検討対象に「建築家」は含まれていますか?

[ テーマ: 失敗しない住まいづくり ]

2013年12月22日08:00:00

こんにちは、若松です。

今日は建築家についてお話しします。


建築家の主な仕事は、『設計』と『工事の監理』です。

実際の工事は、あなたか建築家が依頼した工務店が請け負います。

建築家によっては、いつも同じ工務店に依頼する場合もあれば、

設計に合わせて工務店を使い分ける場合もあります。

いずれにせよ、自分が直接施工することはありません。


『工事の監理』というのは、現場責任者とは違います。

現場責任者は、依頼された工務店の作業者が担当するもので、

建築家が行う『監理』は、

・指示通りに作業がなされているか

・計画通りに作業が進んでいるか

といったことをチェックするものです。


これだけ聞くと、

「現場責任者と建築家の二重チェックがあれば心強いな」

と思いますよね。

確かにその通りです。

ただ、建築家と工務店という2つの業者がいることで、

逆に意思の疎通が難しくなることもあります。


例えば、あなたと直接話した建築家は、

あなたの意図を理解しやすいですね。

しかし、それを建築家が工務店に伝える時、正しく伝わらないことがあります。

こんな時は「言った、言っていない」というトラブルになりがちなので、

変更を依頼する時は、その都度書面に残すなどの配慮が必要になります。


また、それぞれが仕事を分担する関係で、

コストが増えることもあります。


ただ、一般的な建築家はデザイン力や設計力が優れていますから、

こだわりの家づくりをしたい人には、とても魅力的ですよね。

技術力はあるけどデザイン力が足りない工務店と組めば、

あなたの希望以上の家づくりができるかもしれません。


そう考えると、ハウスメーカーや工務店だけでなく、

建築家についても、もっと知っておきたいですね。

そこで次回は、良い建築家を選ぶ方法をお伝えします。

 


では、また。

 

 

 

 


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