融資を申し込む時にウソをつくと・・・。

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2012年4月1日08:00:00

こんにちは、若松です。

 

私は「資金計画」の大切さについて、頻繁にお話しています。
 
「住宅資金」「老後の資金」「教育資金」
 
どれも大きな金額が必要です。
 
その他にも、車のローンや車検といった、定期的に必要な出費もあります。
 

お金を賢く使おうと考えることはいいことですよね。
 
でも、無駄な出費を抑えようとして、
 
ちょっと困ったことを業者に相談する人がいるんです。
 
それは、住宅ローンを借りる時、
 
住宅に関連しない「車」などの購入資金を上乗せして申請しようとする人です。
 

以前は、そんな借入が黙認された時代もあったようです。
 
ひょっとしたら、今でもあるかもしれません。
 
ですが、これは本来やってはいけないことなんです。
 
場合によっては、融資の取り消しや、融資金の即時返済を求められるんですよ。
 

それだけでも大変ですが、コトはそれだけでは終わりません。
 

その申請に、建築業者が関わっていたのなら、
 
建築業者は融資機関の信用を失います。
 
そうすると、その金融機関とは取引をできなくなるかもしれません。
 
誰だって、信用できない人とお金の取引なんてしたくありませんからね。
 

もし小さな工務店だったら、その出来事が原因で倒産するかもしれません。
 
そうすると、その工務店で家を建てたOBさんは、
 
これからのアフターサービスを受けられなくなります。
 
被害の輪は、どんどん広がります。
 

これまでの慣習や、セールスのテクニックとして、
 
こんな方法を勧めてくる営業マンもいるようです。
 
もしあなたがそんな会社に出会ったら、絶対に依頼してはいけません。
 
そんなことでしか顧客を獲得できない会社です。
 
他にやましいことをしていても不思議ではありません。

 

「営業マンが言っていることだから正しいことなのね」
 
なんて勘違いしないでくださいね。
 

ところで、世の中には、犯罪的な手段で
 
融資を受けようとしている人がいるようです。
 
業界紙(日経ホームビルダー)に載っていた例には
 
 ・養子縁組などで姓を変える
 
 ・源泉徴収票などを改ざん・偽造する
 
 ・独身だと断られやすいので、婚約者が存在するかのように偽装する
 
 ・預金残高を虚偽申告する
 
 ・雇用実態を偽装する
 
 ・申請後の転職・退職を報告しない
 
 ・不動産売買契約の金額を水増しする
 
 ・工事請負契約の金額を水増しする
 
というものがありました。
 

なぜ業界紙に載っていたんでしょう。
 
「こんな方法で契約をしている業者への警告だろうな」
 
と思いませんか?
 
「お客さんがこんな相談を持ちかけてきても、断固として断るべきです」
 
と記されていましたが、私には
 
「こんなことをしている業者は、今すぐにやめなさい」
 
という警告にも感じられたんです。
 

融資金は、家族の大切な家をつくるためのお金です。
 
正々堂々と融資を受けて、コツコツと返済していきましょう。
 
だって、返済中数十年もヒヤヒヤしたくないし、
 
「得をした」
 
なんて喜ぶような人間になりたくもありません。
 
それに何より、そんなことで幸せな暮らしを得られるとは思えませんからね。
 


では、また。
 

 

 

 


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