現場観察の時は、五感をフルに働かせましょう

[ テーマ: 業者選びの秘訣 ]

2014年7月13日08:00:00

こんにちは、若松です。

 

あなたの家の近くに、新築現場はありますか?

その現場に対して、何か感じたことはありますか?

もしかしたら

「土曜日も早朝から作業の音が響いて、せっかくの休日なのに朝寝坊できない」

「いつも路上駐車しているから、邪魔で邪魔で仕方ない」

となどと不快に感じたことがあるかもしれませんね。

あるいは、

「作業している人は、目が合うと会釈をしてくれる」

「いつもきちんと片付いていて、とてもきれいな現場だと思う」

といった具合に、好感を持ったことがあるかもしれませんね。


新築現場を見ると、業者の人間性がよくわかります。

ですから、現場前をゆっくり歩いて通り過ぎたり、

作業者に話しかけるなどして、しっかり観察してみてください。

現場で作業する人の中には、見た目が怖くて声が大きい人もいるので、

話しかけるのに勇気がいるかもしれません。

しかし、見た目と話した時では印象が違うことが多いので、

できるだけ話してみることをお勧めします。


専門知識がないと、その家づくりに使われている材料の善し悪しはわかりません。

大工の技術力の違いも、よくわかりません。

しかし、身だしなみや対応する様子を通して、相手の人間性を知ることはできます。

現場の雰囲気から、その業者の姿勢が伝わってきます。

そこから得られる直感的な感想は、結構本質をついているものです。


ご近所さんの中には、

「朝から晩までラジオの音と作業に悩まされて、窓を閉め切って過ごした」

「休み時間になると煙草のニオイがして、くさくて仕方なかった」

というように、施工中の業者に対する不満を施主にぶつけてくる人がいます。

それが原因で、入居の挨拶に行った時点で敵視される事例もあるのです。


逆に、ご近所さんとの良い関係を築けた業者なら、

引っ越し早々敵視されるようなことにはなりません。


・路上駐車をしない

・現場でタバコを吸わない

・常に整理整頓され、きれいな現場を保つ

といった基本的なことがしっかりできない業者は、

丁寧で間違いのない仕事をきちんとできるとは思えません。

私なら不安に感じます。


依頼したい業者に出会えたら、ぜひ施工現場をチェックしてください。

その業者に尋ねたら場所を教えてくれるでしょう。

ただ、事前に知らせてから訪れては実態が分からないので、

ある日突然、フラッと立ち寄ってみましょう。


大切なのは、『普段の現場を観察する』ということ。

さて、あなたの五感は、そこから何を感じるのでしょう。

 

 

では、また。

 

 

 

 


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