[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]
2009年9月13日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、
意外と難しい照明器具選びについてでしたね。
パンフレットには種類がたくさんありすぎて、イメージは湧かないし、
どれがその部屋に適しているのかを選ぶことは、とても大変な作業です。
実際生活が始まってみると、「ここはほとんど使わないなぁ」とか
「付ける必要がなかったなぁ」というような照明もあるので、
なかなか難しいものです。
家具は部屋の雰囲気に大きく影響している、と以前書きましたが、
照明も雰囲気づくりに大きく影響しています。
インテリアとしての役割が大きい照明と、必要な“あかり”として
場所や種類を決めるべき照明の2通りあり、それぞれで“あかり”
の質や量が決まります。
この、あかりの特徴の違いを知ることと、部屋をどのように見せたいのか?
で種類と量も決まるのです。
でしたね。
今日は、照明方法とあかりの演出についてです。
◆ライフスタイルとあかり
あなたのライフスタイルを考えてみてください。
そのライフスタイルにあかりの演出を加えて想像してください。
例えば、ホームパーティを開くことが多い人は、
パーティのときのあかりの演出にごだわったり、
ホームシアターを映画館のようなあかりの演出にしたいと思いますよね。
家族団らんの時間を大切にしたい人は、帰宅後、食事して、
テレビを観て一日が終わり、ではもったいないですね。
TVを消してゆっくり音楽を聴いたり、お風呂あがりにテラスで
ビールを飲んだり、家族とゆっくり会話を楽しんだりと、
あかりの演出による今までとは違う時間の過ごし方はいかがでしょう。
新しいライフスタイルが発見できそうですよね。
◆照明方法の種類
照明方法には、部屋全体を照らす全体照明(主照明)と、
部屋の一部を照らす部分照明(補助照明)があります。
全体照明は、シーリングライト、ペンダント、シャンデリア、ダウンライトなど。
部分照明は、ブラケット、スポットライト、フットライトなどですね。
ホテルやレストランでは全体照明と部分照明を上手に合わせて使って
色々な雰囲気をつくっていますよね。
あなたが「落ち着くなぁ」と感じる場所の照明を
チェックしてみましょう。
カフェやお店に入って、素敵だなぁと思う照明があれば、
写真を(撮影が可能なら)撮っておくとよいですね。
◆ひとつの部屋で、色々な場面を楽しむためには?
ひとつの部屋にひとつの照明ではなく、いくつかの照明器具をつけて、
あかりを楽しみます。
例えば、10帖のリビングダイニングに、埋め込み式のダウンライト3つ、
壁につけるブラケットを2つ、天井のシーリング1つ、
食卓の上のペンダントを1つ、をつけたとします。
食事の時はペンダントとブラケットで料理をいただきます。
食事が終わったら、ダウンライトと、ブラケットでくつろぎます。
新聞を読む時はシーリングライトとブラケットをつけて、
ブラケットの下で読みます。
10帖の部屋の照明器具は、全部で7つ。
場面、場面を楽しむ演出効果を想像しただけで楽しくなりますよね。
◆身体に与える照明の影響
最近「夜寝られない」という悩みを持つ人が多いそうです。
就寝前に部分照明でくつろぐ時間は、適当な暗さで「眠り」へと
導いてくれるそうです。
就寝直前まで明るい状態だと、誘眠するホルモンが抑制されて
眠れなくなるんだとか。
明るい部屋で眠ると成長ホルモンが抑制されたり、
夜、赤ちゃんを明るい部屋で眠らせると大人になって
近眼になる確率が増える!?など、
照明は部屋の雰囲気づくりに影響を与えるだけでなく、
人間の身体にも少なからず何か影響を与えているわけですね。
明るさに慣れてしまっている人も、家族の趣味や団らんのために、
リラックス用のあかりの演出も考えてみてはいかがでしょう。
では、また。
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