就寝中、泥棒が入りました。

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2012年11月4日08:00:00

こんにちは、若松です。

 

女性スタッフの友人宅に泥棒が入りました。

友人宅は、スタッフの家の2軒先にある一戸建てです。

侵入口は、その日に限って閉め忘れていたリビングの窓。

外には砂利が敷いてあり、

玄関の横にセンサーライトもあります。

道路に面しているので、人目につきやすい場所だそうです。


室内は荒らされておらず、

複数の場所に保管していた現金だけがなくなっていました。

だからその友人は、外出前に財布の中身を確認した時まで、

被害に気付かなかったようです。

警察官が来て、指紋採取を始めた時に泥棒が侵入したことを実感し、

恐怖で足が震えてしまったとか。


実は、そこ(泥棒に入られた家)に行くには、

スタッフの家に隣接した道路を通らないと行けないそうです。

ということは、

犯人はスタッフの家に侵入できるかチェックしたかもしれません。

それを考えると、スタッフはゾッとしたと言います。


その日以来、スタッフは寝る前に2回以上施錠確認したり、

雨戸を閉めてみたり、

貴重品の保管場所を変えてみたり、

深夜の物音に不安を感じたり・・・

と落ち着かない日が続いているそうです。

裏庭の草抜きをするわずかな時間も、

1階の全ての鍵を閉めないと不安だと言います。


泥棒に入られていないスタッフでさえそんな状態ですから、

その友人はもっと深刻です。

「子どもと家にいても落ち着かない」

「休日に夫が一人で出掛けようとすると、

 家族のことを考えていないようで、自分でも驚くほど腹が立つ」

「築1年の家だが、もうここには住みたくない」

と、いろんな不安をスタッフに語ったとか。


被害に遭ってから1か月が経ちますが、

そよ風が心地良い日も、天気の良い日も、

その友人の家の窓は締め切ったままだそうです。

心の問題ですから、

落ち着くまでにどれだけの時間がかかるかわかりません。

 

「あなたが住む〇〇県では、侵入窃盗が〇件発生しています」

と言われても、どこか他人事ではありませんか?

空き巣に限らず、交通事故や他のトラブルもそうです。

自分や親しい人が経験して、

初めてその恐怖や辛さを実感するものです。


最近の家づくりでは、『1階はLDKで寝室は2階』

というパターンが多いですね。

外観を見るだけでも、

「この家には和室がなさそうだ。

 ということは、1階は夜になると誰もいなくなるな」

と簡単に分かります。

そんな家庭は、現状の防犯対策で大丈夫なんでしょうか・・・。


留守中の『空き巣』も怖いものですが、

在宅中に忍び込まれる『忍込み』や『居空き』はもっと怖いものです。

焦った犯人が、家族に危害を加えるかもしれません。

「赤ちゃんが泣かないように」

とガムテープで口を封じたために赤ちゃんが亡くなってしまった、

という悲しい事例もあります。


ですから、新築する時には場所や間取りを考慮した、

十分な防犯対策を施してください。

ちなみに、23年度の大阪府では、

一戸建ての被害は侵入犯罪の80%を占めています。

その半分以上が無施錠の窓からの侵入です。


一度でも犯罪に遭うと、心に深いキズを負います。

あなたや家族がそんな思いをしなくてすむよう、

適切な防犯対策を考えてくださいね。

 

では、また。
 

 

 

 


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