[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]
2009年8月23日08:00:00
こんにちは。
住まいの結婚相談所の若松です。
前回は、
デザインや外装材に流行のある日本は、
今の流行でない家が古く感じられますね。
それに比べ、アメリカやヨーロッパの美しい街並みはとても素敵で、
何十年経った住宅でも古く感じないのはなぜ?
それは、デザインや素材に流行がなく長い間変わらないから。
定番が長い間ずっと愛されている、ということでしょう。
定番とは、その土地の文化や気候風土に適した素材やデザインなど、
昔から受け継がれているもの。
愛着を持ち手入れしていけば、古さは風合いや魅力に変わるのです。
でしたね。
今日は、セルフビルドについてです。
自分で自宅を造る、セルフビルド。
セルフビルドの目的、メリットは何でしょうか?
まず「コストダウン」が思い浮かびませんか?
住宅のコストは半分が人件費だとか。
自分で、家族で、仲間で造れば節約することができるはずですね。
でも一番の目的は、家族が共通の目的を持って一致団結すること、
「自分達の住まいづくりを楽しむ=我が家への愛着を高める」
ことでしょう。
それに「造りながら暮らす」ことで、家族のライフスタイルと共に
簡単に変化させていくこともできるんですよ。
例えば柱1本選んだり、出来上がると隠れて見えなくなる所も、
自分の目で確認することだって可能です。
◆セルフビルドのデメリット
デメリットは時間がかかること、それに建築作業は重労働だし、
一歩間違えば大事故の危険だってあります。
「セルフビルドってログハウスのことでしょ」
と思っている方、多いんじゃないでしょうか?
「セルフビルド」をキーワード検索してみましたが、ログハウスが
ほとんどでした。
確かに「自分でつくる=ログハウス」というイメージは強いですよね。
でも、ログハウスというと
「国産杉を使ったログハウスで田舎暮らし」も素敵だとは思いますが、
どうしても“輸入住宅”や“別荘住宅”というイメージがありますね。
家族と共に何十年も住まう住宅には、その土地の文化や気候風土に適した
素材やデザインの重要性を考えると、ログハウスを選ぶ方はあまりいないと思います。
では、例えば、在来工法をセルフビルドできるでしょうか?
在来工法とは、土台や柱、梁などで組み立てられる
日本の伝統的な建築工法のことです。
木材にミゾを刻んでかみ合わせる職人技が必要な工法で、
素人では難しそうですよね。
◆あなたにもできるかもしれないハーフセルフビルド
余程の覚悟がないとできそうにないセルフビルドですが、
最近注目されているのは、自分達で出来るところは自分達で、
専門的なところはプロに任せたり、サポートしてもいながら行ったり、
という「ハーフセルフビルド」という方法なんです。
これならば、家族で住まいづくりに参加できるし、
いざとなればプロがついているから安心ですよね。
週末には、家族で自分達の住まいの床板を貼る、壁を塗る、
タイルを貼るなんて素敵ですよね。
前回、前々回を思い出してくださいね。
家は消耗品ではないこと。
我が家にもっと愛着を持つこと。
そして、素人でもリフォーム、メンテナンスしやすい、
素材や仕上げにしておくこと、でしたよね。
ハーフセルフビルドで、家族の絆と家への愛着を深めて、
メンテナンスしやすい素敵な住まいを手に入れてみてはいかがでしょうか。
次回は、
具体的にプラン(間取り)を考えはじめると、
なかなかまとまらず難しいものです。
やっと決まったプランにお気に入りの家具を置いてみると、
何か違う? 似合わない?
というしっくりこない状況になったりします。
これでは快適な住まいとは言えませんよね。
そこで、「プランと家具を一緒に考えてみましょう」という話です。
では、また。
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