金額だけで決めないでください。

[ テーマ: 家族が幸せになる住まいづくり ]

2010年1月17日08:00:00

こんにちは。

住まいの結婚相談所の若松です。

 

前回は、相見積もりとは?

家を建てるとき複数の会社に図面と見積もりを出してもらい

業者を決定するやり方のこと。

保険の加入時や引越しをどこの業者に依頼するかなど、

住まいづくり以外にも行っていることです。

一番身近といえば、家電製品なんかを買うときに、

メーカーや、性能、値段、値引きや額などを比べて

購入を決めるのと、似てますよね。

見極めるために行う相見積もりですが、内容がそれぞれ

違っていてどう比較してよいのか?と迷いませんでしたか?

保険会社や引越し業者や家電製品は失敗したとしても、

「次回からは依頼しない」で諦めがつきますよね。

大抵の人が“人生で1度限り”の覚悟で行う大事な住まいづくりを

「ただなんとなく」とか「納得したつもり」で、決めてよいのでしょうか?

でしたね。

 

今日は、「目の前に提示された金額に惑わされないで!」の話です。

◆どうすれば相見積もりで迷ず、冷静に比べることができるでしょうか?

「比べること」は難しいと思います。

業者や担当が違えば違う家が建ちます。

ですから自分の希望が明確に整理されていない人は、あれもいい、これもいい、

と振りまわされてしまうんです。

こういう人は見積もりの前に、まだまだ考えなくてはいけない事がありますね。

それから、

例えば、カレー1人前1000円のお店とカレー1人前800円のお店。

あなたならどちらのお店に入りますか?

安いほうがお得なような気がしますよね。

では、このカレーの中身を覗いてみましょう。

無農薬で有機栽培の野菜を使った1000円のカレーと、

農薬たっぷりの野菜を使った800円のカレー。

中身を覗くことができれば、皆、少し高くても無農薬で有機栽培の

野菜を使ったカレーを選ぶんじゃないでしょうか?

以前、農薬入り餃子や、野菜や肉を国産と偽って実は外国産を使用していた

というのを、毎日のようにTVや新聞で目にしましたよね。

それは、消費者である私達には中身まで知ることができなかったからです。

本当の中身を知ることができれば、どちらが良いのか選ぶことができますよね。

住まいづくりも同じです。

残念なことですが、“相見積もりの時だけ段階を安く見積もりしておく”

とか“工事で手を抜く”というような業者も実際にいるんです。

 

◆前回「なぜ相見積もりをするのか?」の理由を挙げましたが、その中で、

 ・安く購入したいから。
 ・相見積りを出させ、安い所でしようと考えているから。
 ・見積りだけでも出させてほしいと言われたから。

というものがありましたね。

この場合の“見積もり”は大抵“無料”で行われているわけです。

「お見積もりは無料です」

一見親切そうに感じますよね。

しかし、実際に見積もりを出すってとても大変な作業なんです。

ある程度の住まいづくりのプランを立てなければできませんから、

かなりの時間と労力がかかります。

やはりそこにはお金が発生しているんです。

ではなぜ“無料”なの?

簡単です。

その業者で契約をしたお客様が、見積もり料金を払っているからです。

例えば、10人に見積もりを出して、1人契約したとします。

その1人が他の9人分の見積もり代も払っているんですよ。

契約した人はそのことを知らされていませんけどね。

会社ですから、ちゃんと利益を得るようになっているんです。

 

次回は、

今回で話しきれなかった、

「そして、そもそも相見積もりって、有効な手段なの?」です。

では、また。

 

 

 

 

 

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