幸せになれない家づくり

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2013年10月13日08:00:00

こんにちは、若松です。

 

早速ですが、

『家づくりは、あなたと家族がより幸せに暮らすため』でしたね。

これまで何度もお話ししていることなので、

「また始まったぞ~」

とニンマリしているあなたの顔が目に浮かぶようです。^^;


しかし、今もまだ『幸せになれない家づくり』をしている人がいます。

ほとんどの人が初めての家づくりだから、仕方のないことかもしれません。


ところで、幸せになれない理由としてよく耳にするのが、

 ●使った材料が原因で健康を害してしまった。

 ●素敵な家を建てることに一生懸命になりすぎて、

  実際の生活のことをよく考えていなかった。

 ●手持ちの資金を家づくりにつぎ込んでしまい、

  生活費を切り詰めなければならなくなった。

というものです。

「予算を抑えたいけど広さは欲しい」

と材料のレベルを落とすと、健康を損なう家になりかねません。

また

「ちょっと頑張れば何とかなる」

と考え、素敵な家を建てることにこだわったばかりに、

住み始めてから生活費に困ることもあります。

これでは、趣味を楽しむ心の余裕も無くなってしまいますね。


そのほかに

 ●それぞれの個室を設けたことにより、家族が疎遠な関係になってしまった

 ●夫婦の関係に変化が生じた

 ●親子の関係が崩れてしまった

という深刻な事例もあります。


部屋数が少なくて狭いアパートに住んでいると、

否が応でも家族全員と密接なコミュニケーションをとることになります。

しかし、ほとんどの場合、新築したら今より広い空間で暮らすことになりますよね。

そうなると、意識してコミュニケーションをとらないと、

家族との会話時間を保つことはできなくなるんです。


あなたの家族に、残業・部活・塾などで遅い時間に帰宅して、

一人で食事をする家族はいませんか?

その時、アパート暮らしなら、イヤでも同じ部屋に家族がいることでしょう。

でも、新築してほかの家族がそれぞれの個室にいたら、

翌日まで会うことはないかもしれません。

ついに手に入れた自分の城を満喫しているうちに、

個室で過ごす時間が長くなった子どもは、いくらでもいます。


あなたもご存知の通り、

会話する時間が減ると、たとえ家族でも心は離れていきます。

新築して今より広い家に住むということは、

家族とのコミュニケーションの時間が減りやすいということです。


そこを意識して、これからの生活を想像しながら家づくりを考えましょう。

でないと、今日の話が他人事ではなくなるかもしれませんよ。

 

 

では、また。

 

 

 

 


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