[ テーマ: 住まいづくり情報 ]
2012年10月14日08:00:00
こんにちは、若松です。
女性スタッフが、ママ友とお茶会をしていた時の話です。
その中の一人が、
「そろそろ家を建てたいな」
と言ったことをきっかけに、家の話が始まりました。
土地の話、自治会の話、近所付き合いの話・・・。
その中で、スタッフが特に興味を持ったのが、間取りの話です。
なぜなら、新築経験者5人の間取りが、面白いくらい似ていたからです。
その間取りとは
・1階・・・LDK・和室1部屋・浴室・洗面所・トイレ
・2階・・・夫婦の部屋・ウォークインクローゼット・子ども部屋・ベランダ・トイレ
というもの。
もちろん配置や広さは違います。
でも、ほかのママ友の家を思い出しても、ほとんどがそんな間取り。
異なるところは、和室の有無くらいです。
「偶然なのかな~」
と、さらに話が盛り上がったとか。
もしかすると、あなたが建てたいと思っている家も
同じような間取りですか?
そうだとすると、あなたも知らず知らずのうちに
『刷り込み』をされているのかもしれませんね。
私たちは、毎日多くの情報を目にしています。
間取りを考える時は、多くの情報を意識的に取り込みます。
その中で、インターネット・CM・折り込み広告・展示場など、
多くの情報源は、前述のような間取りを提案しています。
ハウスメーカーの『標準プラン』もそうですね。
そんな情報を何度も見ている間に、
私たちは『刷り込み教育』をされた状態になっているのです。
もちろん、その間取りが家族に合っているのなら何の問題もありません。
いずれ売却するつもりなら、万人向けの間取りなので有利でしょう。
でも、建ててから
「あれ?」
と暮らしにくさを感じる人が多いのも事実です。
間取りだけではありません。
「この暖房の方法は・・・」
「今どきの家というものは・・・」
「これからはエネルギーを効率よく管理しないと・・・」
と、多くの事柄について『刷り込み』がなされています。
ですが、その刷り込みは、あなたのためではなく、提案業者のためかもしれません。
例えば『歯磨き』のCM。
芸能人が、練り歯磨きを歯ブラシにたっぷりつけて磨いています。
でも、1回の歯磨きに使う練り歯磨きの量は、ほんのわずかでいいですよね。
なのに、CMでの量を信じてたっぷりと使う人もいます。
結婚後に相手の使用量が分かり、
それが喧嘩のタネになっている夫婦もいるくらいです。
子どもが
「だって、コマーシャルではたくさん使ってるじゃない」
と、お母さんを困らせることもあります。
このような分かりやすい刷り込みならいいのですが、
家づくりでは、沢山の刷り込みに直面するので、
いろんな場面で悩んだり迷ったりします。
刷り込みの内容は、相手方の提案の一つにすぎません。
それを理解して、自分の暮らしに合った家づくりを優先してくださいね。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
|この記事のURL│