有害物質を避けるには?

2008年11月2日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。


今日は解決策について考えましょう。

まず、建材。

“合板”とか“ベニヤ”とか。

そういうものを多用しないように。

接着剤に有害物質が含まれてるからです。


それから、床下にはいろんな薬剤処理しますよね。

これは虫を寄せ付けない、もしくは殺すということは、人間にも影響が及ぶと言うことです。

ですから、なるべく、薬剤処理をしない方法を取ってくださいね。


土台は?

土台の部分、基礎ですね。

この土台の部分を防腐処理とか、防ぎ処理とかしてますよね。

腐らない、白アリが来ないというのは有害物質を使っているからです。

では、どうすればいいか?

「土台は薬剤処理をしてないものでお願いします。」

そう言えば、業者は他の方法を示してくれます。

もし、

「うちはできません」

「責任がもてません」

って言う所は、やめておいたほうがいいですね。


ビニールクロスは?

当たり前のように使われていますが、壁の仕上げ材です。

これらはほとんど、ビニールで石油から作られてます。

また、接着剤、少しですが有害物質が含まれてます。

これもやっぱり体によくないですよね。

なるべく、ビニールクロス以外で検討してください。


塗装は?

色を塗る場合、これも有害なものを使わない。

無害なものを使う。

 
畳だって?

最近、畳の部屋が減ってきてます。

しかし、畳も、着色料だったり、防腐、防菌、防虫処理をした薬漬けのものが出回っています。

それらは工業畳と呼ばれてます。

そんな畳の部屋に寝転がっていたら、体に良いわけないですね。

ですから、畳もできたら自然の畳にしてください。


内装材は?

日本では大体9割がビニール系のものでできてます。

それに比べてドイツなんかでは逆なんです。

9割、紙が使われています。

体には害が及ばないですね。

日本でしたら、土壁に漆喰仕上げなどがあります。

これは害を及ぼさないうえに、湿気を吸ったり吐いたりしてくれます。

また、悪臭を吸ったりも。

人間にとっていい役割を果たしてくれます。

ただ、建築期間が長いという問題点はあります。

でも、その後の生活する時間を考えたら、どちらがいいでしょう。

3ヶ月、4ヶ月長くかかろうとも、その後、何十年も快適に暮らせるんです。

それとも、その後いろんな心配しながら生活するのと。

どちらがいいのか、それはあなたが判断してください。


高気密・高断熱は?

最近、よく聞くのが、高気密、高断熱。

これはちょっと考えなければいけません。

年中快適な温度で暮らせる点は評価できます。

しかし、長時間密閉された部屋では、有害物質の濃度が高くなるんです。

まあ、それで、24時間換気が義務付けられたわけですが。

一見、いい法律のように思いますよね。

24時間換気できない家は建てられないんですから。

でも、ちょっと考えてください。


何故、24時間換気が義務づけられたか?

それは、建材のほとんどは石油製品が使われていて有害物質を含んでます。

それが室内を汚染してるんです。

だから、そういう部屋で生活していると、シックハウスの症状が出るんです。

そして、シックハウスになった人が、大手ハウスメーカーを訴える。

そういう裁判は、ことごとく負け続けてたんです。

このままずっと訴え続けられると、公の話になる。

そうなれば、信用台無しですよね。

もちろん裁判に負け続けて賠償すると、利益も圧迫される。

そんな背景があり、24時間換気を義務付ける法律が出来たんです。


でも、日本の法律って不思議なんです。

その法律が施行されると、それ以前に建てた家については一切責任を問えなくなるんです。

そんな隠れた事実があるんです。

だから、今では、法律施行前に建てられた家はどんなに症状がひどくても、もう訴えられません。


それで、高気密・高断熱については、ほどよい断熱、ほどよい気密がいいのでは?

日本の気候風土にあった家。

土壁で漆喰仕上げ、そういう自然素材で家を建てる。

そうすれば、適度な換気ができます。

では、また。