よく聞いてくれる人を選びましょう。

[ テーマ: 業者選びの秘訣 ]

2008年1月19日08:10:00

 

あなたが業者を選ぶ際の基準として、業者の聞き取り能力は欠かせません。


聞き取り能力は、社長との面談で判断できます。

社長が話す割合が2ぐらいで、あなたが8ぐらい。

これだといいコミュニケーションがとれ、要望もよく伝わるでしょうね。


また、上手な質問をしてくれるところを選びましょう。

例えば、

1「居間は何畳位欲しいですか?」

2「居間ではどのように過ごしたいですか?」


あなたは、どちらの質問がいいですか?

1の質問では、広さしかわからず、生活スタイルは伝わりません。

しかし、2の質問だと、生活の話になります。

生活スタイルを聞けば、ふさわしい広さや仕様、使い方もわかるでしょう。


普段の生活について質問する業者を選んでください。

もしそうでないなら、家に合わせた生活スタイルになるでしょう。


私は、よく聞いてくれる業者を選ぶようおすすめしています。

私の仕事は、これから家を建てる方と業者を引き合わせることです。

それで、「住まいの結婚相談所」というわけです。


ところで、

「選ばれる工務店と選ばれない工務店、その違いは?」

施主から選ばれる工務店と選ばれない工務店の違いは、ちょっとしたことです。

そうです。

施主の話をよく聞くかどうかなんですね。


選ばれない工務店は、自社の特徴を熱意を込めて説明します。

お見合いの間中、ずっと自分のことを話すのです。


しかし、選ばれる工務店は施主を理解するために、さまざまな質問をします。

その質問も、建物のことではなく、施主の生活についてなんです。

建物のことは、後でいくらでも話せますからね。

そして、自分のことは話さず、施主の話を聞くことに集中します。

もちろん、施主に建物のことを質問されれば簡潔に答えます。


結果、施主は、自分たちの気づかないことを引き出してくれると感じるのです。


施工技術力、設計力、デザイン力がいくらよくても、選ばれません。

また、人柄がいくら良くても選ばれないのです。


ですから、

いつも「施主の生活」に焦点を当て、「施主の幸せ」だけを考えてくれる業者を選びましょうね。

とにかく、施主の話をよく聞いてくれるひとがいいですね。

施主を理解することに努めてくれる業者です。


そういう人は、なぜという質問をします。

そして施主の思いを汲み取っていくんです。


あなたも、じっくり話を聞いてくれる人がいいでしょう。

説明ばかりする人はいやではありませんか。


おしゃれな暮らしがイメージできる話、

そんな話ができればいいですね。


では、また。