住環境と病気にはどんな関係があるのか?

[ テーマ: 失敗しない住まいづくりの秘訣 ]

2010年6月20日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、失敗しない住まいづくりのポイントを話しました。

不動産価値を考えて家づくりをする事。

短期的な計画だけでなく中長期的計画も立てる事。

家づくりの目的を明確にする事。

確かな情報を取り入れる事。

相談相手を間違わない事。

これが、住まいづくりで失敗しないための5つのポイントです。

 

今日は、家と病気の因果関係について話します。

実は、住まいは病気とすごく関係があります。

病気と言うと、シックハウスを思い浮かべると思います。

しかし、シックハウスはほんの一部で、もっと大きな問題があるんです。

 

ところで、質問ですが、戦後最大の欠陥商品はなんでしょう?

住まいの話してるわけですから、想像がつきますよね。

そう、最大の欠陥商品は、家なんです。

その責任の大半は、ハウスメーカーと国の政策にあります。

日本は戦後、焼け野原になり住むところがありませんでした。

ですから、早くたくさんの家を用意しなければいけなかったんです。

それで、プレハブ式の住宅が開発され、それを政府も後押ししてきたわけです。

いかに早く大量に家を供給するかが最大の課題でした。

そういう点においては目的を果たしました。

しかし、一方で沢山の問題も起きました。

その一つが、病気です。

 

さて、病気と言うと、興味深い話があります。

あなたが初めての病院に行ったとします。

その時、医者はどんな質問をしますか?

おそらく、

「どうされましたか?」

って聞かれますよね。

日本では。

しかし、スウェーデンは違うんです。

スウェーデンの医者は、どうしましたかとは聞きません。

「あなたはどんな家に住んでますか?」

これが最初の質問です。

なぜなら、その人の住環境が分かると、病気の原因が分かるからです。

 

例えば、日当たりが悪い、風通しが悪い、狭い、不衛生、悪臭がする、騒音がする。

こういう家に住んでたら、元気な人でも病気になりますよね。

だから病気というのは、医者に行く前にすべきことがあるわけです。

多くの原因が建物に起因してるんからです。

 

さて、その家が抱えてる問題は3つです。

まず、使っている建材です。

問題を起こしてる建材は、ほとんどが工業製品です。

塩化ビニールのクロスなど、石油を原料としている製品です。

接着剤も有害物質を含んだものが多いですね。

こうした工業製品の建材が、身体的、精神的な病気を起こしているんです。

これが1つ目の問題です。

 

残り2つの問題は、次回話しますね。

今日は、住環境と病気には深い関係があると言う話でした。

では、また。

 

 

 

 

 

 

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