置くのは2階という間取りです。

夫婦2人だけの生活では特に気になることはないかと思いますね。

しかし、乳児がいたらどうでしょう。

洗濯物を干しに、着替えを取りに、ちょっと本を取りに、と

1日に何度もこの急な階段を上り下りしなければならないのです。

赤ちゃんを抱きかかえて上り下りするんです。

危ないから赤ちゃんは1階に置き去りですか?

確かにちょっと物を取りに、というのだったら大丈夫かも

しれませんが、後追いをする時期は大泣きするでしょう。

何でも口に入れてしまう時期には少しでも目を離すことは

できません。

それに、夜寝かしつけた後「夕食の後片付けをしよう」

と思っても、もし目を覚まして階段から転げ落ちたらどうしよう、

なんていう心配もありますね。

色々と考えていくと、子育ての時期の忙しい生活にとって、

部屋のつながり方は大きな影響があると思いませんか?

 

◆もう少し先の事を考えてみましょう。

広告に載っている建て売り住宅の間取り図を見ると、

当たり前のように主寝室、子ども部屋が用意されていますね。

洋画などで小さな子どもが「ママおやすみなさい」と

1人で寝室に行くシーンを見かけますが・・・。

日本ではほとんどの家庭で子どもが寝付くまで添い寝をしたり、

寝たふりをしてみたりしているわけです。

川の字で寝ている家庭も多いでしょうね。

つまりある程度大きくならなければ独立した子ども部屋は

必要ないということです。

子どもの居場所は成長と共にどんどん変化していくものです。

それぞれの家庭で考え方が違っているので一概にこうですとは言えませんが、

子ども部屋になるべき部屋の確保とその時期、

その子ども部屋が完全に分離したものが必要なのかどうか、

というのはとても難しい問題ですよね。

 

◆住まいは何十年も家族と共に変化しながら住み続けるものですが・・・。

住居費が高い日本では、家族の変化や子どもの成長に合わせて、

賃貸住宅を何度も住み替えているという人もたくさんいますよね。

今現在感じている住まいへの不満や希望にばかりを目を向けていては、

これから長い間家族が本当に楽しく過ごせる住まいを手に入れることは難しいのです。

家族のライフスタイルの変化を考え、今住み替えが必要なのかどうか、

ということからもう一度家族で話し合うことが大切ですね。

では、また。

 

 

 

 

 

 

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