命と引き換えにするのは怖いものです

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2014年6月15日08:00:00

こんにちは、若松です。

 

前回、

より幸せに暮らせる家づくりをするために

「家族のどの要望を優先して、どの要望を削っていきますか?」

という問いかけをしました。


あの時、あなたは

「子どもの要望を優先しようかな」

と思ったかもしれませんね。

子どもの成長がきっかけで家づくりを検討し始めたのなら、

そう考えるのは当然のことかもしれません。


ですが、私の考えは違います。

私は、ご主人の要望を最優先にしてほしいと思っています。

その理由は、

自分の命を担保にして家づくりをするご主人を応援したいからです。


住宅ローンの契約内容の説明の中で

「契約者が死亡した場合、あるいは以下の病気で働くことができなくなった場合・・・」

とのくだりが出てきます。

この時、

「つまり、自分の命と引き換えにということか。

 払い終わるまで健康に生きていられるんだろうか」

と、たまらなく不安な気持ちになるとか。

そんな気持ちを抱えながら、毎日懸命に働いています。


定年退職するまで、

ご主人が家で過ごす時間は家族の誰よりも少ないかもしれません。

それは、それだけ家族のために頑張っているということ。

感謝と応援の気持ちを伝えるためには、

ご主人の要望を優先するのが一番だとは思いませんか?


子どもは、いずれ巣立ちます。

奥さんは、使いやすいキッチンは最低条件でしょう。

しかし、その他のことについては、

暮らしの変化に合わせて上手にアレンジしていくものです。

女性は器用ですからね。

ですから、ぜひご主人を優先してあげてください。

そうしたら、大好きな家でしっかり充電できたご主人は

明日もまた元気に出社してくれることでしょう。


業者によっては、子どもを優先した家づくりを提案する場合があります。

ずっとそこで暮らし続けるあなたがたご夫婦を後回しにして

子どもに合わせた家をつくるというのはおかしな話だと思いませんか?


業者は、ご夫婦を主人公にするより、子どもを主人公にしたほうが

ある程度パターンが決まっているので提案しやすいものです。

ということは、子ども優先の提案をする業者は、

業者に合わせた家づくりをしてほしいのだと解釈することもできます。

そんな業者が手掛けた家の10年後の満足度をぜひとも聞いてみたいものです。


住宅ローンを返済するため、万が一に備えて命を担保にし、

数十年間不安を抱えながら働き続けるご主人。

感謝と応援の意味を込めて、ご主人の要望を優先するというのは

とても素敵なことだと思います。

 

 

では、また。

 

 

 

 


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