建築現場は、その会社を現します。

[ テーマ: 住まいづくり情報 ]

2012年2月26日08:00:00

こんにちは、若松です。


三連休がある時は、完成見学会や展示場でのイベントなど、

沢山のチラシが入ります。

子どもが小さい頃は、ミニ動物園や工作教室のイベントに行ったものです。

タダで遊ばせてもらいつつ、見学者の様子を観察するのが楽しみでした。


でも、その会社の本質をチェックしたいなら、

建築中の現場を観察するのが一番です。

なぜなら、あなたの家を建てる時、その現場の様子が再現されるからです。

路上駐車・喫煙などのマナーや、現場の整理整頓の様子など、

現場でしか分からないことは沢山あります。


一軒の家を建てるには、基礎工事から始まって、

じつに多くの専門業者が関わりますよね。

それぞれ会社が違うので、全員を教育するのは簡単なことではありません。

だからこそ、どの工程の作業をしていても、

いつも現場はきれいで、路上駐車が無くて、作業員のマナーも良くて・・・

という業者は、とても信頼できると思いませんか?


ここで、実際の取り組み例を紹介しますね。

 ・建物と敷地を1日5回掃除して、常にきれいな状態を保つ。

 ・現場の土の部分にブルーシートや人工芝を敷き詰めて、

  建物が汚れないようにする。

 ・建物が雨で濡れないように、毎日ブルーシートで建物全体を覆う。

 ・路上駐車をしないために、現場近くに駐車場を借りる。

 ・書類や建材についた煙草のニオイは消えにくいので、

  現場だけでなく、会社全体を禁煙にする。

 ・現場の様子に興味があっても、質問しづらい人のために

  現場前に資料を置いておく。

 ・夜遅く、仕事帰りに見に来る施主さんとやり取りができるように、

  職人との交換ノートを吊るしておく。

などなど。


小さな工務店など、モデルハウスを持たない業者は多いですよね。

彼らの場合、現場の一つ一つが、自分たちを知ってもらう大切な場所なんです。

また、モデルハウスを持っている業者でも、

現場の大切さを知っている人たちは「現場きれい」を心がけています。


一生に一度の、数千万円もの大切な家を建てさせていただく、

という気持ちがなければ、なかなか続けられないことでしょう。


また、きれいな現場では、事故やケガが少ないのです。

さらに、意識の高い職人が多いので、質の良い仕事ができます。

そんな彼らの中には、営業マンでもないのに、

現場のご近所さんから仕事を受注することもあるとか。

「あなたなら、我が家のリフォームをおまかせできるわ」

って。


現場前を通るときには、車でも自転車でもなく、

ぜひ歩いてください。

意中の業者でなくても構いません。

いろんな業者を見ることで、見る目を養ってみましょう。


営業マンの印象で決めた人は、施工中の様子を見て、

「こんな会社に依頼しなければよかった」

と後悔する人もいるんです。

お散歩がてら、どんどん見学してくださいね。  


では、また。

 

 

 


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