スマートハウスって、ご存知ですか?

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2012年3月11日08:00:00

こんにちは、若松です。

 

最近、「スマートハウス」という言葉を耳にする機会が増えましたね。

スマートハウスとは、IT(情報技術)を用いて

家庭内のエネルギー消費を最適な状態に制御された住宅のことです。

具体的には、太陽光発電システムや蓄電池などのエネルギー機器の最適化や、

家電や設備機器などの消費電力のコントロールをします。


この「スマートハウス」に関心を持つ人が増えています。

節電の影響から、エネルギーを作り出すことの必要性を感じているのでしょう。

ほんの少し前までは、太陽光で発電した電力を蓄えることはできませんでしたよね。

しかし最近は、家庭用の蓄電池の販売も始まり、導入する人も出てきました。

とはいっても、現在の蓄電池は恐ろしく高額なのですが・・・。

私は、もう少し観察しておこうと思います(笑)。


さて、富士経済の調査によると、スマートハウス関連の世界市場は

2020年には18兆5293億円になると予想されています。

政府も、

「高断熱化に限らず、自然エネルギーを住宅やオフィスに取り込んでいくことで

 エネルギー施策の一端を担っていくようにしたい」

として、低炭素循環型社会(スマートシティー)を

少しでも早く実現したいとのこと。


そのため、フラット35の金利引き下げの継続やエコポイントの復活などで、

環境に優しい家づくりを応援しています。


ある調査によると

「消費税が増税される前に、計画よりも早く建てよう」

と考える人は6割もいます。

数千万円の買い物ですから、前倒ししたくなるのは当然です。

しかし、建てることが目的になり、慌てると失敗するので気をつけてくださいね。


現在の省エネ基準(平成11年度基準)さえ、

現在の新築住宅の4割程度しか対応していません。

そんな状態で、新しい基準をつくろうとしているのですが、

仮に基準ができたとしても、業者が対応できるかわかりません。

危惧する声も多いんです。


スマートハウスが普及するためには、電機業界の動きがカギになります。

創エネ、蓄エネ、省エネを連携させるために、各機器の規格の統一が必要になるからです。


現在、スマートハウスに適用できる標準規格は存在しています。

エコーネット規格と呼ばれるものです。

この規格に基づいた家電はあるのですが、販売結果が悪かったために、

今では三菱電機のエアコンなど、ごく一部での採用しかされていません。


住宅業界の準備は進んでいます。

あとは電機業界の動向を見守るだけです。

節電生活はこれからも続くでしょうから、普及に向けて動きを早めてほしいものです。


長期優良住宅とかスマートハウスとか、住宅業界の変化は早いですよね。

しかし、中には勉強不足の業者もいますから、

慎重な業者選びをしてくださいね。

 

では、また。

 

 

 


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