相見積もりは最善な手段ですか?

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2010年1月24日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、

「相見積もり」で、迷わず冷静に比べることは難しいことです。

業者、担当者が違えば、違った家が出来上がるでしょう。

その見積もりの(中身)を正確に知ることは、私達にはできません。

また「見積りだけでも出させてください」とか「見積もりは無料です」など、

一見親切そうではありますが、“無料”な訳がありませんね。

あなたの住まいづくりのプランを立てるためには、

まず、あなたの希望を聞き、毎日の生活の流れや趣味なども考えます。

つまり、時間も労力も相当かかるんです。

「お見積もり無料」の裏側を知ってくださいね。

でしたね。

 

今日は、『相見積もり』が最善な手段なのか?を考えましょう。

 ・何社かの業者さんにお願いしたものの、訳がわからなくなってしまった。

 ・「見積もりは無料」と言ったけど、営業担当者に契約を迫られて困った。

前回お話したように、各社各様まったく違った内容では、

比べることができず、何が良いのかわかりませんね。

あなたが「私は将来○○○のような生活を家族で楽しく送りたいので、

※※※のような家を建てたいんです」というような“希望”や“好み”などが

はっきり決まっているのであればよいのですが・・・。

ただ、いくら勉強したり研究したつもりでも、自分の“希望”や“好み”を

自分自身で知り、そして整理できている人はなかなかいませんね。

だから「こっちも良さそう」「あれも素敵」と話がまとまらないんですよね。

 

前々回、相見積もりをする理由を何点か挙げましたが、

その中の、

 ・安く購入したいから。

 ・相見積りを出させて、安いほうにしようと考えているから。

この2点は、よく聞く話ですよね。

しかし、こういう考えで相見積もりをした結果、業者を決めて

成功している人はあまりいないようですね。

例えば、あなたが3社の相見積もりを取ったとします。

そのことを知った2社は、途端に見積もりが安くなりました。

「それなら、はじめから安くしてほしいなぁ」

「こんなに金額が下がるなんておかしい。信用できない!」

と私なら思うのですが、あなたはどうですか?

正直な打ち合わせ、正直な見積り、をしている会社なら、

あなたが相見積りをしようとしまいと同じ価格で提案してくれる

のではないですか?

 

◆見積もりに振りまわされすぎないで!

家電製品と住宅との違いは何だったでしょうか。

どこで買っても性能に大差の無いのは大量生産品である

家電製品。

あなたと他の人が同じ会社で建てたとしても、

金額や性能は全く違うものなのが住宅。

それからどんなに良い材料を使っても、それを使う職人の腕が

悪ければ良い家はできませんよね。

 

◆ここまでお話すれば・・・

「相見積もり」が信頼できる会社を選ぶための最良な手段

とは言えない、ということがわかりますよね。

信頼できる会社かどうかは、相見積もりを取ったり、会社紹介の

パンフレットを見たりしても見極めることは難しいということです。

やはり現場見学会などに何度も参加し、社長の人柄、担当者の人柄、

実際に建てている職人さん達の人柄を、時間をかけて知ることですね。

では、また。

 

 

 

 

 

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