どうすれば熟睡できるのでしょう?

[ テーマ: 失敗しない住まいづくりの秘訣 ]

2010年6月27日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、住環境と病気には深い関係があると言う話でした。

家を快適な環境にするなら病気を防ぐことができます。


さて、前回の続きですが、2つ目の問題は、家の間取りです。

私が子どもの頃は、子ども部屋がありませんでした。

田の字型で、ふすま一枚で全部が繋がっている、そう言う家でした。

だから、今のような個室はありませんでした。


それが、戦後、プライバシーを重視した家になりました。

個々の独立した部屋とLDKと言うプラン。

しかも、それぞれの部屋が狭くて、密閉された空間です。

だから、窮屈で精神的な圧迫を受けているんです。


それと、睡眠が充分に取れない家って結構あるんです。

食事を取らないと体が動かせません。

同様に、睡眠だって充分寝ていないと休息が取れません。

だから、頑張って働こうと言う気持ちにならないんです。

 

では、どういう環境が一番熟睡できるか?

参考になるのが超高級ホテル。

一泊1万円ぐらいじゃダメですよ。

5万円以上するようなホテルです。

そう言うホテルに泊まると、とても快適に眠ることが出来ます。

ベッドはもちろん、音も照明もそうです。

遮音性に優れているので、静かです。

カーテンを閉めれば、真っ暗になります。

真っ暗で音がしないこと。

それが快適に眠るための条件です。


自宅でも工夫すればそれは出来ますよね。

音がするなら耳栓をする。

暗くしたいのであればアイマスクをする。

そうすれば熟睡できる環境になり、ゆっくり休息が取れるので病気になりにくい。

先日も少し触れましたけど、音とか日当たりとか臭いとか風通しとか。

これらのことに気をつけて考えてください。

あまりそういうことを考えずにやってる人が多いですね。

日当たりや風通しは皆考えます。

しかし、臭いとか、音とかいうのは案外気にしないようですね。


実はそういうことがストレスの原因になっているんです。

一日中、騒音がしてたらやっぱり落ち着かないですし、安らげないですよね。

 

それから、最近の家は、日本の気候に強制的に対処する家になってます。

暑さ・寒さや湿気対策は機械が行っています。

日本は、特に湿気が多いので、湿気対策は自然にできるほうがよいですね。

その点、昔の家はそれができていました。

自然に、柱や壁や天井が湿気を吸ったりはいたりしていました。

そういう家だと病気も起こりにくいんです。

しかし、強制的に機械が湿気の無い環境を作るから、他に影響が出るわけです。

 

それから、薬剤処理が挙げられます。

例えば、シロアリ駆除。

虫を殺したり寄せ付けなかったりするわけですから、他の生物にも影響があります。

もちろん、人間も自然界の一部ですから、少なからず害を受けます。

ですから、なるべくそういうのを使わない方法を考えてくださいね。

 

次に考えなければいけないのが、日本の法律。

日本の戦後の住宅施策はハウスメーカーに有利に進められてきました。

ハウスメーカーにとって都合の良いような法律が作られてきたんです。

逆に、法律の規制によって伝統的な日本建築が建てられなくなってます。

現代は技術や経験がなくても、そこそこの家が建てられるんです。

非常に残念なことです。


それから、家の環境ももちろん大事なんですが、家以外でも生活してますよね。

例えば、職場や学校。

その住環境も考慮しないと、そこで悪い影響を受けます。

私が通った小学校ですが、入学当時は木造の校舎でした。

だから、隙間風が入ってきて冬は寒かったんです。

しかし、居心地がいい。

卒業する頃に初めて鉄筋の校舎に移りました。

新しい校舎は、殺風景で寒々としていたのを覚えています。

建物自体が死んでいると言った感じでしょうか。

 

ところで、鉄筋コンクリートの校舎の方が木造校舎に比べて、

生徒は集中力がなくキレやすい。

そういう報告があります。

木造のほうが精神的にも健康的な生活が送れるんですね。

だから、今、木造校舎が見直されています。

 

結論として、病気とお家には非常に深い関係があるということです。

身体的にも精神的のも病気になりにくり快適な住環境を考えてくださいね。

次回は、良い子に育てる家づくりについてお届けします。

では、また。

 

 

 

 

 

 

 

追伸 感想や質問などのメールは大歓迎です。

このメールに返信してくれれば、私に直接届きます。

ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。