[ テーマ: 住まいづくり情報 ]
2014年1月12日08:00:00
前回、困ったときの相談相手についての注意点をお話ししました。
●住宅業者
「当社で家を建てればあなたの悩みは解決されますよ」
という答えしか返ってこない。
●公共機関・金融機関
第三者の立場で応対してくれるが、
特定の業者に関するつっこんだ情報は得ることができない。
●友人・知人・親戚
家を建てた経験があっても、専門的な知識を持っているわけではない。
そのため、話を鵜呑みにするのは危険がともなう。
といったケースがあるんでしたね。
アドバイスを受ける時は、十分に注意して下さい。
ところで、『家づくりの正解』というものは1つではありません。
それぞれの家庭の状況に応じて、それぞれの『正解』があります。
だから、家づくりは何度やっても難しいんです。
優れた技術力も持つ業者でも、聞き取り能力が足りなかった場合、
その家族にとっての正解といえる家づくりはできません。
ここで必要になるのが、あなたの行動力です。
利害関係のある人に相談をすると、
その人に有利になる答えが返ってくるかもしれません。
それは、あなたにとって不利な答えかもしれません。
また、あなたが
「プライベートをさらけ出したくない」
と躊躇していると、当たり障りのないものしか得られません。
今以上に幸せになる家づくりをするためには、まず
「自分と家族は、そこでどんなふうに暮らしたいか」
ということを、自分がしっかり把握しておく必要があります。
それを柱にしておくと、いろんな人に相談しても、
いろんなアドバイスを受けても、そうそうブレることはありません。
だって、自分に合ったアドバイスを取捨選択するだけでいいんですから。
といっても、簡単そうに見えて、じつはこれが難しいんです。
相手のアドバイスに従った結果、
予算オーバーになって生活が苦しくなるなど、
自分たちの暮らし方に合わない家づくりをしてしまうことがあります。
だから、
「自分と家族は、そこでどんなふうに暮らしたいか」
ということを何度も何度も考えてください。
小さなことまでイメージできるようになると、その柱はぶれにくくなりますよ。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
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