機能性より大切にしてほしいものがあります

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2014年8月3日08:00:00

こんにちは、若松です。


ここ数年、家に機能性が求められる時代になったと実感しています。

断熱性・耐震性・省エネ・創エネ・・・。

求められるレベルは、どんどん高くなっていますね。

災害はいつ起きるか分からないので、

その日に備えて準備をしておくのは、とても良いことです。

ただ、不思議なことに、私たちは機能性だけで選ぶことはできません。

私が思うに、機能性と同じくらいに大切なものが他にあるからです。


さて、答えは何だと思いますか?

価格ではありませんよ。

その答えは『感性』です。


機能性だけを追求するなら、マンションでも建売住宅でも構わないはずです。

むしろ、購入前に完成品のスペックを確かめることができるので、

そちらの方が安心できるでしょう。


なのに、多くの人は一戸建てを新築したいと思っています。

それは一体なぜでしょう。


その理由は、家族がより幸せに暮らすため、

自分らしく快適に過ごせる場所が欲しいからです。

『自分らしく』=感性

『快適に』=感性プラス機能性

という感じですね。


ちょっと想像してみてください。

あなたは、新居に合うソファーを探しに家具屋さんに出掛けました。

店内には、電動リクライニング機能を備えたソファーなど、

実に沢山の種類のソファーがあります。

もしあなたが機能性を重視するなら、カタログを見比べればいいだけです。

しかし実際には、デザインや座り心地、家族が利用する時の様子など

いろんなことを想像したり考えたります。

その時の選択基準は、

感性2:機能性8になることもあれば、

感性9:機能性1になることもあるでしょう。


改めて考えてみると、人間って面白いものです。


私たちの感覚は複雑で、自分ですら言葉で表現するのが難しい場合もあります。

だから、そんな心情を理解してくれる業者を探さないと、

思うような家づくりができないことがあるのです。


彼らの表面だけを見ていては良い業者選びはできません。

営業マンだけを見比べても、見積もりや図面だけを見比べても探せません。

今までに建てた家を見せてもらったり、

そこに住んでいる人に話を聞いたり、代表者と話し込んでみたり。

そんな手間暇をかけることによって、その業者の能力だけでなく、

感性までもが伝わってきます。


正直なところ、そこまで手間暇をかけて業者選びをするのは大変なことです。

しかし、そこに何十年も住み続けることや、

住み続けている間は業者との関係が続くことを考えると、

手間暇をかける価値は十分にあると思います。


あなたはどう思いますか?

 

 

 

では、また。

 

 

 

 


追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。