[ テーマ: 住まいづくり情報 ]
2012年2月13日13:00:00
こんにちは、若松です。
今回は、住宅ローンの繰り上げ返済についてお話します。
新居で生活しながら貯蓄をし、繰り上げ返済をする人は多いですね。
繰り上げ返済では
・返済期間を短縮する。
・返済期間は変えず、月々の返済額を減らす。
のどちらかを選ぶことができます。
お得感で選ぶのなら、返済期間短縮型がおススメです。
さて、繰り上げ返済は、早ければ早いほど得をするのですが、
忘れてはいけないことがあります。
それは、万が一のための備えです。
あなたの病気・怪我など、不測の事態に備え、
半年程度は貯蓄だけで生活できるような体制を確保してください。
また、今後のメンテナンスに備えた貯蓄をしておくことも必要です。
メンテナンスに無関心で、繰り上げ返済を繰り返していると、
必要なメンテナンスができなくなるかもしれません。
メンテナンス費用をローンに頼らないような資金計画を考えましょう。
ところで、住宅ローンを借りる際、
複数のローンを組み合せる人がいます。
その場合、金利や残高・残存期間によって、得をする額が変わってきます。
一般的には
・返済期間が長いもの
・金利が高いもの
・借入残高が多いもの
を優先して繰り上げ返済をすると、よりお得です。
ですが、残高が少ないものを終わらせて、
月々の負担を軽くしたいという場合もありますよね。
そんな時は無理をせず、お得感が減っても、
残高の少ないものから終わらせましょう。
繰り上げ返済で大切なことは、お得感にこだわり過ぎないことです。
ライフサイクルで確認したように、
この先まとまったお金が必要になる時期が来ます。
その時に、新たなローンを組む羽目にならないよう、
余裕を持った資金計画を心がけてください。
さて、期間短縮をする場合の
もう一つの注意点にお気づきでしょうか?
それは、
「住宅ローン控除を受けるのなら、
10年以上のローンを組まなければならないこと」
です。
もし税金還付を10年間受けたいのなら、ローンの返済期間に注意してください。
これまでローンを支払った期間と、残存期間の合計が10年以上ないと
控除対象外になってしまいます。
利息の額と、税金の還付額を比較して、よりお得な方を選ぶといいですね。
最後に、「繰り上げ返済の手数料」についてお話しします。
手数料は、ゼロから5万円程度必要なところまで、さまざまです。
また、繰り上げ返済金額に制限を設けている場合もあります。
住宅ローンを選ぶときには、金利だけでなく、
繰り上げ返済についてのチェックも忘れないでくださいね。
では、また。
追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。
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