[ テーマ: 業者選びの秘訣 ]
2013年8月11日08:00:00
いろんな業者のホームページや広告を見ていると、
その業者がどこに力を入れているかがよくわかります。
ローコスト、健康、エコ、耐震性など
それぞれにアピールポイントがありますね。
これから家を建てたい人にしてみれば
災害に強くて省エネで、
自然素材を使った体にいい家を、とことん安い金額で建てられたらベストなのでしょうが、
それはなかなか難しい注文ですよね。
ところで、私は、
「家づくりとは家族がより幸せに暮らすために行うもの」
と考えています。
そのために最低限必要な条件は
「家族が健康に暮らせること」
だと思うんです。
以前、シックハウスが大問題になった時期がありました。
今でも、シックハウス問題が完全に無くなったわけではありませんよね。
ですから、あなたが家族の健康を守りたいのなら、
その業者がどんな建築部材を使うのかを、きちんと調べてください。
規制の範囲内で化学物質を使っている建材で家づくりをしているのか、
自然素材の比率を多めにして家づくりをしているのか。
それとも全てが自然素材なのか。
自然素材といっても、ある程度加工しているものもあります。
加工していると、その素材の能力が損なわれることもあります。
特に気になるのは調湿能力です。
調湿能力は、結露やカビから家族を守るためにも大切ですが
家を傷みにくくするためにも大切な能力です。
建材を乾燥させる過程によっても調湿能力は変わるので、
素材にこだわる業者は、
そういった点もしっかりチェックして木材を購入しています。
そうそう、最近人気が高い珪藻土も、塗る厚さによっては
その能力を最大限に発揮できないこともあります。
薄く塗っただけの珪藻土は気休めにもなりません。
それに、珪藻土の下地も気になります。
下地は自然素材で無いケースが多いそうですから。
このように、家づくりで隠れてしまう部分は、
あなたが後で確認することはできません。
業者を信じるしかありません。
ただ、やっかいなことに、建材メーカーの説明をうのみにして、
本物ではないものを本物の自然素材だと信じて使う業者もいるとか。
建材をチェックする作業は、間取りや外観を決める作業と違って
とても地味な作業です。
だから、もしかするとあなたには
それほどこだわりを持てない部分かもしれません。
「国の基準をクリアしてるんだったら、それでいいよ」
と思っているかもしれません。
ですが、家族の健康を守りたいなら、
そこは大切なチェックポイントです。
合成着色料と合成保存料を使って、見た目がきれいで長持ちする食品は
体に良いとは思えません。
見た目が素朴で賞味期限が短いものでも、
素材や品質を重視して作られた食品は、あなたの健康に役立ちます。
家づくりも同じだと思いませんか?
では、また。
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